Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

きれいなスタジオで

2009年12月09日 | 那覇、沖縄
 先週の金曜日、ガムランのサークルの練習日をつぶして、全員でスタジオの掃除をした。一年に一度はしっかり掃除をしないと、なんだかんだと不要な物がたまってしまう。「全員ぞうきん持参」ということで、とにかくいらないものは廃棄、そしてあちこちを片付けた。
 これからは来年の7月の大きな舞台に向けて、約半年にわたるトペンの曲の練習が始まる。沖縄では今から8年くらい前にバリの舞踊家を招聘して、トペンを通して上演したが、メンバーは様変わりしているために、もう一度、最初から練習である。
 部屋の掃除をして気持ちも新たになったし、次の舞台に向けての切り替えにはちょうどいいタイミングだったのかもしれない。あとはすべてのメンバーがきちんと練習に参加し、しっかり覚えていけるかどうか、そして、大きな舞台で演奏することの意味や役割を、初めてそうした舞台に参加するメンバーたちがしっかりと、そして早い時期に自覚できるかどうかが舞台の出来を左右するのだ。とにかく、もっとも重要なことは7ヶ月の間、こつこつと練習を重ねていくこと。詰め込みではいい舞台なんかできっこない。
 

時計まわり、反時計まわり

2009年12月08日 | 家・わたくしごと
 どちら向きにまわるかを文章で示すとき、普通、時計まわり、反時計まわりという表現を使う。文化人類学における儀礼のプロセスを記述するときなどは、「供物のまわりを竹の棒をたたきながら、反時計まわりに三周する」などと表現するのである。最近、儀礼に関する本を読んだとき、久しぶりにそんな表現に出会った。
 その日、たまたまテレビに陸上競技の風景が映った。その時にふと思ったのだ。陸上競技は、なぜ反時計まわりにトラックをまわるのだろう?なぜだ?ちょっと調べてみたがよくわからなかった。
 陸上競技は勝敗だけでなく、時間を競う競技である。0.01秒でも早くゴールを駆け抜けるために選手たちは日々、練習に励む。陸上部だった私にもそれはよくわかる。しかし、その陸上の選手達は、反時計回りにトラックを回っている!時間の流れに沿って走るのではなく、過去に向かって走っている!

オランダカラーが眩しい

2009年12月07日 | 家・わたくしごと
 オランダの本のブログを書いた翌日、オランダが日本のワールドカップの対戦国となってから、ぼくは異常なほど「オレンジ色」に敏感になってしまった。とにかく、オレンジ色を見るとドキッとするのである。
 なぜオレンジ色かといえば、この色がオランダカラーだからだ。この色がなぜオランダカラーなのかというのは、オランダの歴史を語らなくてはならないのでここではやめておこう。とにかく、オランダを象徴するものといえば、ほとんどオレンジに染まる。当然、オランダのホームのユニフォームもオレンジ色である。
 実は大学に行くまでの道に二つの郵便局がある。これが運の悪いことに、オレンジ色を基調にした看板なのだ。たぶん日本全国すべてこの色である。しかも、そのうちの一つ、この写真にうつっている郵便局の入っているマンションは、別に郵政とは何のかかわりもないのに、わざわざ階段の部分の外壁をオレンジに塗装しているのだ。コーディネートしているつもりだろうが、こうなると、もうオランダマンションである。
 とにかく今、私はオレンジ病にかかっている。なので、ミカンからもなるべく目を離すように心がけているのである。あっ、机の横にある『クタ・アルダナのバリ語会話』(めこん)も、カバーの地色がオレンジだ!隠さないと…。

こんな沖縄の日常風景

2009年12月06日 | 那覇、沖縄
 ウォーキングでいつもと違う道を歩いてみた。初めて場所を歩くと、その風景がすべて新鮮で、なんだかキョロキョロしながら歩いてしまう。あまり挙動不審だと通報されると困るので、デジカメで写真を撮るときは周囲に気を配ることにしている。
 その途中で出会った風景がこれ。なかなかすごい。藪の中から巨大なサボテンがニョキニョキと姿を現し、しかもその背後にはパパイヤの木が、サボテンとは対照的に天にまっすぐ向かってのびている。すごい光景だ。巨大サボテンとパパイヤ。これはバリにもない風景である。それにしてもなぜこんな巨大なサボテンに成長したのだろう。なんだか西部劇に登場するメキシコの大地に生えるサボテンのようだ。
 こんな風景を発見できるのは、仕事のない土日のウォーキングの楽しみである。

