昨日 話した大垣共立銀行は、全国の地銀で 初めてベトナムに 駐在員事務所を 開設し、取引先
企業に 現地の法令や優遇制度などの情報を 提供し始めています。 昨日からの続きです ・・・
凄いですネ、ホント 地方銀行の進出が … それだけ 日本でのマーケットが 縮小している証でしょうネ。
製造業が集結する東海地方では、円高を 背景に 成長を 続けるアジアでの拠点作りを 模索する企業が
多くなり、東海の地銀が、東南アジア諸国の有力銀行との業務提携を 相次いで結んでいます。 現地に
進出する取引先企業の支援を する為、情報や金融サービスを 提供する体制整備を 急いでいる模様 …

<三重銀行・十六銀行・北陸銀行 も 提携…>
そんな中、日本ビジネスを 強化・拡大しているカシコン銀行に 負けじ と バンコク銀行が {日本人の顔が
見えるサービス、バンコク銀行の 「ジャパン サービス」 } を 謳い文句に、日系企業 及び 個人向け総合
金融サービスを 開始しています。 バンコク銀行も 随分と 変わったモノです。 少し前は殿様商売でした。
同銀行は、1940年代からタイの華僑の貿易決済を 助け、彼らの成長を 支え、タイ経済を 握っているのは
華僑であり、タイの法人取引の大半を 同銀行が行なっていました。 進出してきた大半の外資企業は
華僑を パートナーとする必要がありましたので、必然的に 同銀行を 取引銀行として選ぶことになります。

<華僑とバンコク銀行の繋がりは深いんだ…>
こんな経緯もあって、タイでは 特に 外資企業に対しても 銀行の方が強いんです。 が、2000年の外国人
規制法改正から 外国人マジョリティの会社が増え、日系企業などが独自に取引銀行を 選ぶ時代に ……
そこへ カシコン銀行の日系企業への猛烈なアタックで、対日系ビジネスを ドンドン 拡大しています。
バンコク銀行も ふんぞり返っていたら 取り残されます。 そこで 営業方針の一新を 図って 「ジャパン
サービス」 を スタートさせた背景があるようです。 先日も 陣頭指揮を 取っている小澤仁 執行
副頭取を 中心として、日本人15名前後が 勢揃いした、新聞広告が 出されていました、っけねぇ~

<バンコク銀行が変わりつつあります…>
日系企業部が設立されたのは2004年10月とのことですが、「ジャパン サービス」 が開始された現在は
日本人15名・タイ人50名の陣容で、サービスに 当たっているそうです。 今 バンコク銀行に 口座を
持っている日系企業数は 3,000社以上になるようで、提携している日本の銀行は 22行となっており、
タイ国内に 約1,000支店、海外13か国に 15支店を 持ち、お客の口座数は 約1,700万口座に 上ります。

<バンコク銀行 これから楽しみです…>
しかし この殆んどが、「ジャパン サービス」 がスタートする以前の顧客ですから、これを 守るのも
大変なことですよネ。 でも 日本人から見ると、天下のバンコク銀行が 「殿様商売」 では、日系企業に
受け入れられない、という低姿勢に なったことは 良いことですよネ。 これからの仕事ぶりが楽しみだ …
タイは 銀行の世界も 大きく変貌しつつあります!

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