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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

夜の横浜曙町

2011年07月13日 19時30分00秒 | ◇神奈川
再訪。夜は初。


唯一残る遺構を右に、通りを眺める。
かつてはこの一帯にカフェーが軒を連ねていたという。


その唯一の遺構。サイディングがうらめしい。
最近知ったが、木村聡『赤線跡を歩く』に、サイディング施工前の写真が掲載されている。
やはり円柱と腰まわりはタイル張り。また、換気口の部分にもう一つ入口があった。


錆びたトタン張りの二階建てはアパートとして活躍中。

夕暮れの横浜伊勢佐木町

2011年07月13日 19時10分00秒 | ◇神奈川
再訪。イセザキモールを横目に親不孝通りを散策。
日没時間を過ぎ、あっという間に暗くなっていった。


タイルの円柱や、古代エジプト風の腰部分が特徴的。
スナックが現役だったとは。やはり夜に来ると雰囲気が違う。


ひかえめではあるが、軒先の豆タイルはカフェーの証といっていいだろう。
入口や窓の造作を遠目に観察していると、建物の左右で印象が異なって見えてくる。


「COFFEE HEART」の玄関まわり。深緑のタイル、アールつきの庇がいかにも。


風俗店の多い現在の親不孝通りも、西端のこのあたりは飲み屋で占められている。
店がごちゃっと並んだ景色は、新宿ゴールデン街を連想させ、じつに青線的。
右側はビル化が進んでいる。左側はいつまでこの姿を保っていてくれるだろうか。