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高齢者の運転

2006-07-06 21:58:54 | メディアから
今日の日経の夕刊生活面に、「揺れる高齢者の運転」と題した記事が載っている。我が家も60歳以上のドライバーが二人存在するだけに、ひとごとではない。しかし、我が家では日常の運転はママが担当し、自分はもっぱら長距離の運転を担当する、機能の区分を行っている。近頃はママも高速運転の楽しさに目覚めたようで、今ちまたで言われているような、歳を取ったから小さい車に乗り換えると言うような議論はどちらからも出てこない。我が家では、母の入院している病院への面会と、月に一回くらいの日本橋へのデパート巡り、日常的なお買い物が、普段の車の使用状況で、今まではほぼ毎日利用している。その他には、恒例になっている京都へ年に3回か4回。そのほかに季節の良いとき軽井沢へ行ったり、志賀の山奥へのドライブをこなしている。こんな使い方をしていると、車の性能に不安がある・・・ と言うより何かあったときに相手を圧倒できるくらいの性能を持っていないと不安になってくる。若いときならテクニックで相手を圧することが出来るのだろうが、この歳になっては無理だ。しかし、首都高や高速道を運転している人なら納得いただけると思うが、居眠りをしていたり、完全に酔っ払っているように見える運転をしている人に、出くわしてしまうことがある。そのようなとき基本的には、スピードを落として離れるのだが、スピードを出して引き離さねば成らないことも多い。そこにある程度のレベルの車である必要性があるのです。
記事の中に2005年末で65歳以上の高齢者は977万人、高齢者の運転による死亡事故は1033件、前年比14件増だとの事です。確か昨年は交通志望者の数が大幅に減り、確か8000人を割ったような気がしますが、その中で増加しているのは目立つのでしょう。しかし、地方を歩いてみると、高齢者しかいない地域が殆んどです。しかも新しい道が出来ると、商店は新しい道の沿線に移ります。古い家並みは取り残されてしまいます。新しいバイパスが町並みから2キロくらいしか離れていないにしても、往復では4キロになります。皆さんの中で日常的に4キロ歩いている人がいますか・・・ 都会地のように電車やバスが走っているわけでは有りません。
この記事で気に成ったのは、「・・・運転を続けたいと言う高齢者は多く」とか、82才の高齢者の話として、「60年無事故、無違反。車無しだと家に閉じこもる生活になってしまう・・・」 などの話を載せているが、そのニュアンスとしては、車無しで生活できるのに、高齢者のわがままで運転を続けていると言う視点から捕らえられている。 本当にそうなのか、免許を返納させたり、認知症検査をすれば解決できるのか、社会そのものを自動車無しで生活できる体制を皆で考える必要があるのではないかと思う。
自分は今、浦和なる元の県庁所在地に住んでいる。ここには全てのメガバンクも、郵便局も、もちろん駅も・デパートも図書館も、あるいは掛かりつけの医者も全て歩ける距離にある。巨大な都会と違って全てが歩けるという魅力は捨てがたい物が有ります。今後どう変わるかは予想できませんが・・・
コメント
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