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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

土浦 桜町

2010年05月28日 17時00分00秒 | ◆関東
戦前からの集娼地域
現役の風俗街


桜川の土手沿いにある不思議な建物。
カフェーだとは思うのだが、あまりにも奇妙な意匠にやや当惑。


「A」の位置が不自然。左側に何か文字があったのだろうか。


先刻の建物ほどではないものの、こちらも変わった構造をしている。
右のほうの赤い豆タイルも気になる。


控えめなタイル張り。

富士吉田

2010年05月22日 06時00分00秒 | ◆甲信越
戦後、富士吉田を含む富士米軍キャンプ周辺には彼ら目当ての業者や娼婦が入り乱れ、
取り締まりが追いつかない状態だったという。
昭和27年、業者数42、従業婦数95


堂々たるカフェー建築。紫色の照明灯が何とも妖しげ。


こちらも壮観。石造りが凝っている。


どぎついほどのタイル張り。吸い込まれそうな入口だ。


三階建ての和風建築。丸窓をしつらえた3階は、当時さぞよい眺望だったろう。


充分個性的な建物だが、周囲が濃厚な物件ばかりなのでホッとしてしまう。

深夜の富士吉田

2010年05月22日 00時20分00秒 | ◆甲信越
せっかく深夜に着いたので、様子見がてら散歩。


思っていたより営業している店が多くてびっくり。
景気が昔と違うから、閉業した店が大部分だろうと勝手に想像していた。


カラオケや酔客の歓声が聞こえてくる。
静かな店もあるとはいえ、街全体としては、閑古鳥が鳴いているムードではない。
何度も言うのは失礼だが、いやあ、本当に驚いた。


こうなると、人通りがあまりないのが不思議に思えてくる。
腰をすえて飲んでいるということだろうか。


つづら折りになった細長い路地「新世界通り」。ここは開いている店が少なかった。

 
「アポロ」と「日昇旅館」は真っ暗。暗いせいでその威容が際立つ。

川崎 東田町

2010年05月12日 18時15分00秒 | 風景・街

カフェー風の建物。小豆色のタイルの円柱、窓の装飾、上部の突起などが特徴。
こんな建物が第一京浜(国道15号線)沿いに見えるのだからインパクトは大きい。


見れば見るほどカフェー風なのだが、ここは南町でも堀之内でもない。
青線だった可能性はあるのだろうか。


裏通り。このあたり一帯が再開発中。


左側はすでに解体済み。業者の重機がちらりと見える。

横浜 真金町

2010年05月04日 15時30分00秒 | ◇神奈川
遊廓→RAA施設→赤線
昭和20年末、業者数42、従業婦数86
昭和26年9月、業者数163、従業婦数521
昭和31年4月、業者数214、従業婦数715

町全体を取り囲むような遊廓特有の区画は現在も変わっていないが、
往時を偲ばせる遺構はほとんど残っていない。


中央分離帯を有する広い道路。ここが真金遊廓の大通りだった。


「遊廓 夏海萬吉」と読める。リーダー的存在だったのだろうか。


立派な和風建築。城郭を思わせる破風と白壁が出色。

横浜 新天地

2010年05月02日 17時30分00秒 | ◇神奈川
再訪。


陸橋の途中から。


複数の住宅が合体したような物件。入口だけでも4つある。


人目を避けるような玄関が怪しげな雰囲気。


電柱に「新天地」の表示。


比較的新しい住宅の前に立派な灯籠が。当事のものだろうか。