ステマで活動禁止なんて 余りに可哀想だな ・・・

　　
　当ブログでもたびたび紹介していた、タイの人気アイドルの「ネコジャンプ」の二人が
３カ月間の活動禁止処分を受けている、といいます。　聞き捨てなりませんネ ・・・

ネコジャンプは、双子のヌーイとジャムによるアイドル歌手で、何年か前には日本のアニメ主題歌を
リリースし、日本のファンも多く毎年のように来日しており、今年の５月のタイ フェスティバル
（代々木公園）にも来ていました。　読者の皆さんも一度は見たことがあるでしょう ・・・

　

二人はタイの大手音楽事務所・RS社に所属していますが、同社の処分理由は ヌーイが写真投稿の
SNSで、ビール会社のステルスマーケティング（ステマ）に写真を投稿していたことと、ジャムも

同社の飲料イベントへ会社に無断で参加していたことが要因のようです。また保健省アルコール
管理局から呼び出しも受けました。商品がアルコールだったから厳しい処理になったのでしょうネ。
＜ステルスマーケティングって、消費者に宣伝と気づかれないように宣伝することをいいます＞

当ブログで何度も話題にしますが、タイではアルコール飲料の画像、映像露出はタバコ同様に厳しく
規制されており、テレビドラマなどではボカシが入るくらいです。アルコールの販売規制もあります。

　

TVのアルコール類の広告禁止は譲っても、レストランのメニューにブランドのロゴ入りの瓶やグラスの
画像を掲載するだけで、アルコール管理法違反になるんですから、これはちょっと異常ですよねぇ～

そう言えばつい最近も、有名俳優や歌手たちが同社のビールなどを購入したり、飲んでいる写真が
連続して投稿され、ステマではないかと問題視されたばかりでした。　この件で、疑いをかけられた
俳優らの一人は、ギャラ無しのステマであることを認めてしまいました。　

　

今回のステマ騒動は、情報の伝達手段が多様化している時代ですので、規制の難しさを浮き彫りにしました。
しかし何度も言いますが、これほど厳しくアルコールやタバコを規制するなら、タイのもっと大きな社会
問題である麻薬関連の解決に注力してほしいですよネ。これは世界にも悪影響を及ぼしている問題ですから。

まぁ～ ネコジャジャンプにとっては、時期も悪かったですネ ・・・

先月末から教育機関周辺（学校・学校寮など）でのアルコール類の販売を禁止する法律が施行されたり、
仏教関連の祝日である５日間について、アルコールの販売を禁じることを より厳格化すると発表したばかり。

　

国際空港に併設されている免税店などは対象外となるようですが、違反者は罰金１万バーツまたは
禁固６ヶ月までとのこと。　外国人がホテルで一杯なんて、できなくなるのはおかしいですよネ。
　こんなアルコールとタバコの規制より、麻薬関連や交通渋滞の問題に躍起になってほしいですな！