名塩御坊 教行寺

西宮市北部にある蓮如上人創建の寺 名塩御坊教行寺のブログ
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乾電池式のお灯明

2022年08月18日 11時06分00秒 | 仏教・宗門関連
住職の娘です。
 
おかげさまをもちまして、昨日17日の盆法要は雷鳴とどろく中、なんとか無事に勤まりました。
お盆期間中、お参りくださった方、ご自宅でお勤め頂いた方、さまざまなかたちでご協力頂いた方々に心より感謝申し上げます。

今日は、お盆も終わって、そのネタか?と思われるようなお灯明のご紹介です。

 
ご覧の通り、乾電池式キャンドル型のLEDろうそく…いや、太い絵ろうそくに似せたLEDキャンドル?
とにかく、和洋折衷の雰囲気を醸し出すお灯明です!
写真の商品は、カメヤマ株式会社がだしている「いろは あかり」。
お世話になっている「あみだ堂まんだらや佛具店 三田支店」さんで展示してあるのをみて購入しました。
 
 
 
昔から、ろうそくは火の消し忘れや、燭台(ろうそく立て)の転倒などで、日本特有の木造住宅(畳文化)火災の大きな要因のひとつでした。
他には、ろうそく立てを水洗いした後に水滴が残っていると、ろうそくの火が尽きる瞬間、パチッと火花が散ることがあり、火花の飛んだ畳からじりじりと失火する可能性もあります。
近年は、安全のため、さまざまな種類の電気式のろうそくが仏具店に並ぶようになりました。
私がよく目にするのは、電源を必要とするコード有りのもの、コード無しの乾電池式の二種類です。
 
 



↑乾電池単三を2本。

リモコン付きというのは、初めてみました。
手を伸ばして、裏のスイッチをゴソゴソするよりもスマートです。
ただし、この小さなリモコンを紛失しないように気をつけなくてはいけませんが…
 
 
91歳の祖母は、未だにひとりで毎日お勤めしています。
お灯明は、無明を破する仏の智恵の光をあらわします。
お勤めの際には、できるだけお灯明をあげたいものです。
ただ、祖母に一人でろうそくは使わせられませんので、お灯明を上げることをここ数年控えてもらっていました。
かといって、コードも危ない…Web上でもキャンドル型を見ていましたが、どれが良いのかわからないため購入には踏み切れず。
そんなとき、お線香を買いに行ったあみだ堂まんだらやさんで、偶然見つけたのがこの「いろはあかり」です。
一目見て祖母が好みそうだと思い、小さいサイズを一つ購入してプレゼントしました。
祖母自身、指先が不自由に感じているので、このお灯明もリモコンも喜ばれました。
このお灯明の光が、少しでも不自由な祖母のなぐさめとなりますように。
 
南無阿弥陀仏


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