63 年末帰省

　今年もあと数日となり、近所でも帰省か旅行か家族連れが出かける姿を見かける。ずっと東京にいた家系なので帰省とか、田舎のおじいちゃんの家に行くとかという経験がなく、友達がうらやましかった。今は、北海道の孫が東京のおじいちゃんちに帰省しているので楽しい。今日は一歳の誕生日だった。お隣にも挨拶に行った、　町会の回覧板というのがある、大体日本中あるのだろうか？ウチノ地区では10件ほどが順送りする方式になっている。ポストに入れるだけのこともあるが、各家に手渡すこともあり、なかなか良い習俗ではある。今日持って行った家はひっそりしていた、一家で帰省していたのかもしれない。

62 転宅

年配歌友の男性が転宅することになった。いつも矍鑠とお元気なのだが、思い切って知り合いの多い駅に近いマンション系に引っ越されることにしたという。今のお家では大きい水槽で熱帯魚を飼っておられたが処分する、しかし、転居先でもちょっとしたグッピーくらいは飼いたい、ということで、大きな水槽（55ｘ65ｘ50、高価らしい）と拙宅にあった小さい水槽（20ｘ35ｘ25）を取り換えっこした。ところが、狭い我が家にはその水槽を置くスペースがない。仕方なく庭に置くが、屋外の電源がない。そもそも、熱帯魚にはあまりシンパシーがない。だから、ヒーターなしで飼える地魚を入れることにする。その他、この頃考えていることとか、いろいろ勘案して、思い切って屋内水槽をやめることにする。ブルーギル、モツゴ、メダカ、ドジョウ、カワニナ、モノアラガイなどを同居させる。食う食われる関係は発動しないよう努力はするが、致し方ない場合もあるだろう。冬の間の水温低下が問題だが、幸い日当たりは良いので昼間に蓄熱して、夜はブルーシートでもかぶせて何とか凍結させないでおけるだろう。今日の昼に魚を転宅させたのだが、広い水槽で少し寂しい。どこかでヨシノボリか何かを捕ってきて補充をするかなあ。しばらく様子見。

61 メリークリスマス

　クリスマスイブである。クリスチャンである妻はミサに出かけ、そうではない僕は留守番。むかしむかし半年だけ通った小さな幼稚園がそちらの系統だった。園長先生が牧師さんと言っていたからプロテスタント系だったのだろう。戦後のどさくさの中で幼児教育を目指したのだからそれなりの覚悟とかあったに違いない。親は宗教的な意味で行かせたのではなくて、たぶん、僕がめそめそしい子供で、それを心配した生意気盛りだったであろうだいぶ年上の姉が、こんな子では心配だから小学校前に集団生活に慣れさせた方がいいわよ、とか炊きつけたのではなかろうか。自分でも良くわからないのだが、けっこう讃美歌（妻のカトリック系では聖歌というそうだが）を歌えるのだ。後に、口調で覚えていた歌詞の意味などを反芻したのかもしれない。小学校一年生の時は、どういう訳か男の先生が、日蓮上人の絵本をくれた（少し贔屓だったのかな）。その本もよく理解？して、ふーん、乱世でもがんばる人がいるのだ、ということはわかった。
結局これまで宗教的な人生を送らなかったが（あ、日蓮宗系の勤め先だったことがあるが、それは偶然）、メリークリスマスでも立正安国でも何でもよいが、変な争いが少なく、苦しむ人がなるべくいない世になると良いなとは思っている。

60 どちらをとるか

　今日、23日はここ数年、昔の先生のお墓参りと東京下町巡り・会食で友、先輩と語る日なのだけれど、今年は短歌系の用事とぶつかって参加がかなわなかった。残念、また来年を期すことにする。夜は共同講習会、明後日にもあるのだけれど、僕は孫が来ての宴会とぶつかるので、今日が今年最後。いろいろ指導されるが、やや高度な指摘になってきた感じ（希望的推測）。今日は十射一中、中りを狙う段階では全くないので仕方ない。昔は平均7割ほどは中ったのだけれどなどといじけた話。射型を取るか中りをとるか、今の段階では、前者の方が良いとは思っている。

59 冬至

今日、12月22日は冬至だ。柚子湯にする。僕の場合、湯船に入って柚子をつぶして成分を湯に溶かし、あるいは懸濁させて有効利用を図る。実を半つぶしにして、中の気体を少し抜いて、実全体の比重を湯と同じにして浮沈の間をとって遊ぶのも面白いが、これは水圧、湯温の成層条件が絡むのでちょうど浮きも沈みもしない状態を作るのはほとんど不可能である。最後に握りつぶし種がぬるっと逃げ出すのを掌で捕まえて遊ぶのも面白い。長湯でのぼせ、救難呼びブザーの世話になることもある。
　これから陽が伸び始めるのか。心せく時期だ。もうせかなくていいはずなのだけど。