Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

よいお年を

2009年12月24日 | 家・わたくしごと
 サンタの帽子のブログを読んだ方は、「あれ? この人、どこか行くのかな?」と思った方も少なくないはず。そうなんです。ちょっくら旅に出ます。格好いいなあ、旅なんて。一度、言ってみたかったんだ。
 フィールドワークと旅はいったい本質的に何が違うのか、ということを授業で講義したことがあります。つきつめて考えれば、「おれのは、旅なんかじゃない。遊びじゃないんだよ。調査だよ、調査。フィールドワーク!」なんて眉間に筋を立てて声を荒げるようなことじゃないですよね。いったい何が違うんでしょう?せいぜい、目的ですかね。でも旅人だっていろいろな目的で旅をするわけで……。
 とにかく私は旅に出ます。向こうでブログを更新するほどマメではないので、いつものように帰国したらアップします。気づいたことを、パソコンに書きためます。それではみなさん、よいお年を。

帽子だけサンタかい?

2009年12月24日 | 家・わたくしごと
 クリスマスが近づくと、「帽子だけサンタ」がたぶん日本中に蔓延する。コンビニのバイトのおにいさん、おねえさんから、空港のカウンター職員までが、とにかく「帽子だけサンタ」に変身するのである。今日だけでも、家を出てから、那覇空港を経由するまでにいったい何十人の「帽子だけサンタ」に遭遇しただろう?
 クリスマス商戦という言葉がつかわれてから久しい。たいていのお店は(もちろん、クリスマスとは全く無関係な店だって、近くの古本屋のようにあることはわかっているが)、「クリスマス」なるイベントに乗り遅れないようにと必死に努力する。その結果の一つこそ、この「帽子だけサンタ」の出現なのである。
 しかしながら、私はこの無分別なサンタの増殖には反対である。サンタは(きっとどこかにいるのであるが)、そうそうたくさんいるものではない。だいたい、誰もかれもが一部だけサンタの格好をすることに、「本物のサンタ」は決して気持ちよく思っていないと私は確信する。だいたい考えてもみれば、これはある意味「サンタ権侵害」である。メリークリスマス!とお祝いするのはいい。もう国民の祝日みたいなものなんだから。しかし、そこまでにとどめておこうじゃないか。サンタは夢を運んでくるんだ。だからこそ、ひっそりと子供の絵本や夢の中(私の夢の中にも)に存在すれば、それでいいと思うのだ。

沖縄でパーティー

2009年12月24日 | 那覇、沖縄
 沖縄の勤務校で、私の出版を含め、CDの発売、研究に関する賞の受賞者三人のためのパーティーを友人達が開催してくれた。東京でガムランの仲間たちが私のワヤンの会と出版記念パーティーを開いてくれてからちょうど1ヶ月。二度も続けて主賓になるなんて人生初めての経験である。
 このパーティーでハプニングが。実はまったくガムランのメンバーには今回のパーティーについては知らせていなかったのだが、どこからかこのパーティーを聞きつけ、なんと演奏をしてくれたのであった。私は全く知らされていなかったために(たぶんサプライズだったのでしょう)、しっかり驚いた。でも、ありがとう。
 彼らが演奏してくれた曲は、10年前、私が最初期に教えたガムランの曲だった。その頃、まだ大学にはゴング・クビャルがなく、仕方なく最初からグンデル・ワヤン、そして徐々にバテルの編成の楽器を加えていったのだ。初めからグンデル・ワヤンを教えられた当時の学生たちはさぞ大変だったことだろう。今回の演奏メンバーの多くは、そのときに教えたメンバー。社会人になった今なお、ガムランを続けているのだ。憎いねえ、この演出。