なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

遠慮がちな下剋上

2014年10月18日 23時07分55秒 | 激愛タイガース

阪神タイガースが、ポストシーズンで巨人に4連勝。

クライマックスシリーズの覇者となりました。

これまでクライマックスシリーズでは1勝8敗だった阪神。

今年もダメだろうと諦めていましたが・・・。

1ST 広島戦 1勝 1引き分け

FS 巨人 4勝0敗

何と、負け無しで突破ですよ。

驚きました・・・。

 

広島戦は投手力で勝ち上がったので、和田監督の出番は少なかったんですが、

FSはその采配の小さな違いが際立ちました。

初戦の1回表、無死1塁。

シーズンだったら間違い無くバントのサインを出す和田采配。

しかし、この時は何とエンドラン!!

結果、安打は出ずに塁を進めるだけになりましたが、

ここで和田監督の『先に攻めないとダメ』という意識を感じました。

8月の勝負時に「まだ勝負は先」といい、動こうとしなかった監督が、

このファイナルステージで強気な采配を始めたのだ。

守りでは無く、攻めの采配を感じた選手たちは躍動する。

試合勘が戻らない巨人に対し、先に仕掛けて得点を重ねる。

なりとろが8月後半にやって欲しかった野球が、ここでようやく・・・。

 

選手も頑張った。

いつも、和田監督は先発投手を逆転されるまで代えない、KY采配だった。

今回の藤浪も同じくピンチでも代えなかった。

しかし、藤浪は乗り越えたのだ。

ここで逆転されていれば、また和田監督の采配ミス…と言う事になっていたはず。

それを藤浪は『成長』した姿で答えを出したのだ。

 

西岡も、上本も、鳥谷も、ゴメスも、マートンも、福留も、

ファーストストライクを徹底的に狙うと言う積極性を共有し、

ことごとく得点へと繋げて行った。

投打のバランスが取れたその姿は、理想のチームそのもの。

何故、これを、あとひと月早く出来なかったんだろう・・・。

今更ながら、悔しすぎる。。。。

 

それでも、試合後に有ったクライマックスシリーズ優勝セレモニーの中で、

喜びに弾ける選手たちの笑顔を見ていると、

そんな事はもう、どうでもよくなった。

シーズンでは2位。

それはそれで現実だけど、ポストシーズンを勝ちぬいた事に対して、

素直にファンとして喜ぼう。

選手たちにおめでとう!と言おう。

宿敵で大嫌いな巨人に1敗もせずに勝ちぬいたタイガースに、

ありがとう!!・・・と言おう。

 

 

和田監督が、インタビューで言っていた。

シーズンを優勝したのは巨人だ、と言う事。

だから、胴上げもビールかけも、今はしない。

日本シリーズではセリーグの代表として戦う、と。

その心意気や、良し。

なりとろも、このクライマックスシリーズの勝ち抜けに、

手放しでは喜べない。

今でも、この制度には無理が有ると思っているし、認められない気持ちだ。

だからこそ、浮かれることなく日本シリーズに向かうのは賛成だ。

 

2014シーズンの長いペナントレースを制したのは、まがいなりにも巨人。

阪神は、たまたま有った敗者復活の制度に、

たまたま勝てただけに過ぎない。

喜びの中にも、そこらへんの感情を胸にしまっておきたい。

 

 

 

 

しかし、黄泉売りに東京ドームで4連勝・・・・!!

最高やな!!!

それだけでも大満足な4日間やった!!

シーズンの悔しさ、少し晴れたよ。

ありがとう!!

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする