先日、相手から口頭でいただいたアポの日時を聞き間違え、あわや大惨事になりそうだったことをきっかけに、とうとう耳穴式集音器を購入した。
あまりに難聴が進み、補聴器を入れたら、と家族から言われ続けていたのを、カッコ悪い(※機器の形が)から、と何年も抵抗してきたのだが、集音器とはいえ、ついにルビコン川を渡ってしまった。
届いたものを早速充電してまずは右耳片方に装着してみると、、これが非常によく聞こえる。
音質はチープで、まるで千円以下のイヤホンと同じだし、よく言われるように生活音までもれなく拾い、これだともしドアがバタンと背後で閉まったら、飛び上がるだろう。
でも、これまで逡巡したのが何だったのかと思うほど、よく聞き取れている。
ただ、外した後は耳鳴りが一層強く、ザ・フーの「マイ・ジェネレイション」をヘッドホンでプレイ・イット・ラウドに聴いた時のようで、さらに難聴が加速するかもしれないな、とも感じている。
ピート・タウンゼントも長生きしてしまっているけれど、ホント、「老いぼれる前に死んじまいたいぜ!」(「マイ・ジェネレイション」)だ。