ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

ジェラス・ガイ(もしくは守護神)

2017年11月20日 | Fab4

 「ジェラス・ガイ」はジョン・レノンのアルバム「イマジン」(1971年)の収録曲。レノン射殺(1980年)の翌年にロキシー・ミュージックが追悼の意を込めてカバーしたシングルが大ヒットしている。

 

これはバンドリーダーのブライアン・フェリーのソロライブ(2007年)の映像。

  ロキシー・ミュージックは紆余曲折があり、ボーカルのフェリーとサックス、ギターの3人だけが正式メンバーで、あとはその都度セッション・ミュージシャンを加えてレコーディングやライブを行なってきた変則バンドである。

その長いキャリアの中で、ロック界一のダンディ(死語?)と称されたフェリーは、どこから見つけてくるのかと感心するほど、美人ミュージシャンたちをその時々のステージに上げてきた。

  半面、フェリーはとても義理堅い男らしく、クリス・スぺディングという名セッション・ギタリストを40年以上に渡って使い続けている。

今年行なったライブツアーも、御年73歳になったスぺディングを帯同している。

たぶん彼にとっての守護神、後ろにいると絶対負けない気にさせてくれるメンバーなのだろう。そんな出会いがあったフェリーは本当に幸せだと思う。

 上の「ジェラス・ガイ」の映像には3人のギタリストがいるが、スぺディングは中盤で短いギターソロを弾いている太った白髪のオジサン。

僕が彼のソロレコードを買い始めたころは、上下革ジャン姿で痩せて凄味のある美男子だったのだが、、。

 

            ジェラス・ガイ

 

過ぎてしまったことを夢見ていた そして

おれの心臓は早い動悸を打ちつづけていた

おれは 自分を押え切れなくなっていた

おれは 自分を押え切れなくなっていた

きみを傷つける気なんか なかったんだ

泣かせたりしてすまなかった

きみを傷つける気なんか なかったんだ

おれは ただのやきもちやきなのさ

 

おれは心配だったんだ

もうきみは おれを愛してくれないかと 思ったんだ

おれは心の中で ぶるぶる震えていたんだ

おれは心の中で ぶるぶる震えていたんだ

おれは きみの眼をとらえようとしたんだ

きみが隠れようとしていると思ったから

おれは 痛みを呑みこんでいたんだよ

おれは 痛みを呑みこんでいたんだよ

                       (片岡義男訳「ビートルズ革命」より)

 

I was dreaming of the past
and my heart was beating fast
I began to lose control
I began to lose control
I didn't mean to hurt you
I'm sorry that I made you cry
Oh my I didn't want to hurt you
I'm just a jealous guy

 

I was feeling insecure
You might not love me anymore
I was shivering inside
I was shivering inside
Oh I didn't mean to hurt you
I'm sorry that I made you cry
Oh my I didn't want to hurt you
I'm just a jealous guy

 

I was trying to catch your eyes
I thought that you were trying to hide
I was swallowing my pain
I was swallowing my pain
I didn't mean to hurt you
I'm sorry that I made you cry
Oh my I didn't want to hurt you
I'm just a jealous guy
watch out baby I'm just a jealous guy
Look out baby I'm just a jealous guy

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