名塩御坊 教行寺

西宮市北部にある蓮如上人創建の寺 名塩御坊教行寺のブログ
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芦屋仏教会館(公益財団法人)☆公開仏教講座

2019年08月27日 07時43分16秒 | 仏教・宗門関連
住職の娘です。
 
今日のネタは、芦屋仏教会館(公益財団法人)についてです。前回の投稿記事『「浄土真宗の法話案内」☆便利なWebサイト』に連続して、聞法(もんぼう)・聴聞(ちょうもん)に関連する内容です。
 
 
芦屋周辺にお住まいでも、この芦屋仏教会館についてご存知の方は少ないでしょうし、特に、このネーミングで「公益財団法人」であることを承知しておられる方は、滅多におられないと思います。(現在、宗門の先生が多く関わっておられるので、「宗門関連」カテゴリーに分類しています。)この芦屋仏教会館は、人々の強い願いによって設立・維持されている聞法(もんぼう)の場なのです。
 
 
 
以下、芦屋仏教会館HPコンテンツ〈会館概要〉の「生い立ちと理念」から一部抜粋。
 
【芦屋仏教会館は昭和2年誰もが気兼ねなく集える、開かれた聞法の道場とするべく、伊藤長兵衛翁〔丸紅商店社長(現(株)丸紅〕が、私財を投じ、大阪の財界人、宗教家等の人々の賛同を得て創設しました。
そして更には多額の基金を投じて、昭和5年には公益法人として「財団法人芦屋仏教会館」の認可を文部大臣から受けることにより、この事業の永続不滅を願ったのでした。
(このとき前身ともいうべき宗信会【宗教団体ではありません】は、事業運営の母体から、財団法人芦屋仏教会館の後援会に変わり、主として資金的バックアップをおこなう後援団体となりました。)
その発願の意図するところは、当時の物質文明偏重、奢侈放縦(しゃしほうじゅう)に流れつつあった人心を更生するためには、伝統的仏教思想(文化)に基づいた法話を聞くことによる人々の自己覚醒に待つしかない、との信念によるものでした。
 
以来、その主たる事業として日曜定例公開講座を90年にわたり、太平洋戦争と阪神大震災の一時期を除き、毎日曜日〔現在は月3回〕に開催してまいりました。
このように継続して行われている仏教の公開講座は全国でも数少ないといわれています。】

「仏教を学ぶことは、自らの愚かさを知ること。」とよく言われます。
 
このように言い慣わされるのですから、聞法を始めた当初は楽しく感じなくて当然かもしれません。正直なところ、自分の愚かさを思い知らされ、自らまとった虚飾を剥がされるのに抵抗して「でも」「だって」と言いたくなるのが人情。他者の弱点を知り、他者を打ち負かしたりすることのほうが、よほど簡単です。
 
しかし、人間にとって最も必要なことは、自分の弱点を知り、自分に負け続けないことでしょう。また、「生い立ちと理念」の文中に『自己覚醒』とありますが、救いとは、幸せとは、自らの気づきの中にしか存在しえません。そして、聞法によってそれを知り成すことができると信じた人々の願いのカタチが、芦屋仏教会なのです。
 
 
合掌
 
 
芦屋仏教会館
講座は以下の通り。
ご興味のある方は「公開仏教講座のご案内」から詳細をご確認ください。
・仏教講座
・基礎講座
・入門講座
(聞法の会)
 
直近の仏教講座(ちょっと専門的でご講師の先生も高名な方)は、以下の通り。
2019年9月1日
行信教校講師 寺川幽芳先生
「仏像の微笑」 
 
2019年9月8日
行信教校校長 天岸浄圓先生 (←個人的に隠れファンです♡)
高僧和讃のこころ(四十五) -法然上人の往生とその後ー
 
 


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