タイのパスポートとIDカード、一長一短かな？

　
　何気なく使用しているパスポート。タイの人からすると日本のパスポートは羨ましがられます。　

それは、日本のパスポートだと現在、189カ国をピザなしで渡航することができるから。
タイはと言うと、ノービザで行ける国は74カ国と日本の半分にも達しませんからネ。
まぁ～ 世界旅行するわけでも ありませんので、さほど重要なことではありませんけど ・・・

　

「ヘンリー＆パートナーズ（Henley & Partners）社」＜英国大手コンサルタント会社＞が、
毎年「パスポートランキング」を発表していますが、19年度版の結果が 最近 報告されました。

ビザ無しで入国できる国が189カ国というのは、シンガポールも同様で 共に世界で１位と
なっています。タイ パスポートの74カ国は、全体のランキングで70位と意外と低いですネ。

偽造パスポートで、日本パスポートの人気が高いのもノービザで行ける国が多いという、こんな理由も
あるんでしょうネ。7.62×12.7センチの紙でできた小冊子のパスポート。大変な効力を発揮しています。

　

ちなみにタイのお隣のマレーシアは、176カ国にビザ無しで入国できます。シンガポールも
そうですが、タイのパスポートと 何の違いがあるんでしょうネ。パスポートとビザというのは、

単に国と国を行き来できるというだけではありません。二カ国間の関係と相互の相対的な
状態を表しているものですから、詳しく二カ国間の外交関係を調べないと分りませんネ。

　

タイでは外国人はパスポートを、タイ人はIDカードを、常に携帯する義務があります。
外国人はパスポートでなくとも身分を証明できるもの、タイ政府が発行するタイの運転

免許証でもＯＫです。　まぁ～ 確認を求められることはめったにありませんけどネ。
でも もし何かの時、不携帯の場合は拘束されることもあるので注意したいですネ。外出時、
パスポートをいつも必携するのも怖いですから、パスポートのコピーを持つと良いですヨ。

そのタイ人のIDカードは近年、満７歳から取得できるようになっています。（満 14歳から義務化）
日本も2015年、国民一人ひとりに個人用の識別番号が割り当てられ「マイナンバー（個人番号」

　
　＜日本のマイナンバー制度 余り進んでいません＞

という制度が、国民IDカードの機能を ある程度まで 担うことになりました。IDカードが
存在しなかった日本ですから、当たり前ですが、そこはタイの方が ずぅ～と進んでいます。

現在のタイは、IDカード関連情報のオンライン化が深化しており、地方出身者でも あえて地元に
帰省する必要なく、バンコク都の事務所あるいは出張所で公的文書など発行することができます。

　
　＜今はIDカードにチップが組み込まれ買物もＯＫ＞

また出生時に出生証明書が発行されますが、この時に国民番号が割り振られ、IDカードは
この国民番号を元に発行されると聞きました。　IDカードの申請時に指紋も採取されます。

ですので、事件現場で指紋が採取されれば、容疑者がタイ人の場合、すぐに身元が判明します。
オンライン化されたことで、パスポート情報などもリンクされることから、IDカードや
身分証とパスポートのアルファベット標記のミスもなくなっているといいます。
でも 余りにもIDカードが深化すると、国から完璧に管理されているようで嫌でしょうけどネ。　　



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