(移転しました)Saoの猫日和/old

saoの猫日和のURLが変わりました。
⇒ https://blog.goo.ne.jp/saoneko0224

団地と死の棘

2018年09月26日 | TV・ラジオ・CM・映画

今日はジュリーは北海道。1万人という真駒内アイスアリーナの入りが心配でしたが、満員でジュリーもごきけんだったそうで良かったです(^-^) 


昨日、放送された直美さんとサリーの「団地」見ました。

団地と言う多くの人が同じ場所に居住している場所。そこにやってきた、直美さんとサリーの夫婦はどうも訳ありらしい・・?

自治会は機能不全、飛び交う噂話に井戸端会議・・・井戸端会議の話題がどんどん大きくなって枝葉がついて、噂の域を超えて止まらない所にまで発展してゆく。そういう人間関係の邪推や思い込みが、とんでもないモンスターになってゆく話なのか?と思っていたら、とんでもない・・ 謎の人物、真城の登場で おったまげた事態に発展してゆく。

ほんとに、クライマックスは えええ~??でした。まさかまさかの展開・・ でもハッピーエンド、よね 直美さんとサリーは、大阪弁も調子よく、二人のとぼけた台詞の応酬 掛け合いが楽しい、似合いのおもろい二人です。


 

この夏、J友さんのご好意で1990年のサリーの出世作といえる「死の棘」を見させて頂きました。これも夫婦二人の世界を描いている。だけど夫婦が秘密を共有する「団地」とは、全然違う作品でした。

内容は夫の浮気のせいで次第に狂ってゆく妻の姿。サリーはこの時はまだ40代の若さで、短い髪に粗末な服装が、夫と言うよりも 生活力の無い学生のようにも見えました。

抑揚のない ゆっくりしたサリー独特の台詞が、狂ってゆく妻をどうしようもなく見つめる目と重なって、負のスパイラルに堕ちてゆく。淡々と怖い。美人女優の松坂慶子さんがスッピンで、あられもない姿を晒しての熱演です。

狂気にとりつかれたような妻に容赦なく詰られながら、言い返さず なされるがままの夫。嫉妬に取りつかれて狂う妻の気持は女としてわかる、でも見ているこちらは浮氣をした夫を責める気にもなれず・・ 妻に許せというのも無責任か。

解決の糸口の見つかるどころか、どんどん悪くなってゆく妻の状態に、救いが見えないのです あの崩壊した家庭の子供たちの精神状態はどうなるの、心配になります。発育に影響していないのだろうか?次第に見ているのが辛くなるような作品ではありました(-_-;)

コメント (2)