長生き日記

長生きを強く目指すのでなく良い加減に楽しむ日記

539 DVD選択

2017-12-19 23:33:13 | 日記
今日は烏山の短歌会。といっても烏山の区民センターの会場がとれなかったそうで近所の粕谷の区民センター。この辺は地番が入り組んでいる、旧粕谷村なのだそうだ。しばらく休んでおられたオーバー90の女性もコルセットを付けて参加してくれて嬉しい。自宅の玄関で転んであばらを4本折ったのだそうだ(痛そう)。別の会員の方が知り合いからたくさんもらったという売れ残り?の映画DVDを持参してくれてほしいのもってけ状態だったので、二本いただいて来た。選択は外見ちょっと見のカンである。かえって妻と炬燵で見る、いやウチでこうやっているのは初めて。
  『リスボンに誘われて』2013年、ドイツ・スイス・ポルトガル合作だが、日本で封切られたとき知らなかった。196,70年代、ポルトガルの反体制運動時代の題材で、その辺のことは知らなかったので少し興味がわいた。映画はしかし政治的と言うよりは<人生の選び>のようなもので、そう書いてしまうとパターン的にも思えてしまうが、それはそれでなかなか良かった。妻も同意見。原作はスイスの作家のベストセラーNight train to Lisbon だそうで、日本語題はあまり良くない。ご当地映画のようだ。そういう面も少しはあるのだろうけれど、別にリスボンの名所(行ったことないけど)が出てくるわけでないのでかえった良かったか。ある程度長生きした人の青春感慨映画と言えなくもないか。演技陣が落ち着いて味があった。まあ、何事も選択の結果なのだけれど。今回も良い選択だった。

538 飼育

2017-12-18 23:11:27 | 日記
ハエトリグモやオオヒメグモが部屋の中にいるので大事に、というか無干渉にしているのだが、そいつらの幼い子や少年を見かけたことはない。急に大人になるわけじゃないし、どこで何を食っているのか、ダニかなあ?・・。一月ほど前、体長1ミリの子蜘蛛が壁にいたのでちょっと観察しようと捕まえてインスタントコーヒーの空瓶に入れた。餌をどうしようかと考えた。コバエでは大きすぎるし、ダニは捕まえられないし。そうだ、土壌動物かと思いついて枯葉と庭の土を少しビンに入れて、湿らせておいた。壁の代わりに折りたたんだ髪を入れた。土壌動物はうまくいたようで、0.5ミリほどのトビムシが枯葉に付いて来た。子蜘蛛には大きいかな、でももっと小さな土壌動物もいるかもと、希望的観測で飼い始めた。と言っても、子蜘蛛はビンの中のどこにいるのかわからない。一週間ほどするとビン内の紙に細い糸が張られていた。蜘蛛は見えない。造網性の蜘蛛でないかも、それに幼生のうちはどうなのかわからんし。蜘蛛の研究者ではないのだしと放置しておいた。たまに水を数滴加えた。
今朝見ると、なんと2ミリ半の蜘蛛が紙を這っていた。二回ほど脱皮したのかなあ。蜘蛛らしいかたちに育っていた。まだナニグモになるのかわからない。飼育について考える。ビンに入れ枯葉と土を入れたのが良かったのか、いや捕まえなかったらもっと大きくなったのか、他の大きなクモにつかまって死んでしまう所を保護した結果になったのか、わからないったらわからない。さあ、これからは自由に生きよ、とビンの蓋を開けておく。出たければ出よ、もう少しこの小宇宙を満足するなら滞在しててもいいよ。しばしの間、共にいてくれてありがとう。水槽の魚でも、虫でも、動物園の動物たちでも、飼育とはそういうことなのだと改めて想う夜である。

37  河豚

2017-12-12 23:02:38 | 日記
先日、娘の旦那が懇意にしている小料理屋さんで河豚のコースをいただいた。皮のポン酢あえ、てっさ、唐揚げ、鍋だった。本格的に食べたのは初めてかもしれない。美味しかった。河豚と言えば毒・テトロドトキシンということになるが、今回は卵巣など危ない部位は食べなかった。この毒の由来が海洋細菌由来と分って40年くらいか。確定ではないがたぶんそうだろうというとこまで知っているが、最新知見ではどうなのだろう。3,4年前、信州遠山郷の温泉で河豚を養殖していて、まあやってもいいけどそこまでしなくたって・・と思ったものだが、そういう感覚は時代遅れなのかしらん。