中流階級の食寝言 ~それでも上流階級の夢をみる~

普段、人様は何を召し上がっているのか気になりませんか?自分は物凄い気になる。。。

石川亭@恵比寿 ★☆☆☆☆

2020-11-16 17:38:00 | 洋食
昨日、電車に乗っていたら、隣に座っていた爺さんがSiriに



コロナはいつ収束するの?
と尋ね、居合わせた車内の方々は水を打ったようにその回答を待ちましたら



5年後です。
とまさかの明言で度肝を抜かれたのですが、爺さんは「5年後じゃ俺は生きてねぇな」とボソリひとりごちたのでありました。


そして、またもう一店、確実に5年後生きていないお店をご紹介しましょう。




石川亭
伺いました理由はただ一つ


全品半額
料理もドリンクも、そして何とボトルまで半額と聞いてやって来たのであります。んで、席に着きメニューを見ますと


マジです。


マジマジです。


大マジです。
わーい!嬉しいな!嬉しいな!


嬉しいから生大を注文。しかし、630mlで550円なら文句は全く無いけど、コレで通常価格1,100円だったら激オコ案件です。



アンチョビオリーブ
むう、コレで300円。半額でも高く感じてしまうのに通常価格でコレが出てきたらもう帰りますね★☆☆☆☆


オードブル盛り合わせ
出てきた瞬間、目が点になりました。何このゴミみたいなオードブル。。。特に真ん中のラタトゥイユらしきものはコンニャクかと思いました。色悪過ぎだろ。そしてどれも信じられないくらい不味い★☆☆☆☆ つか、味が付いていない。水っぽい。最低。コレで通常1,000円也とは恐れ入ります。


ベーコンとチーズのキッシュ
チーズ感は辛うじて感じられますが、ベーコンはストライキ中らしく不在。でも、味が付いているので、まだ食えます★★☆☆☆


白身魚のエスカベッシュ
要は洋風南蛮漬けですが、コレまた味が無い。水っぽい。一度流しの排水溝に落としちゃったのを3秒ルールで拾って出しました的なお味★☆☆☆☆ 芸がこまいです。


こうなりゃ酒で流し込むしかありません。


チーズオムレツ
オムレツなら下手に作りようないだろうと思った私が馬鹿でした。しっかり焦げてて卵特有の焦臭さが全体を覆います。いや〜死角が無いですねぇ〜


ベルギー産フライドポテト
予想通りというか、案の定というか、期待を裏切らないというか、塩がかかっておらずお芋本来の味を楽しめます★☆☆☆☆



石川亭キャベツ入りハンバーグ デミグラスソース
「肉入りキャベツハンバーグ」への改名をお勧めします。そうしたら腹も立ちませんわ★★☆☆☆



本当に救いはボトルも半額ってトコだけ。



半額だからまだ赦せるものの通常この倍だしたら、マジであり得ない内容。


5年後、例えあの爺さんは生きていてもこちらのお店はないでしょうな。このキャンペーンを打ち続けない限り。。。

BOTERO(ボテロ)@駒沢大学 ★★★★★

2020-10-13 15:17:00 | 洋食

アメリカにあるネヴァダ砂漠のネヴァダとはスペイン語の形容詞で「雪を頂く」の意味、ってコトはずっーーーと前にやりましたが、


本日ご紹介するこちらの




ボテロ
には、何やら雪ではないものを頂いた名物料理があるそうで、日曜日の昼にやって参りました。



店内に入りメニューを見ますと、ふむふむ、ありました。迷うコトなく注文します。



席に着いて暫し待っておりますと、こちらのサラダがやって来ました。ポテトサラダに親身なものを感じます。



続いて出てきましたのは、ソフトドリンクと選べますスープ。コーンポタージュですが、野菜のお出汁がクッキリしていてめちゃくちゃ美味いです。こんなクオリティの高いコーンポタージュは久しぶり★★★★★



そんな風にコーンポタージュをズルズルやってますと



ハンバーグステーキカレー
な、なるほど、確かに




ハンバーグを頂いてはるっ!
頭にハンバーグを頂いてます。こーゆーモアイ像を見たコトあります。



カレーはアガる器・グレービーボートでご提供いただけます。さて、ではまずはハンバーグオンリーでいただきましょう。



ジューシー!★★★★★
弾けんばかりにブリンブリンなハンバーグを、えいっと切り分ければ肉汁がじんわり流れ出します。アホな肉汁信仰の店はタネに水を混ぜて、ニセ肉汁ブシャーでこちらをゲンナリさせますが、こちらのは純粋無垢の肉汁です。味付けもカレーとの足し算を鑑みたシンプルな味付けですが、悪凝りしてないところが、返って好感度高いです。



続いてはカレーオンリーで。洋食屋さんだけあって接地点は欧風なカレーですが、後から伸びやかな辛みが追ってきて、これまたカレーとして大変良い出来★★★★★



であれば、そのハンバーグにそのカレーをかけたらどうなるか。もう分かり切ってますね。



うまいっ!★★★★★
恐れ入りました。 



食べ終わり帰る際にお店の方から私どもの身体を労る温かいお言葉を頂きました。また近いうちにお伺いさせて頂きます。ご馳走様でした!

Ab・de・F(エビデフ)@北品川 ★★★☆☆

2020-09-16 06:50:00 | 洋食
BBAで「ババア」みたいな?


gkbrで「ガクブル」みたいな?


ksnmで「クソ眠い」みたいな?


