タイの反政府派デモが始まって四か月目、「バンコク閉鎖を 解除する」 と、急展開した理由が
色々と詮索されています。 止めてくれるんですから、理由はどうでもいいんですが、気になります。
* デモの黒幕とみられる勢力が、タクシン元首相と何らかの手打ちを 行なった可能性がある。
* 交差点が占拠されて1カ月半余りが経ち、近隣の商業施設の売上が落ち込むなど、
市民だけでなく、ビジネス界・財界からも批判が多くなってきた。

* デモ拠点を 狙った発砲や手榴弾の撃ち込み事件が増え、この10日間で6人が死亡、
うち4人が4歳~6歳の子供だったことに、市民の不満の高まりに配慮した。
* 少なく見積もっても、一日数百万バーツに上るデモの費用が重荷になってきた。
* 国連の潘基文 事務総長が、デモ群集への爆弾事件を 非難し、政府に法を 犯した人物を
処罰するように要請したことと、海外からも国民・司法クーデターと批判を 浴びだした。
* デモを しているうちに、軍の最高実力者であるプラユット陸軍司令官に 再三 クーデターを
促すが、プラユット陸軍司令官は微動だに 動かず、今後 軍事クーデターを 諦めた。

* 司法判断による首相の失職と与党の解党を 狙っていたが、少なくとも、あと数カ月はかかってしまう。
* 東北地方で、50万人以上の若者が新たなタクシン派組織を 結成し、武装して
反政府派勢力と争う可能性を 示唆され、これ以上の被害拡大を 恐れた。
どれも 本当のような、単なる噂のような ・・・ でも、封鎖が解除されることは喜ばしいことです。
解除される交差点は、パトゥムワン / ラチャプラソン / アソーク / サラデーン の4カ所ですが、
これらを ルムピニ公園に集約して、反政府派行動は続けられますので、安心はできませんネ。

総合庁舎前 (ジェーンワタナ通り) のデモ会場を 指揮する仏教僧侶ルアンプープッタイサラ僧は、
デモを 継続すると言明しているそうですからネ。 また 現在のところ、反政府派幹部は、政府との
対話による混乱収拾の可能性を 否定しています ・・・ しかし 所詮は 支配派階級の権力争いでした。
タイ人の知人に言わせると、「ステープ氏を 初めとした同年代の政治家が、余りにも権力と財産を 作り
上げたタクシン氏に嫉妬した形が、恩赦デモから反政府デモとなって、一気に失脚させようとしたのだ。
この60代前後 以上の政治家は、与党に限らず全員が金持ち。 それは大なり小なり、叩けば埃が出て
きてしまう。 ステープ氏は、元民主党の幹事局長であり、元副首相で35年間の国会議員の間、過去の
政府設立の際に何度も大臣となっていて、状況を 判断して適応するのを 十分に知っている政治家。

ステープ氏のいう改革とは、汚職問題、警察制度、純粋で公正な選挙の事を 言うが、この問題を
解決することができないことを よく 解っている人物でもある」 これ以上は 想像してみてくれ、と。
なぜか 幼少の頃、初めて大人の世界を 感じた時の印象がよぎりました。


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