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ますますヒートアップ リニア京都駅誘致

2013-12-03 22:06:21 | リニア
京都がリニア誘致の決起会を開くようです。 まだまだ京都はあきらめていません(笑)


京都新聞 2013.12.3 http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20131203000024

以下引用

リニア駅を京都に 府・市・京商、1月に誘致決起会

京都府や京都市、京都商工会議所などでつくる「京都府中央リニアエクスプレス推進協議会」は来年1月17日、京都市上京区でリニア中央新幹線の京都駅誘致に向けた決起会を初めて開く。既定路線の「奈良市付近ルート」より「京都駅ルート」が国にとって有益であることを地元が結束して訴え、世論を盛り上げる契機にする。

 リニア中央新幹線は2027年に東京-名古屋間で開業し、名古屋-大阪間は45年を予定する。ルート変更には国が基本計画と整備計画を数年間審議する必要があり、東京-大阪間の27年同時開業を関西広域連合などとともに求める京都にとって、変更実現に残された時間は少ない。

 このため、協議会は1月の決起会で地元の結束を強めた上、2月中旬に、府北部や南部、滋賀県など各地域別の経済効果も含めた京都ルートの有益性を示す詳細なデータを新たに示す方針。客観的データを背景に国への働きかけを強める。

 また、これまで京都を訪れた観光客に京都ルートの必要性を訴えるポスターはつくってきたが、今後は首都圏の「京都ファン」をターゲットに、都内のイベントなどで積極的に訴え、「京都駅にリニアを」との国民的機運を盛り上げる。

 門川大作市長は2日の市議会一般質問で「国家政策としてルートを決定してもらえるよう総力を挙げていく」と述べた。



京都の焦りに見えますね。 そもそも「京都駅ルート」に変更して関西広域連合の求める「同時開業」を行うのは絶対無理なことだと思います。 「京都駅ルート」に変えようと思えば「関西広域連合」「奈良」「国」「JR東海」を説得しなければいけません。 そして国の整備計画を変える必要があります。(まあ、国の整備計画が変わればJR東海の説得はいらないかもしれませんが)
早期着工を求めている「関西広域連合」に整備計画の変更を納得してもらえるでしょうか。 関西の総意として「奈良」の説得も不可欠でしょう。 バイパス機能を考えている「国」の考えを根本から変えてもらわなければいけません。 これだけを行うのにどれほどの時間労力をつぎ込むか。 しかもここまでは整備計画が変更されるだけで、地質調査等はこれからです。 「京都駅ルート」と「同時開業」は相反するものなのです。

京都は「リニア新幹線」がもたらすであろう「国土軸の変化」を恐れているのだと思います。 長い間、都(国の中心)であったプライドが「現行ルート」で整備されることへの拒否につながっているのでしょう。 京都の気持ちも分からないではありませんが、決まったものは決まったもの。 今度は奈良が京都の代わりをさせてもらいます。
なにせ奈良は京都の先輩ですから(笑)