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芸能盛んな沖縄!那覇文化芸術劇場「なはーと」も開場!こけら落としで名作「琉球史劇」も「琉球歌劇」も「現代沖縄芝居」の上演もありません!

2021-11-04 10:32:18 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他
つまり沖縄の芸能も異化しつつあるようです。https://www.nahart.jp/《サイトを見てビックリ。ACOの下山久さんたちのリッカリッカフェスタが貸し切りなんですね!会場費無料?沖縄芝居はどうしたの?》

定番の名作琉球史劇も琉球歌劇も現代沖縄芝居も上演されないのですね。まぁ「首里城明渡し」とか沖縄芝居実験劇場で次々上演された作品もなしですね。演出家幸喜良秀さんと大城立裕さん、真喜志康忠さんたちが構築した現代沖縄芝居の一つでも再演されたら良かったのだが、ソフトへの助成金がまず軟弱ということでしょうか。骨太の新作沖縄芝居を持ってくるくらいの力量もない「なはーと」の幹部のようです。

一方で中央の狂言界の大物野村萬斎さんと、国立劇場おきなわ芸術監督で新作組踊や新作沖縄芝居の創作、演出、役者で頑張っている嘉数道彦さんとのジョイントで狂言「三番叟・唐人相撲~なはーと編~」をぶっつけてきました。人間国宝の野村万作さんも出演との事!楽しみですね。中央とローカルな沖縄とのつながりです。人間国宝の野村さんは芸大でも指導してきた方で、萬斎さんは国立劇場おきなわでも狂言の公演を何度かやっていますね。つながりは長いという事でしょうか。

組踊の「まるむん」の要素を取り入れて新作組踊を創作してきた嘉数さんの力量がどう儀礼曲の三番叟に沖縄の笑いを加味するのか、興味深いです。
こけら落としの予算がどれほどか、知りたいですね。

中央の人気のある伝統芸能者や現代演劇の演出家とのコラボによる新しい創造空間ができるのは期待は持てますが、沖縄の現代演劇や伝統演劇に持続的にかかわってきた芸能者にスポットを当てる視線が弱い気もします。イノベーションが問われているのですが、「なはーと」の方向性が中央のパフォーミングアーツと沖縄の伝統芸能や現代劇とのコラボによる、弁証法的に見ると止揚(アウフヘーベン)の方向性を持っているということになるのかもしれませんね。しかしそうコラボが何度もできるわけではないので、ローカル沖縄の独自のパフォーミングアーツ全体への目配りはどうしても必要でしょう。

従来の那覇市民会館は「沖縄芝居」の大掛かりな舞台のすばらしさに目を見張りました。国立劇おきなわの大劇場は、名作「琉球史劇」にあまり魅力のない空間です。スケールが小さい!「なはーと」はどれだけ大衆演劇の沖縄芝居に考慮しているのだろうか?ちょっと疑問です。国立劇場おきなわでは堪能できない琉球史劇は「なはーと」の十八番になっていくかと期待しているのですが~。「琉球歌劇保存会」や「俳優協会」、また「組踊保存会」「琉球舞踊保存会」の伝承者などがそろって、名作史劇をぜひ上演してほしいものです。

さて12月12日の一回限りの公演でチケトは完売とのことです!昼夜公演で座席はコロナ対策で半分の席で2回公演ですので1600席のチケットが売れたことになります。
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後で関連記事など掲載します。
昨今、ほとんど沖縄のテレビ、新聞、ラジオにアクセスしていないので、地元の情報にうらしま花子になっています。やばいですね。ネットで新聞購読をしなければです。沖縄の芸能界もいろいろと華やいできているのでしょうか。気になる情報も入ってきますが、どの組織もなるほどのところがあって、興味深いです。うらしま花子は、地元の情報をアクセスしなければです。




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