ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

エヴァ・グリーン

2021年11月22日 | フランス映画

 エヴァ・グリーンはデビュー作の「ドリーマーズ」(2003年)の印象が鮮烈だったことからプロフィールを調べたところ、母親がマルレーヌ・ジョベールだと知り心底驚いた。

日本では「雨の訪問者」(1969年)のヒロインとして知られている。

「雨の訪問者」とその前年の「さらば友よ」は、僕にとっては好き過ぎていくら語っても語り尽くせない作品だ。

どちらも脚本セバスチャン・ジャプリゾ、主演ブロンソン。

「雨の訪問者」はそれに加えて監督ルネ・クレマン、音楽フランシス・レイで、しかもジョベールの義妹にあたるマリカ・グリーン(ロベール・ブレッソン監督の「スリ」のヒロイン)がカメオ出演していた。

こういったところは、プロデューサー(セルジュ・シルベルマン)のいい仕事だ。

 ご存知のとおり、エヴァ・グリーンはそのあと「007カジノ・ロワイヤル」(2006年)に出演している。

アルマーニやグッチのパンツスーツを知的に美しく着こなし、粗野なボンドを一流の男に引き上げる、歴代最高のボンド・ガールだ。

でも、どう考えてもエヴァ・グリーンとショートカットのそばかす美人ジョベールの雰囲気と容姿が重ならないのだけれど、マリカ・グリーンの姪と言われれば、なんとなく納得する。

 

ブロンソンの役名が「ドブス」なのが笑える

 

 

 

 

アルマーニの衣裳で同じポーズ

                       

「スリ」(1959年)のマリカ・グリーン

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« しし座流星群 | トップ | 「殺意の夏」 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。