長生き日記

長生きを強く目指すのでなく良い加減に楽しむ日記

473 のびのびと窮屈

2017-05-31 23:42:07 | 日記
今日はボランティアのピンチヒッターで小学校の放課後活動に出かけた。普通の区立である。デスクトップがたくさん並んでいる部屋と校庭のスプリンクラーとか設備が充実している(もう、当たり前か)。子供たちはのびのびしていて自由で良いが、自由過ぎてウルサイ。ガツーンと言えばよいのかもしれないが、そういう雰囲気ではない。授業中はどうなのか知らないが先生方は大変だろうなあ。その反面というか、五分ほどの隙間があるとすぐにランドセルから宿題のドリルを出す子がたくさん。寸暇を惜しむとはこのことだろう。集まりの終わり時間はサササと、塾にすぐ駆けつけるのか。昔とはすっかり様変わり。どうのこうのいうと年寄っぽくなるのでやめておく。


472 流れ作業

2017-05-30 23:43:48 | 日記

今日はかりんの発送日。宛名書き、会費確認、封筒詰め、単位梱包、最後に郵便局の車に乗せるまでを行う。手順はだいたい決まっているので、流れ作業的である。口は閑なのでおしゃべりをする。NHKの朝ドラマ「ひよっこ」の向島電機みたいだねなんて話しながら、彼女らのおじいさんおばあさんくらいの年齢の我々がやるわけである。だいたいの人が見ている(ビデオにとって見る人も)らしくて好評である。あの時代の空気が懐かしいというか何というか。集団就職の人たちは大変だったろうな。


『チェーホフの背骨』

2017-05-29 22:34:38 | 日記
  望月孝一歌集 2017年6月刊 コールサック社
  かりんの歌友の歌集が出版された。当日記420でキノコの一連を紹介した作者である。歌集ではここ6年の作品をまとめられているが、すでに亡くなっておられた父、介護施設に入り亡くなった母を中心とした家族のうた、社会問題に対する気持ちの歌、文学系、それらと絡み合うご自身の思い出、まだ元気でバイクに乗っている日常の歌がやや硬質な詠み口で並べられている。僕と同年配なので、共感したり感心したりしながら読ませていただいた。元気で長生きしましょう。
  意図があり歌の多くにルビを付けられたという。ブログ記事ではカッコ内にせざるを得なかったので少し煩わしいが、文書設定のせいである.うまく処理する手があるのかもしれないが僕は出来ないので、ご了解を。
ことば無き五歳ま近の男子(おのこ)いま屋内(やうち)なごむに声たてわらう
注愛は心耕す糧なれや 背丈伸び来し孫抱き上げる
夏の夜のわれにふた鳴きのみ伝え犬は幸(さき)くも十五を逝けり
担任の気がかり苛めに遭いし君羽化をはたして今は論客
昼食の美味(うま)きにつられ冷や酒を舐めたる午後は汗かきやまず
母親の悩みの息子はみんなの昔 おのれの体験まぶして諭(さと)す
わがひと世ちかごろ躓(つまづ)き多くして眼鏡の度を替え転びておりぬ
薬石に効あり二年を健(すこ)やかなれば山にぞ逢わんその山「劔」
若き女男(めお)の息せき登るに道ゆずり五歩を十歩へ、山は逃げない
シベリアに枷(かせ)を付けられ途切れなく進む列あり戻る列なし
不正義を糺(ただ)さむチェーホフ極東の地獄の沙汰を見据えて綴る
北海道は和人がアイヌを圧(お)し払いアイヌ逃げ来てギリヤ-ク圧す
帝政の一八九〇年はかくありし 革命成りなおラーゲリ殖えし
徴用の朝鮮人に石炭を掘らせしこの島 昭和の戦(いくさ)に
床屋さんしてもらったんだサッパリしたね「エリマキ」そうか寒いね襟元
ちょっと淋しいですが悲しくありません 弔辞を閉じぬ 別れはあるさ
父の子と我を証(あか)せる原戸籍送りていま得し軍歴確認書
今に知る父はソ満国境の守備兵なりきウスリーの岸
ドイツ製バルタ・ぺルレはコンパクト兵の私物にかないしカメラ
筑波嶺のつづらの道を下りゆき駅ありし街を一瞥に過ぐ
十六の歳より乗り来しバイクなり家業の配達よろこびなせり
先を急(せ)かすハイウェーを出(い)で野に林われの昔を探して走る
育て来し三人娘にそれぞれの喜び悲しみ与えつつ 秋
湧くように緋目高生れしひと夏も帰らざる夏野分(のわけ)ゆきたり
山頂に即席ラーメン湯気をたて匂い醸(かも)せば山ねずみ寄る


470 うーっ、わんわん、うおーん

2017-05-27 23:13:31 | 日記
  秋田で山菜取りの方がたぶん熊に襲われて亡くなったというニュースがあった。怖かったでしょうね、ご冥福を祈ります。こういう事故がときどき起こる。事故と言っていいのかどうか。僕の先輩が長野県でこういう事故が起きないように、また熊が殺されないようにとの活動をしておられる。熊が街に出てくる、人が熊の棲み場近くに行くなどの接触が増えればこういうことが起きる可能性が増える。人間がイケない・クマがイケない、ケースバイケースで何とも言えないが、事故が起きないようにしなければ。
  熊に遭遇した時、死んだふりしろとか、目をそらさないで後ずさりで離れろとか、(強い人は)立ち向かえとか言うけれど、とっさのことだと身がすくんでしまうのだろうか。今のところ経験がないのでわからない。無責任なアイデアだが、犬のように大声で吠えてはどうなのだろうか。熊は「こいつ人間かと思ったがなんじゃ何じゃ、ひょっとして犬か、猟犬か、野犬化か、仲間や猟師がやってくるとめんどくさいことになるから関わらないで離れよう」と思わないだろうか。子供の時シートンに入れ込んで四つん這いになったり前足を立てて坐ったりして、コヨーテや狼の鳴き真似をしたものだ。いま思えば、親は近所に言い訳していたのだろうか。

469 床屋政談てか

2017-05-26 23:41:09 | 日記
  散髪に行った。僕の行く床屋さんはシャカシャカてばやく安くやってくれるところなのでお話はあまりしないし、僕は直ぐうつらうつらになるので、政治・社会の談話は少ない。床屋政談というのは、あまり根拠のない一人(二人?)よがりの会話で、力を持たないものだけれど、庶民の感覚を示しているのだから、ビッグデータとして活用できないだろうか。あ、個人の内情が公開される恐れ?
 地下鉄に乗った:ワンマン運転だそうだ、怖い。JRに乗った:すごく混んでる、駅員さんが少ない。大衆食堂に行った:従業員が忙しすぎてサービスが悪い、味はまあまあ。シルバーパスで交通費がかなり得をしている。などなどの日頃の経験から、そういう値段をホンのちょっと上げてもっと雇用を増やした方が良いではないか、と毎度思う。マスコミは何かと言うと値上げをイケないことのようにあおるが、ほんのちょっと(例えば電車賃を2%、食事代を5%など)値上げすれば、数万人くらい雇用は増加できるのではないか。増加分をすべて雇用にあてず、半分くらいを給料増加にしたり、その値上げで本当に困る貧困の人の対策にしても良いであろう。まったく根拠のない、暗算のようなはなし。