中流階級の食寝言 ~それでも上流階級の夢をみる~

普段、人様は何を召し上がっているのか気になりませんか?自分は物凄い気になる。。。

café 1886 at Bosch(カフェ イチハチハチロク アット ボッシュ)@渋谷 ★★★☆☆

2019-09-26 13:51:48 | カフェ
以前、舞台好きの知人に引っ張られ、ケン・ヒル版だかアンドリュー・ロイド・ウェバー版だかのオペラ座の怪人を渋々観に行った際、ラストのセリフにヒリヒリしたコトがありました。そう、それはファントムのセリフ




「私は地獄のかまどで焼かれたような怪物だが、、、









秘そかに天国に憧れる 秘そかに 秘そかに 秘そかに…」




このセリフにヒリヒリした理由は自分でも分かっています。それは、リア充を馬鹿にし、否定している自分だけど、本当は




密かにリア充に憧れる 密かに 密かに 密かに。。。
「リア充」と聞くとマライヤ・キャリーのこのグリッターを連想する自分…。そんなリア充の何たるかをよく理解していないけれど、盲目的に憧れる私がやって参りましたのはこちら





カフェ 1866 アット ボッシュ
ドイツの老舗自動車部品メーカーの日本本社に併設されたこちらのカフェ。リア充っぽいスタイリッシュな店内の雰囲気に、一人で入るのは憚られ、職場の女子パイセンを朝食に誘ってやってきたのでありました。



んで、お洒落なカウンターでイケメン(風)の店員さんに注文し、優雅にソファ席で待つコトしばし




Bセット
あらまー、クールな感じがリア充っぽい!




パンにハーブソーセージ、カレー風味のコールスローサラダあたりにドイツっぽさを感じます。




いつどのタイミングでどうやって食えば分からない半熟卵を横目にいただきますれば




リア充!★★★☆☆
正直もう味じゃありません。雰囲気です。雰囲気が味になり、まあ効用となるリア充マジック。周りのお客様方も「お洒落なお店で素敵に朝食をいただくリア充な私」味を楽しんでおられます。うーん、リア充恐るべし。。。




いやー、束の間リア充体験をさせていただきました。取り敢えず満足です。



んじゃ、




地獄のかまどに焼かれに、職場に戻りますか。。。
やはり、私には地獄がお似合いなようです。。。


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Le Coq Roti(ルコックロティ)@池袋 ★★☆☆☆

2019-09-25 15:59:11 | フレンチ

冷静になって考えてみると、羽根つき餃子の羽ってそんな有り難がるもんじゃなくない?って思うように



冷静になって考えてみると、食材集めて料理作るよりも出来合いを買った方が安かったんじゃない?って思うように



冷静になって考えてみると、保健体育の性教育のテストで100点取ったけどコレ親に見せるのマズくない?って思うように



一度立ち止まって冷静に考えてみる必要があるのかもしれません。




ルコックロティ
美味しいロティサリーチキンをいただける、とのコトでやって参りました。コースで4,500円と格安です。




更には飲み放題。恐れ入ります。




さぁーて、何飲むかな、と飲み放題メニューを眺めましたら、スパークリングワインがあったので折角だから乾杯はコレで。



ぐいーっとやってるところにお料理が登場です。




メカジキの瞬間スモークとフレッシュハーブのカルパッチョ~バルサミコソース~
料理人さんイイ腕してますねーと皮肉の一つも言いたいくらいにうっすく切られたメカジキ。味というか風味を感じる程度★★☆☆☆ ま、アミューズブーシュくらいに思えばなんてコトはありません。




胡桃と10種の彩りサラダ~すりおろしオニオンとリンゴの自家製ドレッシング~
お野菜の鮮度はまずまずだけど、ドレッシングがまんまオニオンとリンゴでヒネリが無いです。凡庸★★☆☆☆




