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名塩御坊 教行寺

西宮市北部にある蓮如上人創建の寺 名塩御坊教行寺のブログ
〒669-1147 兵庫県西宮市名塩1丁目20番16号

春のお彼岸

2023年03月19日 16時02分00秒 | 教行寺・寺務関連
住職の娘です。

3月18日から24日までお彼岸!

真宗の場合のお彼岸は、ご縁のある方の生と死を通じて、阿弥陀様の話を聞きうけ、お念仏申させて頂くものです。

また、おかげさまの心から、ご仏前や墓前に花やお香、季節のものなどをお供えします。

真宗は、お仏壇のお仏飯(ぶっぱん)以外、食べ物などで「必ずお供えする物」や「お供えしてはいけない物」などは決まっていません。(←それより、家や地域の独自色が色濃いです)

実質、家のお仏壇などの花も、盆彼岸葬式宗派問わず慣習的な「仏花に棘花・毒花は避ける」を守るのみです。たとえば、バラや彼岸花などです。



さて、お彼岸ということで、中日(春分の日)の前に、我が家もお墓参りに行ってきました。

ただ、お参りは家でしますので、墓前にはお花しかお供えしません。

しかも、寺の境内にあるものでまかなっています。

青空のもと掃除やお花をいけながら、内心、自らの至らなさを恥じつつ、ご先祖さまや家族に感謝申し上げていました。(家族には言えませんが)

最近、思うように体が動かないこともあってモヤモヤしていましたが、お墓を後にする頃には、少し気持ちがスッキリしました。

子どもの頃はそんなことはありませんでしたし、人間の経験や価値観の変化とは面白いものだと思います。


個人的な考えですが、墓石を眺めながら掃除をする時間は、死を意識して生きる非日常です。

そして、仕事や家事のように時間や損得にあまり縛られないので、頭に『余白』がうまれます。
 
そんな力のぬけた余白で、ご先祖さまという時間や空間に縛られない『他者(真宗では阿弥陀様ですが)』に意識を向け想像力をはたらかせれば、自然と今『私』に固執する気持ち(煩悩)がゆるみ、結果として、こころのバランスがちょうど良い具合になるのではないかと思います。
✴︎掃除など体を動かすことで血流が良くなり、呼吸もしっかりして酸素を多く取り込めば、脳内の化学物質が快感情をうみます。

墓参に限りませんが、こういう『余白』は大切にして頂きたいです。


(↑本堂横の桜🌸これから開花します)


春のお彼岸中、当寺も、ご依頼のあるお家にボチボチお参りに行かせて頂いております。

仏事等、お問い合わせなどありましたら、電話かメールでご連絡くださいませ。

南無阿弥陀仏

【ご報告】部分的な工事に関して

2023年03月08日 13時50分00秒 | 教行寺・寺務関連

住職の娘です。

今日は、先月から今月にかけて実施した、教行寺の本堂や境内の部分的修繕工事のご報告です。

 

1,本堂の正面の障子に関して

高所にある明かり取りのような障子が何度も破れるので、障子紙をやめて樹脂製のものに変更しました。

白くてガラスっぽいですが、光沢をなくす加工をしてもらいました↓






以前、はしごなどを用いて繕ったのですが、翌日には動物にやぶられてしまったようで、障子紙に穴が増えるばかりでした。




上の作業を終えた翌日、下の写真のように穴があけられていました。



アクリル障子紙というのでしょうか、純粋な和紙ではない丈夫なものも試しましたが、古いガタガタ段差のある木枠にそわず、すぐに剥がれおちていました。

よって、最終的に業者さんに依頼して、新たに「なんちゃって障子風」にしました。

外観にほとんど変化はありません。

 

2,本堂正面の排水用暗渠設置工事

本堂正面の大屋根から落ちてくる雨水を効率的に排水するため、雨が落ちる部分に敷きつめた砂利を掘り起こし、その下に排水用のパイプを設置しました。






















こちらも、最後には上から同じ砂利をかぶせたので、外観はそのままです。

降水量が増えると、本堂の正面に小さな川ができて、それが石段をくだり山門まで流れていくような状態でした。

水の浸食で砂や砂利が流される上、石段の石も一部崩落する始末です。

ある程度水の流れをコントロールしていきたいと考えて、今回の工事を実施しました。

 

3,その他すき間などの解消作業



↑鬼門を完全に閉じてしまって良いのかと散々迷いましたが、あまりに虫や粉塵が入りこむので、大工さんに木材で塞いでもらいました。
以前は、この隙間に新聞や和紙が貼り付けてあったのですがみた目が悪くて。


以上です。

 

近年の酷暑や、夕立といったシトシト雨が減ってドカ雨が増えたこと、乾季のような雨の降らないカンカン照りが増えたことで、お寺の古木や弱った木造建築には過酷な環境となってきました。

