今回のバリ滞在で購入した本の中で、バリ好きの友人たちにお勧めする本が、この12月に出版されたばかりのBenny & Mice Lost in Bali。書名のBenny & Miceは著者名なのだが、本のタイトルに含まれている。正確にはマンガ家、グラフィックデザイナーのBenny Rachmadi とMuhammad Misradの二人の共著。ユニークな絵で現代のバリが説明してあってまことに面白い。
日本にもマンガや挿絵でバリを紹介している本はたくさん出版されているが、それらは当然、日本人から見たバリが描かれているものだ。しかしこの本、ジャカルタの芸術大学で勉強したジャカルタっ子が、ジャカルタを出発して、クタ、ルギャン、ブドゥグル、ウルワトゥ、パサール・スカワティなどで見たこと、体験したことを二人のインドネシア人の目から、するどく、かつユニークに描いているのだ。
クタやルギャンのおみやげ屋の店員のインドネシア人の旅行者に対する冷たさだとか、彼らから見える外国人の姿など、とにかく絵になっているために多少のインドネシア語の知識があれば十分に楽しめる。とにかくこの本、超おすすめである。なんとボーナスとしてこの表紙のカラーポスター付き。ちなみにこの表紙、バリ人の儀礼着をきたおじさんが棚田に立つ二人にこう言っている。
「ここはウブドだよ。海岸なんてありゃしないさ。海に行きたいならあっちにあるクタに行きなさい。」
ちなみに書誌データは以下の通り。
Rachmadi, Benny and Muhammad Misrad. Benny & Mice Lost in Bali, Jakarta: KPG (Kepustakaan Populer Gramedia), 2008である。
日本にもマンガや挿絵でバリを紹介している本はたくさん出版されているが、それらは当然、日本人から見たバリが描かれているものだ。しかしこの本、ジャカルタの芸術大学で勉強したジャカルタっ子が、ジャカルタを出発して、クタ、ルギャン、ブドゥグル、ウルワトゥ、パサール・スカワティなどで見たこと、体験したことを二人のインドネシア人の目から、するどく、かつユニークに描いているのだ。
クタやルギャンのおみやげ屋の店員のインドネシア人の旅行者に対する冷たさだとか、彼らから見える外国人の姿など、とにかく絵になっているために多少のインドネシア語の知識があれば十分に楽しめる。とにかくこの本、超おすすめである。なんとボーナスとしてこの表紙のカラーポスター付き。ちなみにこの表紙、バリ人の儀礼着をきたおじさんが棚田に立つ二人にこう言っている。
「ここはウブドだよ。海岸なんてありゃしないさ。海に行きたいならあっちにあるクタに行きなさい。」
ちなみに書誌データは以下の通り。
Rachmadi, Benny and Muhammad Misrad. Benny & Mice Lost in Bali, Jakarta: KPG (Kepustakaan Populer Gramedia), 2008である。