セプテンバーミーというバンドを知ったのは今年のONTAQの時。
でも当時、他のバンドと見る時間が被っていて見ることが出来ませんでした。
実を言うと、これまで行こうと思っていたバンドの対バンにセプテンバーミーの名前があったのでこれまでも何度か行きたかったのですが、その度にいろんな都合で行けずじまいで。今回「絶対的未来奇譚」というアルバムを聞いた時に「ああ、良いな」と思ったのがきっかけ。スケジュール的にも何とかなったので仕事帰りに行ってきました。
この日は対バンライブで他に「神はサイコロを振らない」「ANGRY FROM REBIRTH」「Amelie」というバンドも出演していました。今回この日のライブに行くことを選んだのは対バン相手が一度見てみたいバンドだったからというのもあります。確かほとんどONTAQに出てたんじゃないかな?でも、全部見れなかったんですよね。それにジャンルが違っていて、良い意味で三者三様で面白かったです。
【神はサイコロを振らない】
福岡でまだ21歳位の男4人組。ivy to fraudulent gameやLAMP IN TERRENみたいな叙情的なロックで「秋明菊」位しか知りませんが終始音の残響や余韻が響き渡っていたバンド。
【ANGRY FROG REBIRTH】
ボーカルが失踪している状態で一体どんなライブをやるんだと気になっていました。前のバンドからは一転してハードコアやラウドロックなサウンドで、一番バーミーからジャンル的に離れてるバンドだと思うけど、楽曲そのものはメロディーを活かした曲が多くてそこまでジャンルの違いを気にすることはなかったかな。「LOVE YOU」「60億の翼」とかPVにもなってる曲やってくれましたが、これをきちんとしたバンドの形で見れなかったのが残念で仕方がなかった。本人たちが一番悔しいと思うけど。
【Amelie】
ONTAQでFIVE NEW OLDと被って行けなかったバンドですね。でも入場規制出たのは知ってるので人気なんだろうと思ってました。最初JUDY AND MARYみたいなイメージがあったし、今回の対バンの中では一番盛り上がっていたと思います。バンドもONTAQ以来の福岡と言っていたのでまあ来れて良かったです。これも前のバンドとは一転して「メグリメグル」「君が為に鐘は鳴る」「ヒーロー」等明るい雰囲気に包まれた爽やかなロックンロールでした。が故に自分の好みの音楽ではないので、もう追いかけていくことは無いのかなと思います。
【セプテンバーミー】
1.妖怪ダンス
2.27club
3.彼女inワンダーランド
4.夕闇とサイレン
5.幽霊ダンス
6.テレキャスターマジック
ENCOLE
EN-1 逆回転するハッピーエンド
満を持してのバーミーです。セトリは間違ってるかもしれないけど。なんか、もうちょっと聞きたかったなみたいなところで終わったんですよね。ライブの方はほぼ日常茶飯事的にライブを行っているだけあってこの手の短い時間で効果的な選曲や盛り上げ方を知り尽くしているんでしょうね。僕も新しいミニアルバムは好きなので、というかきちんと聞き始めたアルバムなので、その曲を中心にライブの定番曲を諸々組み込んでいく、フェスやイベントでやるのとあまり変わらない長さの選曲でした。まあ、もうちょっと聞きたかったってバンドからするともっとライブに行きたくなるようなライブをしてくれたからっていう意味でもあるんですけどね。
バンド名もそうですが、MCにしろ何にしろ言葉遣いが凄い独特だなと思いました。楽曲で言うと「妖怪ダンス」「幽霊ダイブ」とかタイトルがして凄いですけど、歌詞がロックンロールとか出てくるのでタイトルに惑わされることなかれってところです。で、ドラムの女の人が突っ込みを返すという。メンズがまるで尻に敷かれてるような関係性をイメージしました。面白かったですけどね。話を戻すと歌詞がUNLIMITSが文学的だとするとこっちはなんか暗号的というか、よくこのメロディにその言葉を使ってくるなみたいな感想ですね。「夕闇とサイレン」という曲は対バンではやらないんじゃないかと思っていたので、まさかお気に入りの曲ですと言ってやってくれるとは思いませんでした。全体的にアップテンポの曲で盛り上がり、最後はテレキャスターマジックをぶちかましつつ、アンコールで綺麗にまとまって終わった感はあります。もっと掘り下げていったバンドの世界も見たいなと思いつつ、次はフルセットでもう少し見たいところです。
で、このブログを書いてる頃にココナッツ先輩の脱退が発表されました...お~いと思いましたがなんか新しいことを見つけたということで、本当にお疲れ様でした。でもあの赤メッシュは正直...。
4/29
