中流階級の食寝言 ~それでも上流階級の夢をみる~

普段、人様は何を召し上がっているのか気になりませんか?自分は物凄い気になる。。。

車海老専科 膳所龍門(くるまえびせんか ぜぜりゅうもん)@新橋 ★★★☆☆

2019-10-28 18:39:11 | その他
昔むかし、四国一大きいと言われた鳥が世界の果てを見に行こうと、自慢の羽をはばたかせて、海へ飛び立ったときのお話です。



三日三晩飛び続け疲れた鳥がふと海面を見ると太い柱が二本、海の中からヌッと出ていたので、そのうちの一本に止まりました。すると柱の下から、「気持ちよく寝とるのに、ヒゲに止まるのはどこのどいつじゃ」という声がしました。




びっくりした鳥でしたが、それでも強がって「わしは四国一の大鳥じゃ」と言うと、「なにが四国一じゃ、ヒゲの上でごそごそして、ゴミかと思うたわ」と、大きな海老が出てきました。これを見た鳥はさすがに恥ずかしくなって、慌てて四国に逃げ帰りました。




さて、鳥を追っ払った海老は「世界一大きな海老であるわし相手に身の程知らずもええとこじゃ。妙なヤツに起こされたけん、寝直しじゃ」と、海老は近くにあった洞穴に入りました。すると洞窟は「やめてくれ。こそばい」と言い大きなくしゃみをしました。




そうです。海老が洞穴と思って入ったのは、大きな魚の鼻の穴でした。この時吹き飛ばされ海老は
、思いきり岩に腰をぶつけて、それからというもの海老は腰が曲がってしまったそうな。




それから時は流れて、場所は新橋。今や海老の腰も癒えた様で真っ直ぐなお姿が見られるというこちらのお店にやって参りました。




膳所龍門
雑居ビルの地下にありまして、ちょっと見つけにくいトコにございます。




カウンター席に着きまして(つか、カウンターのみ)、海老のうんちくを眺めながら




ビールをくいくいやってますと注文した名物的ポジションのやーつがご到着です。




八龍(+玉子天)
つか、



腰が癒えたにも程があるっ!!!
ぴーんとまっずくな背筋だけでは飽き足らず、逆立ちできるまでに回復されてらっしゃいます。そんなお姿に目頭を押さえながらいただいてみますれば




値段の割には頑張ってる!★★★☆☆
衣で着膨れた感のある海老は味わいが薄く、お亡くなりになられてから一定時間経っている感じがしますが8尾逆立って1,400円(玉子天をトッピングしているので実際には1,500円)なら文句は言えません。かかっているタレは甘さ控えめで卓上のタレで追いタレをしてちょうど良いくらい。




玉子天の卵は立派なサイズです。




途中から味覚的に飽きがきますので、海老達をなぎ倒して、せめてもの視覚的な変化をつけます。しかし、最後まで食べきれず、残りはおツレに食べてもらいました。




夜は様々な海老料理がいただける模様。しゃんと腰の伸びた海老を召し上がりたい方は是非お立ち寄り下さいませ。



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