大山どりのコンフィ~チミチュリソース~
鶏むね肉をしっとり仕上げてありますが、それだけ★★☆☆☆ 作りかけというか、料理として中途半端な感じがします。




切りたてふわっふわパルマ産プロシュート
ふわふわじゃないっ!なんて小さなコトは申し上げません。塩が回って塩っぱすぎる!★☆☆☆☆




なんとここまで料理が一気に来まして、テーブルの上を整理するのが忙しくやっとスパークリングをやっつけビールへ。




カリカリフライドポテト
「カリカリ」を謳ってますが、冷静になって考えてみるとただのポテトフライです★★☆☆☆



と、ここへお目当てのメインが登場




茨城県産つくば鶏のロティサリーチキン
2人なので半身でやってきました。んでお味は




うん、流石に名物は食わせる★★★★☆
恐らくちゃんとマリネしているのでしょう、香味野菜とハーブの香りがくっきりしていてメリハリがあります。肉付きはそれ程でもありませんが、その分肉質がしっかりしていて、鶏肉の味を感じるコトが出来ます。




こりゃ赤いきますか、ってコトでシフト




熱々キャベツのアンチョビソテー
わーい、アンチョビだーなんて喜びましたが、冷静になって考えてみたら家でも作れますがな、コレ…★★☆☆☆




折角なので白も煽ります。




ガレット ロレーヌ
もう一つの名物、らしいこちら。しかし、出てきた時には既にチーズが冷たく固まり、またガレット自体も自らの熱で蒸れきってしまって全く美味くありませんでした★☆☆☆☆




うーん、品数と値段だけでみたら良いかも、と思いますが、冷静になって質を考え合わせますとあんまり…かも。クールクールクレイジー ボーイ。



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雲林坊(ゆんりんぼう)@川口 ★★☆☆☆

2019-09-24 18:11:34 | ラーメン

前のめりです。




前のめりです。




これでもか!ってくらい前のめりです。




拒絶するマリア様のところにいきなり飛んできて前のめりで受胎を告知する大天使ガブリエル同様に大変前のめりなお店です。




雲林坊




と言うのもね、




店の前にカップ麺を並べちゃう前のめり。
自信があって皆んなに食べてもらいたいからなのか、店毎の営業ノルマなのか、分かりませんがいずれにしろ前のめり。




って、おや?




食券機に忍び込ませる抜かりのなさ。



これはこちらの汁なし坦々麺、期待できますよ。って期待に胸をふくらませて待つコト暫し




汁なし坦々麺
うわ、苦手な傾いた器だ。コレ見てると器酔い(?)しちゃうボクです。




あんまり器の形を見ないように注意深く混ぜ混ぜし、前のめりでいただきます。



そしたらね






反り返るくらいコクが無い★★☆☆☆
うわべの辛さと痺れ、胡麻の香りは一丁前。しかし、その後にあって欲しい肝心な味の屋台骨が無いのです。取りつく島もないという感じで食べれば食べるほど不安になっていく不思議な感覚。ふわふわ漂ううちに終わった、てのが感想です。




うーん、前のめりに積み重ねる暇があったら肝心なお味を踏み固めて欲しいなぁ。。。受胎告知も前のめり営業もちゃんと環境を整えてからやっていただきたいものです。。。



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アカツキ@三軒茶屋 ★★★★★

2019-09-23 15:51:48 | イタリアン

西洋美術において「アトリビュート」というものがございます。これは絵画に登場する人物の持ち物を指し、これにより持ち主が誰であるかを特定する役割を果たします(じゃないと似た顔ばっかりなので誰が誰だか分からなくなる。。。)。



例えば鷲は




ゼウス



例えば孔雀は




ヘラ



例えば白鳥は




アフロディーテ、みたいな具合です。



そして、こちらのフクロウは



アテナ、



じゃなくて




アカツキ
素晴らしいお店に出会ってしまいました。




まずはハートランドで乾杯。




メニューを眺めますとどれもこれも気になりますが、


このアカツキ盛りがやはり気になりまずこちらを注文しましたならば




うひゃーーー!何コレーーー⁈めっちゃ楽しいっ!!!
テーブルの上に突如現れた企みに満ちた前菜の数々に目も心も奪われます。




こりゃワインだ、とビールをガァーっと片付け赤をボトルで。さ、アカツキ盛りにかかりましょう!



