ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

おにいちゃん

2020年02月17日 | 日記

 娘が3つ年上の息子と同じ大学に進学することになった。

しかも、同じ学部の同じ学科へ。

アパートは本人の希望で、おにいちゃんの住む建物から二棟はさんだ三軒隣りの物件にした。

息子を手招いて、いいのか?とこっそり尋ねたら、大丈夫だよ、と答えた。

 この話を、銀行の女性支店長さんに話したところ、爆笑されたあと、同じ年頃の子を持つ親としては一番安心ですね、と羨ましがられた。

確かに、現地に立ってみると、まだ奇異な感覚は残っているものの、3年見慣れた息子のアパートがすぐ近くに見えるのは、とても安心だ。

 これまで何度も書いたが、仕事にかまけて子育てを全くしなかった。

申し訳ない限りである。

手を掛けないから口出しもしなかった。

しつけもせず、叱ったこともない。

そんな中で、たった一つだけ繰り返し話したのは、二人しかいない兄妹なのだから仲良くしなさい、だった。

こんな親の願いを、子供たちは見事に叶えてくれた。

本当にありがとう。

2008年 佼成出版社刊

作者と挿絵画家は兄妹なのだそう。

しかも、同じ大学を出ているとのこと。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シューシャイン | トップ | ゴールデン・スランバー② »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。