それでも、こうしてなんとか繕いながら維持することができているのも、地域や門信徒の方々のおかげです。

こころより感謝申しあげます。


 南無阿弥陀仏


 

 

 


謹賀新年 【お知らせ】と【ご報告】

2023年01月01日 09時42分00秒 | 教行寺・寺務関連
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 

【お知らせ】

令和5年1月1日(日)から1月3日(火)16時まで、本堂と山門を解放しています。

お気軽にいつでもお参り下さい。

気持ちばかりですが、本堂内に境内でとれたダイダイとユズがおいてあります。

ご自由にお持ち帰りくださいませ(^^)





※名塩保育園の正面玄関は閉じておりますので、ご注意下さい。また、住職などに用事やお参りの依頼がありましたら、お電話にてお問い合わせ頂きますようお願い致します。

 

【ご報告】

昨年年末の話で恐縮ですが、磨きにだしていた本堂の輪灯が12月27日に戻ってきました。

さすがに業者さんは違います。

新品同然ピカピカになっています。

この美しさは、ご仏縁ある方々のお気持ちの賜物です。

住職、役員一同、心よりお礼申しあげます。









 

 

住職の娘です。

大晦日から元日にかけて、無事に除夜の鐘つきを終えることができました。

お参りにお越し下さった方々、本当にありがとうございました。

私たち家族もあたたかな感謝の気持ちをもって、新たな年を迎えることができました。















 

思い返せば、新型コロナウィルスの影響で前回、前々回は飲食物は提供せずに、ひっそりと鐘を撞いていました。

昨年は名塩も秋祭りでダンジリも出ましたし、村の方々からも「そろそろ戻していかな!」と後押しして頂いたこともあり、お茶と甘酒など準備しました。

天候にも恵まれて、コロナ前より賑わいがあり、皆様に笑顔でお帰り頂けたことは本当に有り難く励まされる思いです。

この感謝の気持ちを忘れず、本年も教行寺護持につとめて参りますので、ご支援ご協力賜りますよう宜しくお願い申しあげます。

 

南無阿弥陀仏


名塩教行寺(きょうぎょうじ)でTwitterアカウントがあります。

blogよりは更新していますので、ご興味があればご覧ください。




 

 

 

 

 


輪灯搬出作業が終了しました

2022年11月13日 12時48分00秒 | 教行寺・寺務関連
住職の娘です。

本日午前、輪灯搬出作業は予定通り無事に終了しました。






来てくださったのは、あみだ堂まんだらや三田店のお2人です!

手早く作業してくださいました。

磨きは高岡(富山)の業者さんにお願いするらしいです。


お昼頃、雨で足元の悪い中、ハイキングの方にもご参拝頂きました。
搬出にバタバタしており、お迎えする準備が間に合わず申し訳ないことでしたが、浄土真宗に親しみを持ってくださる方々で、本当に有難い御仏縁でした。






写真は寺の南天…難を転じて福となす。
皆様の道行きが善きものとなりますように✨勝手に願っております。

南無阿弥陀仏

あしたは報恩講

2022年10月29日 09時03分29秒 | 教行寺・寺務関連

住職の娘です。

明日、2022年10月30日は当寺の報恩講です。

 

今年から、教行寺の報恩講は、2日3座だったものを正式に「1日2座」お勤めさせて頂くことになりました。

御斎は女性の負担を減らすため外注となります。

また、うちは少人数なこともあって、午後の「法話」については、住職中心に仏教に関連する座談形式になると思われます。

なにぶん、住職の体調などもありますので、臨機応変にさせて頂きたいです。

 

さて、これから本堂内陣のお荘厳(しょうごん)やら、お掃除など…

報恩講本番前にラストスパートです。

コロナで社会的に変化したこと、家庭内の事情で変化せざるを得ないこと、個人的にこうしていきたいなーという希望はあれど能力不足なこと。

わたしどもも、この娑婆にて手探りしつつ、凡夫まるだしで勤めて参ります。

 

今週末は秋晴れの予報、皆様、良き週末をお過ごしください!

南無阿弥陀仏

 

過去の関連記事『お荘厳とお仏壇』

記事では、写真付きでお荘厳について少しばかり説明をしています。

 

Twitter「名塩 教行寺」で、お知らせや変更、つれづれなるその日暮らしをブツブツ申しております。

いつかどこかで「ぼやきの○○」みたいな裏垢つくって、くだを巻きたいな…

お寺の名前で真面目に【お知らせ】とかホンマの私とちゃうし。。

 

※追記

当初の予定では14時の勤行を正信偈第二種としておりましたが、今回に限り草譜にかえさせて頂きます。

勝手を申しまして、誠に申し訳ございません。