Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

テーブルクロス

2013年01月09日 | 家・わたくしごと
 いつの頃からか、テーブルクロスをひいて食事をするようになりました。大学の研究室でもちゃんとランチではテーブルクロスを広げます。もうほとんど食事の慣習です。食事をする時間というのは一日のうちのわずかですが(特に僕は食べるのが早いし)、その間に向かい合うお皿に並べられた食事とともに大切なものがテーブルクロス。やはり、あるのとないのでは心のゆとりが全く違います。
 写真のテーブルクロスは、今回バリで買ったもの。ちょっと柄が「バリすぎて」うるさいかなとも思いましたが、白っぽい単色の器を並べるのであれば、柄が引き立ちそうです。滞在中に行く場所はスーパーかコンビニ、あとは本屋という生活でしたから、たまにでかけた観光地でこんなかわいらしいテーブルウエアまで売られているなんてちょっぴり驚きでした。でもこのテーブルクロスだとポーランドの青色の陶器はだめですね。ほとんどカモフラージュされて、どこに器が並べられているかわからなくなりそう。
 日々の生活で使うものだからこそ、そこにちょっとした彩を加えたいと思うのです。一人でのライフスタイルを楽しむ方法でもありますが、それだけ歳を重ねて、さもすればあっという間に過ぎ去ってしまう時も「大切な時間」として、しっかりと見つめ、感じられるようになったからかもしれません。これこそが贅沢な時間の過ごし方なんでしょう。お金をかける「贅沢」が、淡雪のように瞬時に消えていく「プチ大人の贅沢」であるのならば、あっという間に過ぎゆく時を、心の中でゆったりと堪能できる贅沢こそが「本当の大人の贅沢」なのだと思います。