中流階級の食寝言 ~それでも上流階級の夢をみる~

普段、人様は何を召し上がっているのか気になりませんか?自分は物凄い気になる。。。

ルネ サクラ@桜新町

2015-11-30 07:41:11 | フレンチ
こーゆーお店に入ると、

街のレベルには、

どーしよーもない、

差があるコトを考えさせられます。


南浦和には、絶対ない。

荏原中延には、多分ない。

分倍河原には、恐らくない。

桜新町には、












ある。





ルネ サクラ



この差はなんでしょうか。。




店の前に立つと、抜群にうやうやしい店員さんが、中から飛び出してきて、迎え入れて下さいます。


昼時、店内は満席に近い状態。セレブ感漂う余裕な方々が、日曜日のランチを楽しんでおられます。




この差はなんでしょうか。



カウンター席に通され、ランチメニューから目ぼしいものを注文します。




グラスワイン白
上々★★★☆☆




サラダ
ランチに付いてくるサラダ。かなりの量。ドレッシングが酸っぱくて好み★★☆☆☆


パン
これまたランチに付いてくるパン。ほんのり温かい★★★☆☆小麦の香りがよい。オリーブオイルの提供を失念された模様。


マッシュルームのポタージュ
マッシュルームの姿形はありませんが、マッシュルームそのままの風味と火を通したコトによる甘み。もの凄い存在感★★★☆☆




名前忘れた。。オイル系のパスタが、食べたくて店員さんに聞いたら、うやうやしく持ってきてくれました。アンチョビなのかな、塩気がよい。季節外れな菜の花が入っており、始め「ん?」と思ったが、ほろ苦さが良いアクセントになっていた★★★★☆


後ろの席に、石田純一風に素足で靴を履き、石田純一風にストールを巻き、石田純一風にワインを傾けてる石田純一並みに鼻持ちならない人がいる。

この差はなんでしょうか。



ローストチキン
肉がとっても柔らかく、良い鶏の味がする。マスタードソースの酸味との相性も光る★★★★☆



真鯛のポワレ
皮のパリっと感が最高★★★★☆身はフワフワでとっても楽しい気分になってくる。ワイン3杯目。


隣の席には、クリエイティブなお仕事をされてそうな方とその奥様。石田純一風の人と知り合いだったらしく、途中で席を一緒にしてもらっていた。


この差はなんでしょうか。




エスプレッソ
で、〆ます。コーヒーは嫌いだけど、コレは飲めるんだよね。




ふー、堪能いたしました。こーゆーお店が近所にある方々が羨ましい。。最近、塚田農場が出来た!!と盛り上がっている、我が街。

この差はなんでしょうか。。。







共栄堂@神保町

2015-11-29 15:51:50 | カレー
目の前に、世にも不味そうな食い方で、カレーを食ってる人がいる。


場所は神保町の共栄堂。


スマトラカレーのお店です。

こちらのお店は大昔、ママ上が明治大学の商学部に潜伏していた頃、通っていたそうな。本当にクソ不味いスマトラスープが、中毒になる味で、絶対に何か違法なモノが入っていたハズ!(母談)と断言するお店。春先に出る、タケノコサラダが絶品だったと、子供の頃から聞かされて育ちました。