1.Un deux 2.咀嚼 3.鱗 4.Phenomenon 5.Cause of ficklness 6.hidden one
7.RETURNER~闇の終焉~ 8.暁月夜-DAY BREAKERS- 9.心雨 10.濤声 11.輪郭
12.斬~ZAN~ 13.Chain repusion 14.Midwife 15.vandal 16.禍夜想
17.懐春 18.Behind a vacant image 19.Sustain the untruth 20.空谷の跫音 21.zephyr
22.THE FINAL 23.DOGMA 24.UGLY 25.The Negative One 26.The inferno 27.Revelation of mankind
27.てふてふ 28.銀ノ月 29.月の杯 30.EVOKE
31.MASTER KEY 32.HAPPY UNBIRTHDAY 33.Wings Flap 34.aftermath
35.focus 36.雪月花-The end of silence-
7/16
1.ゴーストシップラブストーリー 2.RIDE OR DIE 3.鱗
4.Phenomenon 5.Cause of fickleness 6.トビスギ(Don't Do It)
7.懐春 8.濤声 9.Behind a vacant image 10.てふてふ 11.zephyr 12.the whirl
13.パパパ 14.Chain repusion 15.Midwife 16.NEW PSYCHO PALALYZE
17.マッドシュリンプス 18.The Negative One 19.Revelation of mankind
20.The inferno
21.MARMALADE CHAINSAW 22.完全犯罪彼女 23.友情 24.夏夜のマジック
7/24
1.咀嚼 2.Chain repusion 3.DIFFERENT SENSE 4.DECAYED CROW
5.暁 6.業 7.獣慾 8.鴉 9.THE BLOSSOMING BEELZEBUB 10.DIABOLOS 11.So in Vain
12.Bonnie Butterfly 13.ゴーストシップラブストーリー 14.闇夜のキャラバン
15.完全犯罪彼女 16.純愛、故に性悪説 17.ビジョン 18.Parental Advisory Explicit Content
19.悲しくなる前に 20.ノー・チューンド 21.UNDYING
7/30
1.Behind a vacant image 2.Bonnie Butterfly 3.闇夜のキャラバン
4.懐春 5.濤声 6.Phenomenon 7.トビスギ(Don't Do It) 8.てふてふ
9.INSIDE BEAST 10.Cause of ficklness 11.The inferno 12.NEW PSYCHO PALALYSE
13.The Negative One 14.Revelation of mankind 15.UNDYING
16.完全犯罪彼女 17.ビジョン
8/5
1.elisabeth addict 2.Bonnie Butterfly 3.INSIDE BEAST
4.Phenomenon 5.Cause of ficklness 6.The Crime to Cradle 7.懐春
8.Behind a vacant image 9.DOGMA 10.ヘドロ 11.NEW PSYCHO PALALYSE
12.Revelation of mankind 13.UNDYING
14.完全犯罪彼女 15.MARMALADE CHAINSAW 16.八方塞がり美人 17.友情
8/11
1.Un deux 2.13 new ache 3.INSIDE BEAST 4.UGLY
5.Phenomenon 6.Cause of ficklness 7.The Crime to Cradle 8.てふてふ
9.13STAIRS[-]1 10.白き優鬱 11.懐春 12.濤声 13.Behind a vacant image
14.Bonnie Buttefly 15.Chain repusion 16.NEW PSYCHO PALALYSE
17.Revelation of mankind 18.The inferno 19.UNDYING
20.かすみ 21.八方塞がり美人 22.完全犯罪彼女 23.友情
8/20
1.空谷の跫音 2.ジュブナイル 3.Behind a vacant image 4.Chain repusion
