タイのメダル獲得はいくつ取れるか、そして誰が ・・・

　　
　リオデジャネイロ五輪で、日本選手のメダル獲得ラッシュとまでは 言えませんが、今の所
まぁ～ まぁ～ のメダル獲得数なんでしょうかネ。　でも、金メダルを もっと ほしいなぁ～

タイでは重量挙げ女子48kg 級のソーピター・タナサーン選手が金メダルを獲得しましたネ。
タイ人として歴代８人目の金メダル獲得者です。　８ 個の内訳は女子重量挙げ４個、男子
ボクシング４個 となっていますが、タイで金メダル獲得は大変なことなんですヨ。　

　
　＜金メダルを獲得したソーピター選手＞

タイが初めて夏のオリンピックに参加したのが1956年のストックホルム大会ですが、その後1976年
モントリオール大会で初の銅メダルを獲得して以降、計25個のメダルを獲得しています。　種目としては
ボクシング、重量挙げ、テコンドーの三つのみです。　60年間の間に25個しか獲得できていませんからねぇ～　

こんなことが ・・・　同じく重量挙げの男子56kg 級のシンペット・クルアイトーン選手が銅メダルを獲得。　
祖母のスビンさん （82） が 孫の快挙をテレビ観戦中に倒れ、搬送先の病院で死亡が確認されてしまいました。　

　
　＜銅メダルを獲得したシンペット選手＞

メダル候補でしたから、テレビ局のカメラが入っており、歓喜にわいた現場が一瞬で悲しみに包まれる
様子を映していました。　感激のショック死かどうかは不明ですが、それほどメダルの重さを感じます …

さて、タイのスポーツ選手団 54人の先陣を切って金メダルを獲得したソーピター選手は、
金メダルを国王・王妃に献上したいと、インタビューで涙を浮かべて願い出ていました。　彼女は

早くしてお父さんを失くしており、お母さんに育てられてきましたので、タイの母の日 （12日） も
近く、素晴らしいプレゼントになったでしょう。　お父さんにもその勇姿を見て貰いたかったでしょうネ。

　

金メダル獲得でタイのヒーローになった彼女は、今回、政府から奨励金1,000万バーツが
支給される他、すでに緑茶のイチタンも1,000千万バーツ、携帯のAISが100万バーツなど

決まっており、他にも様々な企業・個人から報奨金などの申し出が殺到するんでしょうネ。　
でも自分は公務員になりたいようで、奨励金よりも重要なことだとコメントしていました。

　
　＜メダルが期待されるアリヤ選手＞

米国のAP通信が、リオ五輪のメダル獲得予想をしていて、タイは金メダルなしで、銀２・銅４の
トータル６個のメダル獲得を予想していましたが、早くも予想が崩れました。　メダル獲得予想は、

バドミントン、射撃、ボクシング、テコンドー、重量挙げに、ゴルフでアリヤ・ジュタヌガーン選手の
銅メダルが予想に加わっています。　もしアリヤ選手が金メダルを獲得したら、大変なことになるかも ･･･　

　
　＜金メダルの最有力のラチャノック選手＞

そう言えば、タイ選手 54名のアスリートの中に、女子マラソンに２名がエントリーしています。　参加
標準記録の２ 時間45分をギリギリ切ったレベルと聞きますので、上位争いは難しいと思いますが、
タイ人として初めての女子マラソン出場するということは、タイのマラソンブームの現れなんでしょうネ。

　私だけでなくバドミントンで世界ランク１位のラチャノック選手とゴルフのアリヤ選手に金メダル
獲得の期待が高まっています。　ちなみに初の金メダルは1996年アトランタ大会の男子ボクシング
フェザー級で、ソムラック・カムシン選手が獲得しています。　さぁ～　どうなりますか ･･･　　

　＜追伸＞

さらに今日 女子重量挙げでは、58kg 級のスカンヤー・シースラート選手も金メダルを獲得、
そして、ピムシリ・シリゲーオ選手が銀メダルと、タイ人選手が金・銀を獲得しています。

ボクシングが強いのは伝統的なムエタイがありますので理解できますが、
重量挙げが強いのはどういうわけでしょう ・・・