って、




どれもこれも本当に美味しい。。。★★★★★
カニとナスのパンナコッタ、シャインマスカットのひとくちパイ、とうもろこしのミニスープ、サーモンのカルパッチョ、タコのマリネ、炙りポテトサラダ、自家製イチヂクバター、卵のテリーヌ、鶏ハム、一つひとつが吟味され丁寧に作られていて、本当に美味しいです。脱帽。



おツレと二人で絶賛しながら食い飲み散らかしておりますと、温かい前菜その①が登場




和牛のミートソースとマッシュポテトのグラタン
粗挽きされた和牛の旨味をギリギリまで煮詰めたトマトの酸味がギュッと締め付けて文句のつけられないミートソースに仕上がっています★★★★★ マッシュポテトも生クリームを惜しまず使っており奥深く、しかしでありながら軽やかに仕上がっておりコレだけでも相当美味いです。




和牛トリッパのトマト煮〜オーブン焼き〜
続いて温かい前菜その②としてお願いしたこちら。コレもね、ホントにね




うっま!!!★★★★★
ますばトロトロトリッパの旨さに脳髄をヤラれます。語弊を恐れずに敢えて言いますと、エロいです。トリッパ特有の香りを薄っすら本当に薄っすら楽しめるレベルでわざと残してあるところにお店のテクニックを垣間見るコトができます。そして、煮込みを焼くコトで余計な水分が飛び旨さが凝固してます。なるほど、今度家で作る時はこーしよー。




あららー、これからメインが来るというのに、ボトル片付けちゃった。。つーコトでグラスをいただきました。さ、メインをお迎えする準備も完了。そこへいらっしゃったのが




フランス産マグレ鴨のロースト
ご親切に一人分に切り分けて持って来てくださいましたこちら。いただきますと




今まで食ってた鴨はなんだったのかっ⁈★★★★★
鴨って、美味いのね。。。心無い蕎麦屋の鴨南蛮(家鴨)に毒され、鴨の真価を見失っていたけど、いやこんなの食べさせられたら堪らんだろう!一口いただいただけでコレまでの鴨のイメージが崩れ去りました。野趣の中にキリリとした品もあり、また焼き加減と塩&ハーブの使い方が名人芸。恐れ入りました。




まだまだ食べてみたい料理がいっぱい!でも、絶対にまた頼みたいのはやっぱり「アカツキ盛り」。間違いなくアカツキ盛りはこちらのお店のアトリビュートであります。


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岩槻商店@岩槻 ★★★☆☆

2019-09-22 12:40:12 | ラーメン

損の種を蒔くのは、往々にして自分である。
全く忌々しい名言ですが、全く以ってその通りです。



だって、




あん時は酔っ払って激辛火鍋を調子こいて食い、その後渋谷駅構内にて人間の尊厳に関わる大醜態を晒しましたし、




あん時は酔っ払ってこちらの店の石段を踏み外し大転倒、その後膝を長く痛めるコトとなりましたし、



あん時は酔っ払って、青山から渋谷までを職場のお姐様3人とおてて繋いで歩いて、翌朝思い出し死にたくなったりと全ての損の種を自ら蒔いてます。。。



そして、本日もまた一事案




岩槻商店
珍しくコッテリしたモノが食いたくなり、やって来たのでありました。




うーん、コッテリがっつりズッシリなメニューが並びます。そんな中から選んだのがこちら




ラーメン(醤油)
見てるだけで消化不良を起こしそうなメニューに気圧され一番シンプルなヤツにしました。



と、ここで素直に食えば良かったのですが、ふと目に入ってしまったこちらの



きざみ玉ねぎ。こりゃ入れるでしょ♫と



店員さんにお願いしまして




深い考えもなく大量に蒔き蒔き



そしたら





超絶ぬるくなちゃった。。。
考えてみれば至極当然。冷蔵庫で冷やされた玉ねぎを大量に蒔いたため全体の温度が下がり、ただでさえコッテリと重たいスープが乳化し、嚥み下すのもエネルギーが必要な一杯となってしまいました。。しかし、コレは全て自分が悪い、てめぇが蒔いた損の種です。




はぁ、、、



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