明日で23歳になる森美穂プロは、ジュニア時代に10 回以上の優勝経験を持つ実力者であり、
また美人ゴルファーと騒がれていましたので有名でした。 昨日からの続きです ・・・
しかし 2011年にプロ宣言してプロに転向しながらもプロテストでは失敗が続き、合格者に与えられるLPGA
会員のライセンスを持たないまま、TPD単年登録者としてツアー出場してきて、昨年に合格しました。
<森美穂プロ>
でも毎年300名以上、テストを受ける選手がおりますので、なかなか合格せず諦めてしまう子もいる
ようです。森美穂プロも何度も挑戦したのは、イ ボミ選手のようにTPD単年登録でも活躍している
選手は別ですが、合格して会員にならないとプロとは呼べない、中途半端と思っていたそうです。
とにかく、誰にでも認められるプロになりたいと、挑戦し続けたと聞きます。会員と単年登録者の間の
一番の違いを “ステータス” と感じているようです。 森美穂プロのような選手も多いんでしょうネ。
<O・サタヤ選手は11年のテストでトップ合格(下段の右3人目)>
加えてもうひとつは、両者の間にはツアーを戦う上でかかるコストの違いも存在しますでしょう。
プロテストから物凄いお金がかかりますし、毎年 TPD単年登録者ではお金が続きませんヨ。
まずプロテスト。毎年3月頃から行なわれるプロテストも、全国で1次予選から始まり2次予選まで3日間、
最終日は4日間を勝ち抜かなければなりません。20位タイまでが合格ラインですが、毎年 1次予選が
280名前後、これに1次免除の約90名が受験してきますので、合格率は約6%前後という狭き門です。
受験料は1次テスト3万2,400円、2次テストが8万6,400円、ファイナルが10万8,000円かかり、
1次テストから行くと、受験料だけで実に22万6,800円になる計算です。 さらにゴルフ場に支払う
プレー代、宿泊費、受験日の前日の指定練習日の他に練習ラウンドも行ないますから、その費用などを
含めると、20万円以上はかかってしまいます。 それが2次予選、そしてファイナルでも同様の経費が
かかりますので、合計で100万円以上かかる計算に。 (毎年 受験者と経費は多少 変わりますが)
プロテストの会場にはアチコチでテスト生の親が目立ちますが、それは選手が学校を卒業したばかりで、
ゴルフ場へ来る足がなく、親が送迎しているケースが多いからですネ。 足代もバカになりませんから。
費用もかさみますので、キャディのバイトをしながら受験に挑んでいる20代後半の受験生は、「正直、
生活するだけで精一杯で、受験料やプロテストの経費だけは親に出してもらっている」 という選手は
<前田陽子プロの初優勝は昨年11月でしたね…>
多いんです。そう、前田陽子プロが優勝する前は段ボール工場でアルバイトをしていた話は有名でした。
プロになって活躍すれば1試合で元のとれる世界ですが、選手ばかりか費用を捻出する家族も大変です!
そしてプロに合格すれば会員になれますが ・・・ 明日に続きます。
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