今日の「新型コロナウイルス」の現況は どうか？

　
　肺炎を引き起こす「新型コロナウイルス」。武漢市が発生源と言われる中国の28日
夕方の発表では、患者数が4,470人となり、死者数も81人から増えているようです。
なおタイも６人増えて１４人になった模様です。　６人はタイに入国した中国人です。

現在の世界の感染者はどのくらいなのか？　下記をクリックし国名を指すと、
今現在の各国の感染者数が明記されます。　WUHANVIRUS-Full

　

新型ウイルス対応で中国が団体旅行を禁止したことは報道の通りです。日タイとも、中国人
観光客数が半端ないですから（全体の約３割）。両国とも観光収入が大幅に減少しますねぇ～　
特に、資金力の限られた中小観光業者が深刻な打撃を受けることになるでしょう ・・・・

タイ観光評議会によれば、中国政府が新型コロナウイルス対策として団体旅行禁止を打ち出したことから、
訪タイする中国人の減少で、タイの観光収入が500億バーツ（約1,800億円）以上減少すると見ています。

　

過去に起きたウイルス現象を振り返ると、SERSウイルスでは観光客が7.4％減少、MERS
ウイルスでは6.5％減少したという記録が残っているそうです。しかし、その時代とは
観光客数の数値が全然違いますからネ。同じパーセントでも額も大きく違ってきます。

現在の新型コロナウイルスの感染者が拡大を続ければ、少なくとも、500憶バーツの３倍の観光
収入は減少するでしょう。同評議会はGDPの約１％は押し下げられる可能性があると見ているよう。
日本だって、観光業においては中国人様さまですから、同様の状況になるでしょうネ。

　

特に地方都市は大打撃でしょう。　チェンマイでは、中国政府が海外への団体旅行を禁止したことで、
多くのキャンセルが生じ、航空機の利用者の減少と、感染拡大を防ぐため空港各社が自主的に欠航を
検討しているそうですからネ。　この時期の同市での中国人観光客は、全体の７割を占めています。

ところでタイ政府も、自国民を武漢から出国させることを検討しているようです。北京にある
タイ大使館が把握しているところでは、武漢にいるタイ人は64人居るそうです。内訳は54人が

留学生で、残り10人がマッサージ師だといいます。タイ空軍は、C-130輸送機４機を用意し、
プラユット首相の指示が出次第、いつでも彼らを迎えに行けるように待機しているとのこと。

　

幸いなことに「新型コロナウイルス」は、感染症の致死率が低いことですネ。SARS の致死率が10％
だったことに対して、今回のウィルスの致死率は３％以下らしいですヨ。ウイルスが今後、変異して
いくこともあり得ますが、今の時点では、そのような情況ですから慌てないようにしたいですネ。

同ウイルスの潜伏期間は２週間ほどあるようです。軽い症状の観光客が世界に散らばっている
と考えられます。油断はできません。マスクの着用など、自衛策をしっかり行ないましょう。


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