ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

「隣の女」

2016年09月02日 | フランス映画

 思い立って安価な再生専用のビデオデッキを購入し、録りためてきた古い映画を久しぶりに何本か観ました。
自宅にあるデッキは二台ともずいぶん前から故障していて、もうテープも全部捨ててしまおうかな、とも思うのですが、(繰り返し観た)市販されていないフランス映画のテレビ吹き替え版や、DVD化されていない作品のことを考えると決心が鈍ります。

 「そうさ、僕はなにもわかっていない、男はみな何もわかっていない、男は愛についてアマチュアなのだ」

 「あなたと一緒では苦しくて生きられない、あなたなしでは生きられない」

 「昔、女性のスカートの下は神秘的だと思っていた」「今は?」「時々ね」

 「僕の名前はなんだ?本当に知っているのか?だったらなぜ他の名前を呼ぶ?きみが寝ながら呼ぶ名前を教えてやろうか?」





 まだ珍しかった、ふかふかの座席、定員入れ替え制、飲食禁止のミニシアター、新宿のシネマスクエアとうきゅうで公開時(1982年)に観た際は、場内が明るくなっても膝がガクガク震えてなかなか席から立つことができませんでした。
これが愛なら、自分の中にはないし、自分には無理だ、とも思ったものです。

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