なら、行ってみましょう。




ドリカムのワンダーランドに、お招きいただき、昼は神保町。


実は二回目。




共栄堂
スマトラカレーのお店です。



店内に入ると、相席に案内されます。普段なら全く気にしないのですが、コレが本日の悲劇に。



相席の方は、対面ですが、黒ビールとチキンカレーをご注文。我らはタンカレーとチキンカレー。食べ比べをしようという魂胆。



注文後、始めに出るのは



スープ
噂のスマトラスープではない模様。荒々しいコーンポタージュ★★☆☆☆ちょい塩がキツイ。が不味くない。


そして、30秒後、ライス到着。


結構、ペタペタされていて、量があります。よくこんなカタチに盛れるなー、という感想。もはや、お家芸。


あ、相席の方にチキンカレーが来ました。氏は、グレービーボートをおもむろに、手に掛けライス直上へ。あ、全部始めに掛ける派なんだなぁ、と思っていたら、次の瞬間














ルーとライスをグチャグチャに掻き回し始めた。。。




コネコネ、グチャグチャ、コネコネ、グチャグチャ、コネコネ、グチャグチャ、…キリが無いので止めますが延々やってます。見るからに









マズそう


この人、食う気あるのか?と疑ってますと、我々のカレーが到着。



チキンカレー



タンカレー


ウマそー、とか言ってる間にも氏はグチャグチャやってます。見るのもおぞましい。不味そう。




気にしないようにして食べます。



タンカレー は柔らかい牛タンが、マッタリとして素敵です。世でいうカレーとはちがいますが、確かにクセになる味★★★☆☆



チキンカレーは、サッパリし過ぎ感。もうちょっと取っ掛かりがあってもいいかな★★☆☆☆


この間も氏は、まだコネコネやってます。もはや、原型を留めていない。。




結構なボリュームで、お腹いっぱいになります。しかし、もう一品、控えの品があります。





焼きリンゴ
これまた、名物。


生クリームをドバドバ注いで食べます。













甘~い。。。甘いの嫌いだった。。。三口で断念。食べてもらいました。



氏はやっと満足いくコネ具合らしく、食べ始めました。




カレー一つで食べ方が色々あるんだなぁ、と思った土曜日の昼。





寛八@御徒町

2015-11-28 09:00:48 | 寿司
雨の降り始め。街行く人は皆んな傘を持っているんだけど、まだ差している人はいません。そんな状況で、自分が最初に傘を差すのは勇気が要ります。


15時過ぎの職場。じゃがりこ(しかも一人一本ずつ)を配るオバちゃん。じゃがりこが好きではないのだけど、皆んな貰ってます。そんな状況で、自分だけ要りません、と断るのは勇気が要ります。


寿司屋のカウンター。皆さん寿司を思い思いに召し上がってますが、寿司を写真に撮るような無粋をやってる奴はいません。そんな状況で、自分だけ写真を撮るのは勇気が要ります。







本日は御徒町にありますこちらのお店



寛八

昔からある寿司屋さんで、最近では有吉の正直さんぽで、絶賛されてましたね。


東京都美術館を出たトコで、席があるかダメ元で電話をかけてみたら、用意できるとのコトで伺いました。

上野恩賜公園から、トコトコ歩いて御徒町のお店へ。


お店に入りますと、大将(一目で分かる)が「さっき電話くれた人だよね?」と、名前もお確かめになられず、カウンター席に通して下さいました。

電話で応対していただいた方は、恐らく大将ではなかったのですが、把握されている模様。こちらの店内は、大将の完全な支配下であるコトが分かります。大将は御歳82歳。カクシャクとしておられます。写真の撮影許可を願い出ますと、快く応じて下さいました。




カウンターに座りますとデフォルトで、酢の物、ガリが供されます。


飲み物はアサヒの中瓶で。ビアタンが、めっちゃ薄い。こりゃ、期待出来ます。


酢の物は春雨。酢と出汁の具合が素敵★★☆☆☆。大将に酢も飲みなさい、と優しく強要されます。お弟子衆にも、この方針が行き届いているらしく、飲み干すまで皿を下げてくれません。どうやって飲もうか、結構焦ります。