オランダの本のことなんて書くから……

2009年12月05日 | 家・わたくしごと
 すべては私のせいです。昨晩、オランダの本の話題などをとりあげなくてもよかったんです。今日にしておけばよかったのに。
 朝、7時に起きて私はすべてを知りました。そう、南アフリカのワールドカップで日本が世界ランク3位のオランダと同じ組になってしまったことを……。
 いったいどちらを応援すればいいんですか? 息子は「オランダ、応援しちゃおうかな」なんて、非国民的発言をしておりました。困った……。でも、いけないのはぼくなんです。AFTER FESTIVAL!(こんな英語を使っていけません。これはP語です。)

再びオランダ熱に火が……

2009年12月04日 | 家・わたくしごと
 オランダに行く予定がないにもかかわらず、9月に出版されたauk『オランダトラベルブック』(東京地図出版)なる本を買ってしまいました。ネットで発見してしまったのです。
 この本ですが、『地球の歩き方』のような旅行ガイドではなく、アムステルダム、ユトレヒト、デルフト、ロッテルダムなどのあまり観光ガイドには出ていないような素敵な博物館やお店が満載。本の紙の肌触りもデザインも、またその軽さも持ち歩くにはちょうどいいのです。いわゆる観光ガイドとともに使うと、実にいい本です。
 今月末からインドネシアに出張だというのに、もう私の心は完全にオランダのとりこになってしまい……どうしよう、どうしよう。でも、寒い場所が大嫌いな私は、これから極寒に突入するオランダはちょっとね。気持ち(心)はオランダのままで、足(身体)は暖かいインドネシアを求めていますのよ。いやだわ、はしたない。ホホホ……。

沖縄のタクシーにやめてもらいたいこと

2009年12月03日 | 那覇、沖縄
 いつも思うのですが、本日は心のうちを書かせていただきます。
 沖縄の「一部のタクシーの運転手」の方へ。
 私が歩いている横を通るときにスピードを落として、クラクションを鳴らすのは止めてください。ぼくをナンパしようとしたって、その手にはのりません。ぼくはそんなに、ひょこひょこと人の車に乗ったりしないのです。ちゃんと子どもの頃、知らない人に誘われても、ついて行っちゃだめだよ、って両親に教育を受けているのですから。でも、ナンパされているのを、学生や街を歩く人々に見られるのは結構、恥ずかしいのです。
 必要なときは、ちゃんと停車しても安全なところで、あなたの目にとまるように手を高くあげて、私があなたをきちんと見つめます。だから、お願いだから……クラクションを鳴らして、私の横顔を一方的に見つめるのだけは(時には声をかけるのも)止めてください。ここは日本なんです。バリではないんです。
 

これが何に見えるでしょう?

2009年12月02日 | 家・わたくしごと
 息子が幼稚園の頃から最近まで浴室に日本地図と世界地図が貼ってあった。最近はあまり使われなくなったが、ちょっと懐かしくて、昨日はりなおしてみた。普通ではつまらないので、縦にしてみたのである。すると……。
 ほお、これ面白い!ぼくには地図の部分が、新しいワヤンのキャラクターのように思えてならないのだ。喜望峰が口の先端のワニ顔のキャラである。ちょうど西アフリカのあたりが、ワニの目で、ロシアの北の部分が背中にあたるのである。そしてオーストラリアが手で、南アメリカと北アメリカ大陸は両足にあたる。お腹の部分が白というのが気になるが、まあいいじゃないか。キムンの友人で、名前は何にしよう。皆に怖がられるわりには、気の弱いかわいいワニ君のキャラがいいかな。ワニだから、インドネシア語でブワヤBuaya君がいい!
 向きを変える、見方を変えるとほんとうにモノは違ったものに見えてくるものだ。ちなみにかみさんは、大陸部分でなく、海の部分に浮世絵の一部を思い描いた。横にすれば世界地図でしかないものに、こんな複数の解釈が可能であったなんて、驚きである。

控え室にて

2009年12月01日 | 家・わたくしごと
 ガムランの演奏前の控え室の風景。今回は楽器搬入後の待ち時間が長いことがわかっていることから、トランプを持参したメンバーがいた!うちのかみさんじゃ。
 ということでゴザに座ったメンバー達が、賭場の雰囲気のように(もちろん何も賭けているわけではないが)演奏前に大興奮である。ちなみに、音工場グループで小玉川に行くと必需品はUNOである。カード系ゲームはガムランメンバーの必需品か?
「演奏も楽しかったけど、昨日のトランプも楽しかった!大富豪がこんなに面白いとは思わなかったわ。」
 と嬉しそうに語るかみさんであった。