宋家 ガムジャタン@新大久保 ★★☆☆☆

漫画・美味しんぼに「茶の味わい」という話があります。話はこうです。

主人公・山岡士郎の同僚である田畑さんの姪が修学旅行の京都で高級玉露をお土産で買って来ました。が、それは実はクズ茶だったコトが判明。皆んなで京都に乗り込み、ニセ玉露を売ったインチキ土産物店を襲撃しますが、店主は口を割らない。そこで一計を案じた田畑さんが店主に放ったのがこちら。

かっくいい〜

そしたら、田畑さん。新大久保にもちょっと来ていただけませんか？

宋家 ガムジャタン

近頃涼しくなってきまして、そしたら無性にカムジャタンが食べたくなり、専門店だというこちらに遊びに来たのであります。

店内に入ると店主らしいおっちゃんが、観光地の土産物屋の呼び込みのノリでワァーっとまくしたて、カムジャタンについて説明してきます。ウゴジガムジャタンはどこでも食べられるカムジャタンで、上の白・赤はオリジナルだと言います。うーん、迷った末に「オリジナル」という響きに負け白をお願いしました。

おっちゃん曰くコッチョリという浅漬けキムチは絶対食べて欲しいってコトで、こちらも注文します。

散々喋り倒して満足したおっちゃんが引き上げましたので乾杯。ハイボールです。

コッチョリ

秒で出てきました。

おっちゃんの説明通りの浅漬けキムチ。味わいが乏しいですが、白菜のシャクシャクした歯触りと甘みを感じられてコレはコレで美味いです★★★☆☆

んで、やって来ました

白ガムジャタン

具は豚の背骨とジャガイモ、長ネギと至ってシンプル。

付属の青唐辛子と唐辛子を入れるコトで白を青にも赤にも出来るという味変スタイル。

おっちゃんは店の回転が命らしくやれ食えそら食えと矢の催促ですが、味を見たら全然でしたのでグツグツ煮込みまして、

再度お味見。ふむふむ薄い火鍋スープの白い方といった感じですが、まぁ良いでしょう。

背骨からいただきます

が、

クズ肉やんっ！★☆☆☆☆

ちょっと何なにナニ？事前のおっちゃんのアナウンスでは他の店は冷凍の背骨使ってるけど、ウチは生のいいヤツ使ってる！と言ってたけど、ただのクズ肉やん！！！あの店もこの店ももっともっと肉付きが良かったぞ！例え冷凍でもあちらの方が満足度は数十段高いです。

煮え切れない気持ちで煮え立つ鍋を見つめます。。

ちっちゃい瓶で980円也の韓国焼酎で気を紛らわせます。

気を取り直してお芋をいただいてみますが、このお芋も小さいし、何より身崩れしないしっかりしたヤツなので、あのカムジャタン特有のドロドロスープになってくれません。

青唐辛子をいれても

唐辛子を入れても死んだ心には響かずで

何だかとっても侘しい鍋。。。

〆にスープを使ったご飯いためをお願いしましたが

スープなんてほんのポッチリしか入れないもんだから、炒める時に大量投入した胡麻油の味しかしません。つか、この質と量で750円とはね。。。

もういいや、帰ろうってコトでお会計後（2人で7,000円弱）、店を出まして近くの韓国食材のお店へ、そしたら

⁈

まずは一緒に遊びに行く税務署の方とお友達にならなきゃだわ。

あんどれ@駒沢大学 ★★☆☆☆

職場のおばちゃんと、コレまで落としてきた携帯もお財布も尽く返ってきた話で盛り上がり、私達も早く社会に対してこの借りを返さないとねー、なんて誓い合った翌日の朝。

道に落ちている

十字架を発見。

アクセサリーじゃなくてガチなヤツ。落とした人は困ってるだろうし、拾ってあげたいのは山々だけど、僕みたいな邪教徒が迂闊に触ったら地獄の業火で焼かれそうですので、涙を飲んでスルーしたのであります。

しかし、拾ってあげられなかった罪悪感は残りましたため、こちらのお店を拾ってみるコトにいたしました。

あんどれ

普段絶対に行かないような洋風居酒屋ですが、拾ってみたのです。

エビスで乾杯。む、サーバーの始末が悪い様で臭い。。。

一抹の不安を感じながら、

キャオスなメニューから選びましたのはこちらの品々

おまかせオードブル3種盛り

テリーヌにピクルスにカマンベールチーズフライという何て言うか何と言うか。

豚肉と鶏レバーのテリーヌはそれぞれの嫌なところがフルスロットルでよろしからず★☆☆☆☆

カマンベールチーズフライは業務用かしらん★★☆☆☆

ピクルスはまぁいただけます★★☆☆☆

こりゃ、酔っ払わないとダメなヤツだ、と白をボトルで。

タイ風春雨サラダ

要はヤムウンセンですな。辛味控えめ酸味がちの仕様でサッパリいただけます★★★☆☆ コレは中々です。

極み鶏 白レバーの塩焼き きざみワサビ添え
立派な冠を被ったお鶏様のレバーは適度な濃厚さと甘みがあり普通に美味いけど、極みかぁ。。ハードル上げるの止した方がイイ気も。。。

