M K

遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

川崎 南町

2011年06月29日 18時30分00秒 | ◇神奈川
再訪2回目。
飲み屋なのか風俗店なのかわからない妖しげな店が、次々と開店しはじめている。
空がまだ明るかったとはいえ現役の町。探索に適した時間帯ではなかった。


レンガ造りの建物。左右のモルタル部分が紅白で塗り分けられている。
奥まった入口が特色。


左手にも奥深い入口がある。


一見ノーマルな邸宅だが、玄関脇のアールや青い豆タイルなどの特徴が見られる。
ほぼ間違いなく遺構だろう。


微妙な2軒。
左の家の玄関まわりやバルコニー、右の家の大胆な装飾など、
明らかに普通の造りではない。しかし、ちょっと断定には至らない感じだ。


現役のストリップ劇場。

大磯 延台寺

2011年06月19日 13時30分00秒 | ◇神奈川
鎌倉時代の遊女、虎御前ゆかりの寺。
また、大磯宿の遊女の墓がある。


国道1号線沿いの看板。


国道1号線を離れて海側へ向かうと、すぐ山門にぶつかる。




法虎庵曽我堂。
虎御石は普段この中に安置されている。毎年5月の第3日曜日に公開。


虎御前祈願の龍神。


大磯宿遊女の墓。
無縁塚に葬られる遊女が多い中、大磯宿の遊女はこの寺に丁重に埋葬された。

平塚

2011年06月19日 10時45分00秒 | ◇神奈川
再訪。何度も訪れているのに、撮影は2回目だったことに気づいた。

 
遊里に質屋と銭湯はつきもの。
これらの存在が決定的な証拠になることはないが、裏付けの一要素にはなる。


旧・旅館きみの。業者らしき男性が中に入っていった。どうやら改装中らしい。
なお、道路脇にあったポール看板は昨年撤去されている。


祠を発見。


現建物は明らかに元妓楼ではないと思う。往時はどうだったのだろう。


気になった和風建築。不思議な造りをしている。


軒下なども手が込んでいるが、遺構にしては真新しい気がする。

伊東 新天地

2011年06月12日 14時20分00秒 | ◇静岡
戦後、桜木町にできた花街。
しかし資料が乏しく、場所がはっきりしない。


不思議な構造の集合店舗。右奥のレンガの店までつながっている。


雰囲気のある路地。


左右に入口を配した建物。


路地なのか庭なのかよくわからない。
奥は麻雀クラブらしいのだが、足を踏み入れるのは躊躇してしまう。


「伊東芸妓事業連合協同組合」とGoogleマップにある建物。
なかば物置になっている模様。

伊東 猪戸新地

2011年06月12日 12時10分00秒 | ◇静岡
静岡県伊東市猪戸~中央町の界隈。
温泉地の花街として発展。


骨組みが残ったアーチ。往時はどんな看板が街を照らしていたのだろう。
奥の板張りの家も年季を感じさせる。


アーチの下から振り返った風景。


カフェー調の入口。天井に照明の接続部分らしい跡が見える。


こちらもカフェー建築を思わせる。中央に立つと客引きしやすそうだ。


カフェー風の1階、和風の2階。トタン張りの部分に3階はあるのだろうか。


ストリップ劇場。奥のスナックは改装中だった。

横浜 楽天地

2011年06月08日 18時50分00秒 | ◇神奈川
私娼街→RAA施設→カフェー街(赤線か青線かは不明)
昭和20年末、業者数5、従業婦数14
昭和26年9月、業者数8、従業婦数15
昭和31年4月、業者数8、従業婦数23
昭和33年2月28日、売春防止法施行の1ヶ月前に自主廃業。建物は旅館やアパートに。

一目瞭然の遺構は見つからなかった。


このあたりが楽天地への入口だったと思われる。


一瞬、カフェー建築ではないかと色めき立ったが、これは理容店。


こちらも理容店。


電柱に楽天地の表示。もはや唯一の証拠かもしれない。