往生して酢の物を片付けますと、握りの前に、いきなり大将にサービスと言われて出てきたのが






煮蛸
これめっちゃ美味い★★★★☆信じられないくらい柔らかいです。乗ってる山葵も本物で、甘い。噛めば噛むほど、蛸の旨味が迸ります。




蛸の旨さに恍惚としておりますと、大将が寿司のアレコレを説明して下さいながら、握りがスタートです。


と、言いながら


玉子
程よい甘さ★★☆☆☆自家製と分かります。


さぁさ、今度こそ握り。




口に入れた瞬間に感電します★★★★★鼻腔に広がる鯛と柚子の香りで、悶絶です。のっけから大変なものをいただいてしまいました。






赤貝
大好きな赤貝です。美味しい★★★★☆磯の香りが広がります。



中トロ
握る前、大将から山葵をネタにベッタリ塗るパフォーマンスを受けます。そんなに付けないで!と叫びたくなるくらい。しかし、用心しいしい口に入れると

最高★★★★★


山葵のツンとした感じは一切なし。キリッとした香りと、中トロの脂、甘みが相まって飲み込むのが勿体無い。


ここでお酒にシフト。



菊姫
キリッとした辛口。本当に美味しい★★★★☆あー、もー、昼間なのにー、グイグイいっちゃう。。


穴子
は、大将に「クイック!」と叫ばれたので、御真影なし。ツメが滴れる前の一瞬で食べて貰いたいとのコト。コッテリとサッパリが同居する素晴らしいお味★★★★☆



海老
食べ良いように尻尾取ったよ!と大将。ありがとうございます。優しい気持ちになれました★★★☆☆




は、醤油とマヨネーズで食べるのが最高なんだけどなぁ、と心身ともに美味しんぼに毒された自分でしたが、


間違いでした★★★★★


鰹自体が良いのは勿論、炙り加減、ネギ加減、醤油加減、何れも申し分なし。鰹の正しい食べ方を大真面目に知りました。頭をブン殴られた気がしました。ル・キャナルのオーナーごめんなさい。


イクラ
イクラって、ロシア語なんだよー。魚卵って意味なんだよー。アメリカ人は釣りのエサだって言って食べないんだよー。っていう、どーでもいい話を飲み込んで、食べました。海苔がパリっとしていて、混じりっけなし★★★☆☆




カステラ
ふんわり魚の風味が鼻を抜けます★★★☆☆


この辺りで、隣の席にいらっしゃったご年配婦人と、30前後のとっちゃん坊や的な男性。婦人は大将に甥っ子の友達って紹介してたけど、なんじゃソレ??



鉄火巻き
本日、初めて個人で醤油を使うことが許されます。やはり海苔が普通じゃない★★★☆☆


ここで、大将からまだ食べられる?との問いかけが、ここからは時価ゾーンの模様。

ずっーと、気になっていた目の前のコハダをお願いする。ヒカリモノが大好きなんです。


コハダ
これもクイック言われて、激写なし。有るか無しかの締め加減と、何よりコハダ自体に脂が乗ってる★★★★★こんなん、初めて。。。溜息が出た。


続いては、大将からプレゼンを受けた





鮪ヅケ
コレが本来のヅケとのコト。生の鮪を醤油に浸したものは、本来のヅケではないとのコト。大将がチューインガムだよ、と仰ったとおり、噛めば噛むほど味が出る。しかし、ちょい、いや、かなりしょっぱい★☆☆☆☆アテには良いかも。


さらにプレゼンが続きます。



キュウリ巻き
千切りにしたキュウリに、ちょい塩と胡麻をパラパラっとやった品。なんでも、60年前に発明したそうな。やはり海苔が素晴らしい★★★★☆キュウリも新鮮シャリシャリで美味しい。

ここで、アクシデント。隣の席に出すはずのキュウリ巻きが、自分たちにダブって来てしまった。我らはこういう量なんだと思い食べてしまった。大将は後から気付いて、巻き直してましたが、我らも謝りました。改めて、ゴメンね、甥っ子の友達…。



さてさて、お腹いっぱいです。

最後は


沢庵
パリっとして、胡麻のアクセントも良い★★★☆☆



黒豆
優しい甘み★★★☆☆とっても瑞々しい。



はぁー、堪能しました。お味は勿論、大将のお人柄が本当に素敵でした。一見も常連もみんな平等に扱ってくれます。お話も上手く、ついつい聞き入っちゃう。この感覚って、何かに似てるなって考えたら、林家正楽師匠の紙切りを思い出しました。寿司を握りながら、見事な口上。一つの文化を感じさせられました。

大市@京都府上京区

2015-11-27 07:06:51 | 和食
京都は「着倒れ」と言いますが、本日はまさに「食い倒れ」。

帰ったら、爪に火を灯す暮らしどころか、お尻に火を付けて働かなくてなりません。家計は火の車、、、どころか風前の灯火。

しかし、そんなコトは忘れて、今日は、すっぽんとともに、コークスの業火で身を焦がしましょうよ。








…やって参りました。宿からトコトコ歩いてまいりました。


アレに見えるは









そう






大市
です。


名だたる小説、随筆、あとあと美味しんぼにも出てきますね。


もの凄い雰囲気です。普通じゃない感がパーフェクトです。お前などおととい来やがれ的な斥力をビリビリ感じます。


しかし、入っちゃいます。








入ると、居間と言うか土間と言うか、民族資料館に上がりこんだ感じの空間。なんか、、イメージと違う。

ココで店員さんに、名前を告げると、一組一名ずつ仲居さんを充てがわれます。自分らには、中堅どころ、といった仲居さんが付いてくれました。

彼女に続いて、店内をズンズン進みます。




まぁー、入り組んでるコトと言ったら!