5.The inferno 6.鱗 7.純愛、故に性悪説 8.FLOATIN' 9.Phenomenon
10.Missionary 11.懐春 12.BACK TOGETHER AGAIN 13.濤声 14.海辺
15.てふてふ 16.夏夜のマジック 17.禍夜想 18.咀嚼 19.Midwife
20.Cause of ficklness 21.完全犯罪彼女 22.サイクロン 23.Greed Greed Greed
24.Revelation of mankind 25.INCUBUS 26.DOGMA 27.UNDYING
28.友情 29.サーカスナイト 30.ナツノヒカリ 31.八方塞がり美人 32.Un deux
33.MARMALADE CHAINSAW 34.ファンファーレ 35.EVOKE 36.夏の終わり 37.ocean
8/27
1.quarter life 2.Behind a vacant image 3.GREED 4.DEVIL 5.-273.15℃
6.THE BLASTED BACK BONE 7.NEW PSYCHO PALALYSE 8.melt 9.the whirl
10.STILL ECHO 11.Missionary 12.懐春 13.BLIND 14.SHADOWZ 15.GALLOWS
16.完全犯罪彼女 17.Revelation of mankind 18.DOGMA 19.from the end
20.CULTIC MY EXECUTION
21.FROZEN 22.THE FINAL 23.A GLEAM IN EYE
10/8
1.Aokage 2.Behind a vacant image 3.LOTUS 4.zephyr
5.F.A.K.E 6.FLOATIN' 7.mama said~ハタラキッバ~ 8.THIS COMA
9.懐春 10.濤声 11.輪郭 12.終点 13.Rx Overdrive 14.Cause of ficklness
15.The inferno 16.Revelatin of mankind 17.詩踏み 18.UNDYING
10/22
1.悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱 2.太陽と砂漠のバラ 3.ナツノヒカリ 4.手紙
5.mama said~ハタラキッバ~ 6.ストロボ 7.STILL ECHO 8.BACK TOGETHER AGAIN
9.More 10.Missionary 11.懐春 12.終点 13.八方塞がり美人 14.完全犯罪彼女
15.F.A.K.E 16.Revelation of mankind 17.詩踏み 18.流転の塔 19.輪郭
10/29
1.悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱 2.ナツノヒカリ 3.手紙 4.LOTUS
5.FLOATIN' 6.mama said~ハタラキッバ~ 7.Phenomenon 8.てふてふ
9.懐春 10.濤声 11.GLASS SKIN 12.禍夜想 13.咀嚼 14.月の杯
15.NEW PSYCHO PALALYSE 16.Cause of ficklness 17.Chain repusion
18.Revelation of mankind 19.The inferno 20.詩踏み
21.鵠 22.HAPPY UNBIRTHDAY 23.ファンファーレ
11/5
1.悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱 2.太陽と砂漠のバラ 3.ナツノヒカリ 4.手紙
5.FLOATIN' 6.mama said~ハタラキッバ~ 7.ストロボ 8.STILL ECHO
9.サーカスナイト 10.More 11.Missionary 12.懐春 13.濤声 14.海辺
15.夏夜のマジック 16.夏の終わり 17.Wants 18.Dream&Breeze
19.SONIC DRIVE! 20.The Course of Life 21.Save Us... 22.終点
ただの足跡
結果的に3日連続となった連休の俺の生活。
こんな時こそ外出に羽を伸ばしたり違う場所に行ってみたり誰かと会ったり...と思うことはあるけど、結局元々決まっていたライブに必ず行くと決めた気持ちに変わりはなく。なんかこれだけライブに行くと、自分はどこか他人とネジがずれているんじゃないかと思うこともあります。3日連続ライブのラストはDroogのワンマンライブ。まさか2日連続で同じ会場で見ることになろうとは....
