アジア各国を知る人達の間で、タイのミニバスほど危険な都市バスはない と云う意見をよく聞きます。
そう、あの緑色の小さなミニバスです。 運転が荒く急停車・急発進あり、いきなりの車線変更なんて
あたり前で危険極まりない! 古い車両が多く座席もボロボロ… 歩行者・運転手・乗客と誰にとっても
恐ろしい存在です。 乱暴なタクシードライバーでさえ気をつけます。(笑)
それが最近は、緑色ではなくオレンジやピンク色のミニバスをよく見かけるようになりました。 それは
運輸省がミニバスの天然ガス自動車 (NGV) への転換を義務づけた為なんですネ。 ただ 車両は新しく、
乗り心地は良くなったんですが、運転手は変わっていませんので、運転技術と心意気は緑色のままです。

<オレンジ・バス、運転マナーも変えてちょうだいナ!>
確か今年の2月からでしたか、タイ政府はバンコク首都圏の私営ミニバスのうち、車体が緑色の旧車両の
運行を禁止しています。 原則 現在は天然ガス燃料で車体がオレンジ・ピンク色の新車両だけが運行を
認めているんですネ。 政府は排ガス規制の強化に向け、2005年からミニバス車両の変更期間を
設けていますが、これまでに新車両への切替えが終わったのは登録されている私営ミニバス1,053台の内
600台前後なんです… 業者側は車両切替えに際し、政府の支援が約束されたが空手形に終っている、
と主張し、切り替え期間の6カ月延長を求めている最中のようです… あと何台残っているかことやら?

<この交通渋滞の中では緑のバスは見あたりません…>
そのうちに緑のミニバスは 無くなると思いますが、運転マナーも入れ替えてほしいモンですねぇ~
そう云えば、英石油大手BPの 「世界エネルギー統計2010」 から、09年の温室効果ガス排出量が
報告されていましたが、タイは世界で20位に入っており、しかも 他のアジア同様増えています。
1.中国 75.19億トン、9.1%増 6.ドイツ 7.96億トン、6.6%減
2.米国 59.42億トン、6.5%減 7.韓国 6.63億トン、1.8%増
3.インド 15.39億トン、7.0%増 8.イラン 5.40億トン、4.6%増
4.ロシア 15.36億トン、8.4%減 9.サウジ 5.38億トン、5.4%増
5.日本 12.22億トン、11.8%減 10.英国 5.29億トン、8.2%減
11.南アフリカ 4.69億トン、3.0%減 16.オーストラリア 3.87億トン、0.1%減
12.イタリア 4.35億トン、8.7%減 17.スペイン 3.39億トン、10.6%減
13.ブラジル 4.09億トン、4.2%減 18.ポーランド 3.204億トン、2.2%減
14.フランス 3.99億トン、4.5%減 19.台湾 3.203億トン、3.3%減
15.インドネシア 3.89億トン、2.5%増、 20.タイ 2.74億トン、0.7%増
世界的には、 311.30億トンで、1.1%減 (98年以降初の減) との事ですが、排出の多い中米印3国で
5割を占めます。 国のレベルを考えると タイの20位は多いですよネ。 それだけバンコクの車の数と
交通渋滞が原因しているのでしょうか? 政府もそろそろ真剣に考えなければなりません!
環境問題は、タイもこれから頭の痛い問題となりそうです。


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