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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

墨田 玉の井

2009年05月27日 17時00分00秒 | ◇東京
私娼街→赤線
建物が残っているのは戦後の赤線地帯。
昭和26年5月、業者数101、従業婦数410
昭和27年7月、業者数119、従業婦数369


いまの玉の井を代表する重厚な建物。この意匠はカフェー建築以外の何物でもない。


ライトグリーンのタイルが軒先と縁を彩る。


黒いタイルにピンクのタイルという面白い組み合わせ。


漢字変換すれば「バー路地」だろう。すごい店名だ。


窓枠の装飾が凝っている。こういった工夫もカフェーの特色の一つ。

墨田 鳩の街

2009年05月27日 16時20分00秒 | ◇東京
戦中、玉の井からの移転組で形成→RAA施設→赤線
昭和26年5月、業者数99、従業婦数342
昭和27年7月、業者数109、従業婦数298

この日は玉の井を目指していたので、目についた一軒だけを撮影して通り過ぎた。


入り組んだ路地にあった一軒。近辺で見つけたのはこの建物のみ。


一見地味だが、庇の丸みがカフェーの特徴。

藤沢

2009年05月17日 14時45分00秒 | ◇神奈川
再訪。小雨が降っていた。


正面の和風な建物が気になった。


入口が2つ。おそらく内側でつながっている。
一見意味がなさそうな構造だが、娼家ではこのような店構えにすることにより、
複数で客引きをしやすくなるというメリットが生まれる。


意外と奥行きがある。手前の駐車場には何かあったのだろうか。