彼らのライブは飯塚第4倉庫で見た2011年のキングブラザーズ主催のライブ以来約5年ぶり。そもそもその時は音楽性が自分には合わないと思っていたから以後全く聞くことは無かったんだけど...。これはある日YouTubeでほかのバンドの映像を見ていた時にリンク先に「終点」のMVが出ていて、その「終点」が凄く好きだった。あの歌い方とあのメロディー、どこかおちゃらけていて、どこか寂しそうな、それでいてガレージのようなあの感じ。その後「命題」というアルバムを聞いた時に、昔lynchの「SHADOWS」というアルバムを聞いた頃に似た既視感を覚えたんですよね。「SHADOWS」も当時lynchを全然知らなかった時初めて聞いたアルバムで、楽曲ごとにキャラクターが異なってました。でも、すごくアルバムとしてまとまっていて、結果的に後々「歌モノ」アルバムと言われているみたいだけど、それでも一番聞き込んだアルバムでした。「命題」を聞いたときに、ああなんか聞かせる感じの曲が多いな、というのが第一印象。で、バリエーションが広いなと思ったのがその次。最終的にずっと聞いていけるアルバムだなって結論。ライブに行くことをその時決めました。
超満員という訳でもなかったけど、6割位埋まったQueblick。
ライブの結論から書くと、「ロックンロールってこんなに楽しいこともあるんだな」って感じたライブでした。色々余計なこと感じずに純粋に音楽を、ロックを楽しめば良いと言われてるように。5年前見た時はなんか毒々しい印象だったけど、この日のライブは何より4人が無邪気にロックを、ライブを、目の前の空間を共有することを楽しんでいる...世界観や拘りきった個のモノが生き残っていく最近の音楽の中で、先入観を持たず、余計なことを考えなかったライブは初めてでした。
新譜の「TOKYO SUBMALINE」でぶっ飛ばしたオープニングから、「Loser」「ロックンロール以外は全部嘘」等頭4曲盛り上げながらの序盤。「Johnny&Vicious」「カルト・スターに憧れて」のようなハードな曲もありつつ、でも、個人的に一番ハイライトだったのは、中盤からの「B級ブギー」「オールドロマンス」「晩夏のブルース」「こわれても」「血まみれでも君は美しい」「夜明け前」とアルバム曲が立て続けに演奏されたパート。特に中盤のパートは1曲1曲鮮明に覚えています。1曲1曲の存在が際立っていたから。セットリストの「流れ」の中に埋もれるのではなく、しっかりと主張している楽曲たち。アルバムタイトルが「命題」と名付けられている意味を、その時ふと感じました。ライブで演奏される度にいろんな方向にバンドの世界を広げてくれる楽曲たちだと思います。なんというか、過去の曲と「命題」の曲って、全然同じバンドの曲を思えないほど雰囲気が違うんですよ。過去の曲はガレージっぽい感じが出てたけど、「命題」の曲はむしろメロディーだったり歌詞が凄い耳に飛び込んでいる曲が多いし、何より曲調が違う。もっと言うとこれが彼らの「オリジナル」なんじゃないかとさえ感じるんです。
「夜明け前」の後は激しい曲のオンパレードで、途中でギターの人のシールドのテープが剥がれて補修しなおすという中断めいたパートもありつつでも、「Neon Sign」「LOVE SONG」やラストの「命題」まで盛り上がりまくって、結果ほとんど記憶にありません。
アンコールの1曲目で演奏された「終点」。この時にアルバムの雰囲気の違う理由が分かった気がして。
MCで言ってましたが、メジャーとの契約が切れてどうするかを考えた時に、4人でツアーをしていくことを決めて、アルバムを出すことにした。今の自分たちには福岡ではこの箱でやるのが精一杯だった。でも、ここから上に這い上がっていくから、みたいな内容の話をしていました。部外者の自分には分からないけど、このアルバムは、音楽の中に一層人生観が投影されていて、それが自然と曲調の変化に反映されていたのかなとも思います。「終点」って、「底辺」のことも指しているんでしょうけど、歌詞的には誕生してここからまた始まるよ、オマエの話がみたいな内容なんで、むしろ「始点」でもあると思います。そして、音楽を続けていく、ロックンロールを続けていくことが彼らにとっては「命題」になった..のかなって。「人類」で「いざさらば書を捨てよ」だったかな?最後は新曲「青い道」で終幕。
