古式ムエタイに、ハマった日本女性 ・・・

　　
　今月の１日に 名古屋で開催されたムエタイのジュニア戦で、タイ選手二人が招かれて 対戦しました。
一人はタイ南部・トランの王者 セーンゲーン君でしたが、福田真斗君に ＫＯ負けしちゃいましたねぇ～

「ムエタイは タイのものだから、タイ人が一番強い。　ラジャダムナン スタジアムでも 試合を
している僕らが 日本人に 負けるわけにはいきません」 と 意気込みを 語っていたんですが ・・・

　
　　　　＜セーンゲーン君と福田真斗君（左）でしたが…＞

それほど 日本のムエタイ選手は、強くなっており ポピュラーどころか、人気も 高くなっているよう …
最近は タイの国技ムエタイを 国を 挙げて応援・支援しているのが、功を 奏しているのでしょうねぇ～

タイ政府は、外国人観光客誘致の重要な位置付けを していますし、また タイ国投資委員会 （BOI） も
ムエタイの力強さを タイの国力と重ね合わせるイメージ戦略を 進めていると も 聞きますものネ ・・・

　そんな中、こんな逞しい日本人女性も 現れました。　佐藤麻美さん27歳で、タイで二年前から古式
ムエタイ一筋の生活を 送っていると 言うのです。　古式ムエタイは、19カンという段位があり 彼女は
12カンだそうで、外国人でありながら タイの子供や大人にも、古式ムエタイを 指導しているとの事です。

　　
＜ガッツポーズを する佐藤さん（右）…＞

そうでしたネ、古式ムエタイとは 禁じ手がなく、「急所突き」 「頭突き」 「投げ技」 「関節技」なども
含まれます。　古式ムエタイの技を 実際に 使用した場合、相手の命を 奪うことにもなりかねません。

そこで、古式ムエタイ競技会では、一対一の真剣勝負ではなく、集団演舞、約束組手で 型の正確さ ・
美しさを 競うようになりました。　要するに、一般に知られているムエタイから、危険度の高い技を
除外し、スポーツとして体系化したものが、「古式ムエタイ」 なんですネ。

佐藤さん、初訪タイしたのは 2007年の５年前でしたが、最初は ムエタイの試合を 見たことも無かった
そうで 唯のスポーツ好き、且つ タイ語の勉強にもなると思い、エクササイズ感覚で始めたようです。　

　
　　　　＜古式ムエタイのデモストレーション…＞

それが 学べば学ぶほど、知れば知るほど、ムエタイの奥深さを 実感し 更に 勉強したいとの思いが強まり
指導員の役割を 担うように …　これが いわゆる “ハマってしまった” と 言うことでしょうネ （笑）。　

　古式ムエタイは、格闘技というより エクササイズに 近いことから、タイのスポーツ局では ムエタイを
学校の必須科目とする準備も進めているようです。　が、古式ムエタイを 指導できる教師が少なく、
佐藤さんは タイ人のインストラクターの助手としても、タイ各地を 廻っているとの事ですヨ。　

　
　＜今や日本の女子学生も修業に来ます…＞

現在 そんな助手を しながら、古式ムエタイ協会本部ジムでトレーニングを 続けながら、タイ人・外国人をも
指導しています。　最近は 日本人も 格闘技経験者や愛好家が 口コミやブログなどを 通じて、ジムの
ことを 知り、訪ねてくるケースが多いようですヨ。　佐藤さんのような人がいれば、助かりますよネ。

　古式ムエタイは、ストレッチ効果が高く 太極拳に 近い動きがあり、80歳の高齢者でも
練習することができる、と　言いますから　一つ　始めてみましょうかネ ・・・　　


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