方向音痴な自分には、一人でこちらのお店を脱出するのは無理です。迷い道です。現在過去未来とも無理です。

しかし、流石は仲居さん、迷うコトなく我々のお部屋に案内して下さいました。




お部屋は四畳半ってトコですかね。お茶室的な作りになってます。


既にある程度、セッティングされてます。こちらの手拭いは貰えます。その場は、戦利品の様で嬉しいんですが、家に持って帰ってみると微妙なんですよね。美術展のミュージアムショップで、勢いで買ってしまった片岡球子のマグカップくらいに浮いた感じになるんですよね。


更にお土産にお菓子も供されました。こちらのお店のご贔屓からの品だそうです。素敵です。この後、宿に戻り中身を見たら、餅菓子でした。



席に着き、お酒を頼みます。


初めは先付



すっぽんのしぐれ煮
野暮言いますが、全く臭くありません。更に野暮言いますが、赤羽で食べたすっぽんとは、月とすっぽん。味付けもお上品★★★☆☆。何やら胃が火照って、食べる前より食欲が増すかんじや、、、という京極万太郎氏のコメントは言い得て妙。



さてさて、こちらのお店はよくある生き血を飲ませるだとか、刺身だとか、唐揚げだとかのまどろっこしいコトは抜き。次はいきなりメインが来ます。








グツグツ煮えたぎる鍋が運ばれてきます。にしても、物凄い煮えてる。スープが全て蒸発しちゃうんじゃないかってくらい。しかし、部屋にえも言われぬ、香りが立ちこめます。

先ずは、スープのみをいただきます。



美味いです★★★☆☆コレだけで一つの料理として成立してます。ほんのちょびっと醤油が強く感じます。




丸鍋
基本、仲居さんが、全て仕切って下さいます。具はすっぽんのみ。




取り分けていただき、早速口に運びます。















はぁ、もう、イヤん★★★★☆
エンペラ、脂身、首の肉、三つ骨など色々な部位が入っている模様。プリプリの身は、鮟鱇の様で鮟鱇に非ず。噛み締めると旨味が迸る様は河豚、鶏肉の様でいずれにも非ず。如何とも形容し難いお味。開高健氏は一体どの様に形容なされたのか。…いやいや、あまり言葉を並べるべきではないかも知れません。


などと考えていると、仲居さんからご提案が。お酒をこのスープで割って飲んでみて下さい、とのコト。

赤羽のおでん屋みたいなコトさせますな。でも、まぁ、やってみますか。。




酒のスープ割り















!!!!!!!!?



…なんて旨さでしょうか★★★★★口を利きたくありません。。口を開きたくないんです。口を開けると折角の風味、香りが逃げてしまうような気がして…。スープだけではちょい濃いお味も酒に割ると、ちょうど良い塩梅です。忘れられぬお味登録決定。




旨さと、部屋の暖かさで、ぼぉ~っとなっていると、丸鍋の第二陣が到着。熱々を出すために二回に分けて出すのだそう。

一片でも自分より多く食うんじゃねぇぞ?とお互い無言で牽制し合いながら、黙々と食います。


あっと言う間に食べ切り、〆に臨みます。




丸雑炊
見えにくいかもですが、餅も入ってます。そんなにグラグラやったら、米が鍋底に焦げ付いて洗うの大変じゃないの⁉︎ってくらいグラグラです。



どれどれ、どんなお味かな。







んまい!!!!★★★★★
すっぽんの旨味を吸った米と餅は、もう別の次元の食べ物。ずっと食べていたい、と思わせる一品。


火照った舌を

お漬物で、クールダウンさせながら



本当に美味しくいただきました。

あーあ、やっぱり焦げ付いちゃった。金タワシでガリガリやるのかな?と余計な心配。小者の証明。


水菓子は

蜜柑でした。



ふぅー堪能した。店に入ってから1時間。早っ


車呼んで、「いけず」言われないウチに帰りますか。仲居さんにお勘定と車をお願いします。


今更ながらだけど、静かな店内。何だかとっても雰囲気ある。豊かな時間が流れてます。



車が到着。仲居さんの先導で玄関口まで進みます。

ここで、女将らしきお方がお見送りして下さるのですが、









まぁ~その迫力ったら。

明らかに普通じゃない紫のお着物をお召しなんですが、まず年齢不詳。若いんだか若くないんだか、「そんなん、とおの昔に、ほかしてしまいましたわ」と真顔で言いそうな感じ。縦横充分、オーラも禍々しい。

