ヘドロはそういうモノを指すのに正式な言葉ではないが、多くの人が便利に使っているので異論を唱えるつもりはない。海、湖や池などの止水域さらに河川(特に下流部の流速が遅い場合)の底質堆積物が相当するが、何となく汚い場合に使われていそうだ。汚い、というのはこれも定義次第だが、かつての水俣湾など工業地帯付近の水銀等重金属や有害化学物質が含まれているものはホントに汚い。毒物でなくとも多量の有機物がたまって嫌気的になり硫化水素の悪臭がするようなのも汚いといえば汚い。そういう汚染的でない場合のヘドロ、いや底質はそれほど汚い感じはなく流入土砂の比率が多くない場合は長年ゆっくり分解された有機物が多くて柔らかく寒天で固めた水羊羹的にプリッとしていたりする。僕はこういうのは好きなので、ヘドロとか呼んでほしくない。まあとにかく、この立て札にあるようにそれらの処置は造園学的になされているようだ。相当永年の経験の知恵なのだろう。以前、公園池の現場調査をしていたので、お恥ずかしい話であるが、胸ポケットに入れていたポケベル、携帯電話を都合3個落としてしまったことがある。新宿御苑ではない。うち一つはパンツ一丁で水に入り裸足で探って回収できたが、他の二つは今頃どうなっていつだろうか。もう浚渫されてどこかに積み上げられて熟成されているのだろうか、まだ水中か。金属汚染を起こしているかもしれない、ごめんなさい。
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