奈良の未来

かつての賑わいを取り戻すため、「奈良」の可能性を考える
「固定観念」「現状維持」「自己満足」をやめてみませんか

今私が考える奈良のカタチ

2012-03-25 21:16:42 | 奈良の現状・提言
ブログを始めて早や一ヵ月半。 その時その時で思いついた事を話題にしてきましたが、自分の考えを文章にするという事はなかなか難しいですね。 筆不精であまり文章を書いてこなかったので、どのようにその考えを表現すればいいのか迷うことがよくありました。 でもこのブログをやりだしたお陰で自分の考えが明白になり、頭の中での整理が出来るようになりました。 「奈良の未来」もおぼろげながら見えてきたような気がします。


僕の考える奈良のキーワード(基本)は次の通りです。
1. 造るものは造る、残すものは残す
2. 都市と歴史文化と自然環境の共存
3. 国際観光都市
4. あらゆる年代が訪れる



1.奈良は1300年前は日本の首都でした。その当時の最先端な都市であったと思います。賑やかな都市でもありました。奈良が発展するのは間違いではありません。都市としての開発は進めるべきです。ただ昔と違うのは、現代の奈良には重要な歴史遺産があります。その歴史的価値を考え、残すものは絶対残さないといけません。(ただし古いものは何でも残すという意味ではありません)

2.奈良は電車を降りたらすぐに世界遺産の興福寺があります。そしてもっとその先を歩いたら同じく世界遺産の春日山原始林があります。つまり「都市と歴史文化と自然環境が共存」しています。この関係をこれからもずっと維持していってほしいと思います。その中に鹿が微妙なバランスで風景に溶け込んでいます。正に他にはない奈良の魅力ですね。

3.国際観光都市を名乗るのであれば、観光客をおもてなしをする仕掛けが必要です。ホテル・レストラン・娯楽施設等必要なものは整備しなければいけません。観光都市の基本は、その地で滞在しその地でお金を落としてもらうことです。その為それらの施設の充実は大事なことです。そうそう交通インフラも大事です。リニア等の高速鉄道の建設も国際観光都市奈良の重要な要素でしょう。

4.だいたい30代以上の人は奈良の魅力を知っていて、旅行などで訪問する人が多いと思います。問題は10.20代の若い人達。この年代の人の楽しめる施設があまりにも少なすぎるように思います。テーマパーク、スポーツ施設、ライブ会場など若者を呼べるような施設の充実を希望します。


奈良は歴史都市として生きていくのではありません。 そのように生きるのであれば、国直轄の保存地区になればいいと思います。 奈良は観光都市、すなわち観光産業を産業の中心としているので、観光のための設備建設や交通インフラの整備は当たり前のことだと思います。 他の府県並みの設備を持つだけで奈良は凄い力を発揮できると思います。 これからの奈良が楽しみです。