楽しかったとか書いたけど、実はすごく人間臭い男たちのライブだったなと。でも、やっぱり楽しかったんですよ。人生かけてロックンロールしようとしてる人たちがここにまたいたんだなって。だから上に行けんじゃないかと。「命題」は確実にDroogにしかないものが鳴っていると思うから。なんか、そういうオリジナルな音を出してる人たちは応援したいです。そんな裸なロックンロール、最高でした。
この後友達と待ち合わせして夜11時まで飲んで帰りました。少し特別な休日になりました。で、翌日風邪をひきました。
このライブは当初行く予定ではなかったのですが、というよりそもそもバンド自体知らなかったのですけど、Queblickのフライヤーで10月に行われる公演をチェックして気になるアーティストを調べていた中で出会ったバンドです。ボーカルとドラムが女性で弦楽器隊が男性という珍しい構成に興味惹かれつつ、アルバム「U」が好みにストーン!と来たので行くことに。
生憎の雨でしたが、それも一興かなと思いながらQueblickへ。会場は7割位埋まってた。
よくよく掘り下げてみるともう10年位のキャリアを積んでいるということにも驚きつつ。
SE
1.ボーダーライン
2.ラストダンス
3.フランジア
4.孤独へのシグナル
5.ロンリーブルー
6.さよならバタフライ
7.ナイトクルーズ
8.迷走スパイラル
9.アネモネの夢
10.あなたへの月
11.月光
12.月アカリサイレース
13.シャーベット
14.最後の言葉
15.プリズム&ブルース
16.茜唄
17.蒼
18.最終列車
19.リリー
20.いまのこと
ENCOLE
21.15の夜(尾崎豊)
22.ハロー
23.クローバー
このバンドのライブに行きたいと思ったのは、メンバー構成もあるんですけど、一番はあの激しいバンドサウンドと見事に乗っかっているメロディーの旋律さが際立っていたから。もっと言うとポップというよりは哀愁気味な処。あと、歌詞。
「ラストダンス」というリード曲に「悲しみの夜と歌うセレナーデ」とか「未来は黒い絶望に染まってく」という詩があるんですけど、初めて歌詞カード見た時に、凄いなと。こんな歌詞見たことないと思って。それにアルバム聞いてると楽曲ごとの言葉が突き刺さってくるんですよね。今の音楽って歌詞もメロディーの一つというか、余り言葉に意識が向いたりはしないけど、久々に歌詞をじっくり読みこんだバンドってUNLIMITSだったんですよ。だから、ライブ行ってアルバム曲堪能しようって流れ。
YouTubeで視聴するとモッシュやらダイブが起こっていたので一体どんなライブになるんだろうと??が浮かびながらの開演でした。
初めてだし、ぼっちだし、「U」以外の曲も知らないんですけど、比較的「U」の流れに沿ったセットリストで、合間に過去曲を挟み込んでいくという展開でした。後々調べてみると結構各アルバムから何曲か演奏されていて、しかも主題曲ではない曲だったりもしていたので「へえ」と思いましたが。「ぼっち」ネタでドラムの人が煽ってたのは面白かったですけどね。
あのやっぱ歌詞なんですよね、このバンドは。だってキラキラしていないというか、華やかな曲でも明るくないんですよ。なんかにわか明るくな感じで、すべての歌詞に哀愁じみた感触を覚えるというか...なんでここまで寂しい想いを抱えているんだろうと。聞いてて切なくなりましたね。で、呼応するかのように全体的にソリッドな音で攻めまくっていくからその哀愁じみたものが余計に浸透していく。
それでも、中盤のバラード箇所で「月」がタイトルに乗った曲が3曲演奏されたり、「シャーベット」ではドラムとボーカルが逆転して、何故かグラサンかけながら歌うという少し余興めいた箇所が飛び出したりと、ライブでしか堪能できないような光景も見れました。
だから、ほかのバンドでは味わえない「UNLIMITS」としてのライブがこれだ!というのが表現されていたステージだったと思います。
いちいちMCとか覚えてないですけど何故かアンコール付近でモッシュが出てきた時には若干焦ったな。
それでも最後皆で笑顔で去っていったっていうのが、すべて物語っていたように思う。そんなライブでした。