この方、最後にお辞儀をして下さったのですが、コレがまたお辞儀に全く見えない(笑)。確かに頭を下げて、腰を折っているんですが、お辞儀に見えないんです。あんな凄みのあるお辞儀初めて見ました。二度と来るな、と言われた気がしました。

しかし、嫌な気分は不思議としませんでした。だよねー、失礼しましたって感じです。

いつの日か、あのゴットマザーに認められる様になってから、また訪れたいです。。


いつの日になるコトやら。

una amigo!(ウナ アミーゴ!)@勝どき

2015-11-26 08:35:32 | スペイン料理
皆様は以下の3つのウチ、どれか1つだけデキるとしたら何れを選ばれるでしょうか?

①「スペイン料理」を食べながら「中華料理」も食べる。

②「L4YOU!」を観ながら、「ドクターX」の再放送も観る。

③「松下奈緒」と付き合いながら「井上あさひ」とも付き合う。



どれもコレも実現困難な選択肢ばかりでありますが、実は1つだけ、本当に出来ちゃうモノがあります。



答えは、続きをご覧くださいませ。


…………………………


場所は勝どきにあります。勝どきは会員制の長期滞在型ホテル「ビュック」の2階にあるお店。





ウナアミーゴ!
スペイン料理のお店です。大体一皿1,000円以下の料理が多く、少しずつ色んな料理を食べたい方にはオススメのお店です。

ここは、一時期、ホテル「ビュック」に毎週末ワケありで滞在していた頃、よく伺った思い出深~~いお店。涙無くしては語れないお店。


…さてさて、今日の涙は、明日への勇気に変えて、お店に入りましょうかね。

入店するといきなり面食らうと思います。

黒木メイサと中嶋美嘉を足して3で割った感じの店員さんにこう聞かれます。









「スペイン料理ですか?中華料理ですか??」









はい??



禁煙席か喫煙席かはよく聞かれますが、スペイン料理か中華料理かをいきなり聞かれるのは稀有でしょう。ぷーさんかプーチンかの選択を迫られるくらい稀有でしょう。

…2秒フリーズしてますと、店員さんがネタばらししてくれます。実はこちらのお店は入って左側がスペイン料理・ウナアミーゴ!で反対の右側がなんと中華料理・ドラゴンなのであります。

どーしよーかなーって考えていると、店員さんから耳を疑う提案を受けます。




どちらの店の料理も出せます。









はい????




つまり、ウナアミーゴ!に入ったとしてもドラゴンの料理が、ドラゴンに入ったとしてもウナアミーゴ!の料理が注文出来る模様。なら…











1つの空間で商売すればいいんじゃない?

扁桃腺まで出かかりましたが、すんでで嚥下しました。


んじゃ、ウナアミーゴ!で、と店員さんに伝えると左側のウナアミーゴ!エリアに通されます。ちなみに真ん中が厨房スペースになっていて、スペイン料理も中華料理も同じ御方が作ってる模様。ココがシルクロードに当たる模様。


さてさて、長旅を終えて到着いたしましたのは、スペインのお席。早速、メニューから目ぼしい品をオーダーします。



前菜3種
スペイン風オムレツにオリーブ、と何だっけ?オムレツは具沢山で、お味も上々★★★☆☆ワインが攻め込んできます。



海老のアヒージョたしか砂肝のアヒージョもあったけど、こちらをチョイス。ニンニクとアンチョビが効いていて、不味いわけなし★★★☆☆さらにオイルを吸ったブロッコリーがまた良い。



牛モツのトマト煮込み
トロットロの牛モツとトマトの程よい酸味が堪りまセブン★★★☆☆


ツブ貝のなんちゃら
名前を失念。エスカルゴのツブ貝版って言えば、近からず遠からず。美味い★★★☆☆ワインを白に切り替えます。


海鮮パエージャ
目にも美しいこちらのパエージャ。お味も勿論よろしい★★★☆☆


あー、何だか酔っ払っちゃった。。。そー言えば、中華料理をドラゴンから輸入するの忘れちゃった。ギョーザ食いたかったんだけどな。。。

マルコポーロに想いを馳せながら、勝どきの夜は更けるのでありました。