ポテトフライアンチョビバター

大好きなポテトフライとアンチョビの文字に条件反射的に喰いついてみれば、このポテトの仕様かぁー。細いフレンチフライみたいなのが好きなんだけどなぁー。でも、食べてみればホクホクでこれはこれで美味いです★★★☆☆

赤もいっちゃいましょうかねー

ホタテ貝のグラタン 白ワインソース

濃厚なベシャメルソースのグラタンを想像して頼んでみれば、コレがなんと酸っぱいグラタン。。。は、初めていただきました☆☆☆☆☆

鰻のかば焼き ワイルドライス添え
もうちょっといいかな、と思いつつも〆で注文。うんうん、あの、そのなんていうか

あんどれさん、攻め過ぎです。

目先の変わった料理をお腹いっぱい食べて欲しいという愛はビシバシ伝わってきますが、もうちょい基本に沿ってあげてもいいような。雰囲気も良いだけに、長く続いて欲しいと個人的には思います。

だから、

こんな感想でもちょっとは拾っていただけると光栄です。。。

FISH（フィッシュ）@西武新宿 ★★★☆☆

時代だわねぇー

ドラクエの踊り子っていったら

女子専用の職業だった（はず）のに

男の子もなれちゃう時代なのねぇーーー。

時代はジェンダーレスのボーダーレス。そんな時代に本日は

フィッシュ

時代はあの店もこの店もあいがけのボーダーレス。そんな時代にこちらのお店もボーダーレスカレーを出すというんでやってきたのでありますが、

メニューを見たら三種コンボなんてのもあって、んじゃ折角だからと術中にハマり

白身魚のカレー&キーマ&MIX豆

ボーダーがありそうで無いワンプレート。早速いただきまーす。

先ずは白身魚のカレー。鱈、じゃないな。鱈を更に数段淡白にした様な白身魚です。そこへココナッツミルクで厚みを付けたマイルドなカレーが中々合います★★★☆☆

続いてキーマ。鋭い辛さでわりかし好みです★★★☆☆

三種目の豆。ちょっぴり水っぽいかな。あまり感心しません★★☆☆☆ 他のカレーと混ぜて味変に使うくらいの立ち位置です。

ご馳走さまでした。



つか、店員の方々が異様なくらい元気ないのが気になりました。元気レスのヤル気レス。コレまた時代なのかしらん。。。

Ab・de・F（エビデフ）@北品川 ★★★☆☆

BBAで「ババア」みたいな？

gkbrで「ガクブル」みたいな？

ksnmで「クソ眠い」みたいな？

KIRINで「彼女いない歴＝年齢」みたいな？

そんなノリなんだろうなぁ、きっと。。。

エビデフ

Ab de Fでエビデフ。つまり、海老でフライ。海老フライ専門店ってコトでよろしいかしらん？

そしたら、海老フライは食べなきゃなりますまい。

特撰海老フライセット


予想していたのより大きな海老ちゃんにwktk（ワクテカ）。

早速いただきまーす。

fmfm（ふむふむ）★★★ ☆☆

分厚い衣に包まれた海老ちゃんはちょっぴりスマートですが、お値段がお値段なのでそれは言いますまい。専門店だけあって揚げ加減は申し分無し。難を言えば、タルタルソースがぼやけていて、もうちょい輪郭をつけて欲しいかな。

海老フライ専用ソース、とやらも何だかはっきりしない遠慮がちな感じ。もうちょい自信を持った味付けにすればいいのになぁ。

まぁ、いいや。大好きな海老の尻尾や

ミソの詰まったお頭をいただくこの幸福感は何ものにも変えられません。

綺麗さっぱりいただきました。んじゃ、本日はこのへんで


jbm（じゃあ、バイバイ、またね」

青山シャンウェイ@渋谷 ★★★☆☆

突然のコトに思わず立ち上がる年老いた母。父の名前を聞きハッとする子供達。あまりの変わりぶりに疑わしげな視線を向ける使用人。そして、いるはずの妻の不在。そう、彼は帰って来たのです。苛烈なシベリアの流刑から、ある日突然、

思いがけなく（イリヤ・レーピン作）

そして、私も本日は思いがけなく

青山シャンウェイ

新しく出来たミヤシタパークを冷やかしにやって来ましたら、思いがけなく以前ちょっぴり期待外れだったこちらのお店がありまして、自分でも思いがけなく試してみようかという気になって入ってみました。

ふむふむ、ランチは1,000円均一なのね。その中から一番に気になるヤツをお願いします。

そしたら



名物 柔らか蒸し鶏の葱油醤油


コレかぁーー！

思いがけなく、以前？？？だったヤツ

が登場。かぁーしくじった！と後悔しながらいただきますれば、

思いがけなく旨い★★★★☆

アレレ？コレは思いがけなく旨いです。甘辛い醤油味ですが、濃過ぎず薄過ぎずのイイ塩梅。身はホロホロトロトロに蒸されていて、骨まで食べられちゃいます。

思いがけなく、と言えばこちらの味噌汁。中華スープじゃないのね。

こちらはおツレの柔らか豚足の麻辣まぜそば。

うひゃー旨そう！と一口いただきましたが、思いがけなく酸っぱい味付けで、う〜ん。。。

以上、思いがけないお話でありました。