ハイドンがザロモン・セットの第六番ニ長調の指揮をした際に、彼の指揮ぶりを間近で観たい聴衆が勝手に椅子を前に移動させ、その直後巨大なシャンデリアがその場に落下。もし椅子を移動していなければ大惨事であったため、この時の曲はこう呼ばれます。
『奇蹟』と。
そして、この日のこちらのお料理も奇蹟と言うべきでしょう。
イーゼットオー
そうです、つまり蝦夷。北海道出身のシェフが北海道の食材をテーマに作るお店です。
分かりにく〜いトコですが、会社の女子パイセン夫婦のご案内でおツレと4人でやって参りました。
19時カウンター一斉スタート。シェフのご挨拶を受けながら本日のメニューを凝視します。う、美味そー
まずはシャンパンで乾杯。ドリンクはペアリングでお代わり可。意地汚く早速お代わりです。
自家製鴨の生ハム・蝦夷鹿サラミ・放牧豚のモンディオラ
一番右のが八角っぽいスパイスが効いて印象的★★★★☆ あと、ホオズキが甘くてとっても美味!
シャブリが出てきて次のお料理
酪恵舎のモッツァレラとおがわの塩水ウニ
ギューーーっと凝縮したモッツァレラは水っぽくなくウニの濃厚さに引けを取りません★★★★☆ オリーブオイルも香りが良く吟味されてます。
自家製・季節のバターチーズ『えびす南瓜』
コックリと甘い南瓜にバターの風味が素敵★★★★☆
そして、こちらの甘いワインをぶつけるコトで柔らかく塩を使っているコトが分かります。仕掛けが凝ってるなぁ。
お見事な鱈の白子が披露されました後、出てきましたのは
真鱈白子とロックフォールの山かけグラタン
いや〜ん!絶対美味いヤーツ。こんなん食べる前から分かりきってます。
ほらね★★★★★
白子は生命力に満ちた軽やかさと濃厚さが同居し、そこへロックフォールチーズの心湧き立つ風味が相まり素敵に素敵。ソースに山芋を使っているおかげでクドさは皆無。素晴らしいアイディアです。
そうこうしている間に次なるプレゼン。何と蝦夷鹿のレバー。あー、早く食わせてよう!
迅る気持ちを赤で鎮めます。
グビグビやってますといよいよその時
超希少『シカレバカツ』
あー、もうコレも決まってるじゃないですか。。。
本当に美味しい★★★★★
ハンターさんがシェフの注文に応じてズドンとやったこちらの鹿ちゃんのレバーは恐ろしく新鮮。よって臭みなどとは無縁で、とーっても甘くめっちゃ美味い!凝ったソースとカラシも添えてありますが、コレは塩で食べなきゃ勿体無い!
さぁ、メインをお迎えする間にガンガン飲んじゃいましょう。
お、シェフがまた何か企んでいるようですよ
って
瞬間スモーク!!!
んで、
ソースをかけていただき出来上がり。
蝦夷鹿ロース肉の瞬間薫製
ジュワッと溢れ出す肉汁、野趣溢れる風味、ソースの典雅さ、完璧です★★★★★ もっともっと食べたい。。。
あー、幸せ
って
貴方、幸せで人殺す気ですかっ!!!??
〆の土鍋リゾット
もーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
明日から何食えばイイんですかっっっ!!!??
贅沢にカジカから取ったという出汁に、爽やかな大葉、そしててんこ盛りの弾けんばかりのイクラ。信じらんないくらいに美味★★★★★
カジカの肝入りお吸物。もうね、完落ちです。。。
甘いものが駄目なパイセン夫婦と自分はチーズ
甘いもんOKなおツレはデザートに焼きリコッタケーキで締め括りです。
エスプレッソで終わり。いや〜〜〜奇蹟的なお料理の数々でした。只今プレオープン中とのコトですが、オープン後には白味噌トリュフ鍋なんていう聞いただけでヨダレモノのメニューを投下するそうで今からとっても楽しみ!!!
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