KIRINで「彼女いない歴=年齢」みたいな?


そんなノリなんだろうなぁ、きっと。。。




エビデフ
Ab de Fでエビデフ。つまり、海老でフライ。海老フライ専門店ってコトでよろしいかしらん?




そしたら、海老フライは食べなきゃなりますまい。



特撰海老フライセット


予想していたのより大きな海老ちゃんにwktk(ワクテカ)。



早速いただきまーす。



fmfm(ふむふむ)★★★ ☆☆
分厚い衣に包まれた海老ちゃんはちょっぴりスマートですが、お値段がお値段なのでそれは言いますまい。専門店だけあって揚げ加減は申し分無し。難を言えば、タルタルソースがぼやけていて、もうちょい輪郭をつけて欲しいかな。



海老フライ専用ソース、とやらも何だかはっきりしない遠慮がちな感じ。もうちょい自信を持った味付けにすればいいのになぁ。



まぁ、いいや。大好きな海老の尻尾や


ミソの詰まったお頭をいただくこの幸福感は何ものにも変えられません。



綺麗さっぱりいただきました。んじゃ、本日はこのへんで


jbm(じゃあ、バイバイ、またね」

Happiness(ハピネス)@大井町 ★★★★☆

2020-07-04 11:02:00 | 洋食

職場の女子パイセンにお貸しした本が返ってきたので電車の中で開いてみたら



ギャッ!!!
お亡くなりなられたワンちゃんと思しきお写真が出てきまして、思わず車内で小さく絶叫してしまったのですが、



こちらのお店も絶叫ものです。



ハピネス
オシャレなパスタではなく昭和なスパゲティを食べたくてやって参りました。



ナポリタンか迷いましたが、見慣れぬカレースパゲティが気になり注文いたしました。


サラダが出て来ましてシャクシャクやってますと


ギャッ!!!
なんぞこの盛りは⁈気まぐれのおふざけか?と思い辺りを見回すと何方もこのお山スタイル。デフォの様です。


山体崩壊させますとこんな感じ。なるほど、始めにスパゲティを山と盛りそこにカレーを注ぎかけてる様です。


ではいただきましょう。



あ、うまーい★★★★☆
いかにも昭和のスパゲティといったソフトな麺にまったりともったりとこってりとしたポークカレーが良く合います。


ルーだけでいただいてもかなりの出来。ポークがトロトロに煮込まれているのも◎



食べ進むと麺とルーの比率がいい具合になってきますので、フォークとスプーンで全体的に混ぜ混ぜ。


うん、やはりよく絡ませた方がより美味しいですね。


すげー量でしたが、なんとか食い切りました。


お店はお母ちゃん(風)と息子(風)のお2人で切り盛り。息子(風)はとんでもなく無口で何を見ても絶叫しなそうです。。。

Grillマッシュ (グリルマッシュ)@恵比寿 ★★★★☆

2020-06-05 13:00:00 | 洋食
「付き合ってる人いるの?」

と


「付き合ってる人いないの?」

とでは、聞かれている意味・意図が全く違うように思えます。



「いるの?」は「どーせいないんだろ?」という侮りであるとともに「いないで欲しい」という願望にも聞こえ、



一方の「いないの?」は「絶対にいる!付き合ってるのを隠してる!尻尾を掴んでやる!」という探り入れに聞こえ、水面に小石を投げ入れどれだけ波紋が広がるか見極める意図をヒシヒシと感じます。


この様に一見同じであるようでも中身は別物というコトが多々あります。


本日はその一例をご覧に入れましょう。



グリルマッシュ
交差点を挟んだ斜向かいは前職の本社。勤めていた時にはこんなお店はありませんでした、たぶん。。



店内に入りますと当時(2月23日)はコロナも騒がれ始めていたせいか、食べログ高得点にも関わらず空席が目立ちます。こりゃそろそろ本当に外出出来なくなるねぇ、なんて話しながらメニューを開きます。




むむむ…。
同じハンバーグに見えますが、「ふっくら」と「大人の極上」とで何やら異なる様。ネーミングから後者に誘導したい店側の思惑がバッチリ肉眼で確認できますが、私さおヘソとつむじと根性が曲がってますので前者を注文いたします。


ハンバーグはあくまでハンバーグ単品とのコトですのでCセット(マッシュポテト+セットサラダ+ソフトドリンク)を注文しました。


こちらはセット内のマッシュポテト。お店の名前にもなっているので名物扱いなのでしょう。マッシュしたポテトを生クリームで溶いた優しい味わい★★★☆☆ 個人的にはもうちょい塩気が欲しいです。


ですので卓上の塩をフリフリ。うん、味が締まりました。よしよし、と頷きながらいただいておりますとお待ちかね


ふっくらハンバーグ(テリヤキマヨネーズソース)
まんまるで可愛いお顔です。


切ってみますとなるほどふっくらふんわりな切り応え。早速テリヤキマヨネーズを塗りたくっていただきます。


うんうん、食える食える★★★☆☆
肉肉しさには欠けますがフカフカ食感でハンバーグの一つの理想系。お肉の味は濃いいテリヤキマヨネーズに若干食われ気味ですが、それは選んだ私めの自己責任。



一方こちらは極上の方。

タレは3種類。流石誘導するだけあって手厚いバックアップです。


一口接収していただきますと、ふっくらとは対を成す肉肉しさ&レア感。なるほどコレまたハンバーグの理想系です。


一店でハンバーグを二つ解釈するこちらのお店。…つか、何の話でしたっけ???