甲田良美プロは2014年12月に結婚、15年10月に長男にも恵まれ、試合から離れていました。
育児に追われつつ、16年夏から本格的に練習を再開したそうです。 昨日からの続きです ・・・
18年度の出場資格を得る17年末のQT(予選会)にて、ランキング92位の資格で、下部の
ステップアップ ツアーを主戦場にしながら、今季はレギュラーツアー2試合に出場しています。
<初戦首位でインタビューを受ける甲田プロ>
再デビュー戦は ステップアップ ツアーの開幕戦「ラシンク・ニンジニア レディース」でした。
初日6バーディー、2ボギーの68で回り4アンダーで首位に。出産後 4年ぶりの復帰戦で
好スタートを切って「ママさんゴルファー、4年ぶりの復帰で初戦首位発進!」と話題にも。
千葉県の自宅近くに住む義父母に長男を預けての参戦です。“子供を置いてラウンドなんてあり
えない。義父母に感謝しかない、感謝の気持ちをプレーで恩返ししたい“ と考えているようです。
そんな中で「第51回日本女子オープン選手権」地区予選に参戦しました。地区予選はプロ、
アマ含めて106名参加する1日競技です。その中で上位21名に入って通過を果たしました。
次はレギュラーツアーの選手が多く出場し、140名中50名が通過する2日間の最終予選と
なります。そこで甲田プロは、30位タイで見事に通過し、本戦の出場権を獲得しました。
これは大変なことだと思います。
レギュラーツアーでは、佐々木慶子・土肥功留美・佐藤康子プロらがママさんゴルファーとして
活躍中ですが「日本女子オープン」の予選には参戦していません。また「日本女子オープン」は
LPGA(女子プロゴルフ協会)管轄の試合ではなく、JGA(日本ゴルフ協会)の主催によるもので、
アマチュアやジュニアを多く出場させるなど、独自の出場資格を設定しています。
レギュラーツアーに出場している選手であっても、今年の賞金ランク30位以内(8月20日現在)の
選手に限られるなど出場資格は厳しいんですネ。その資格に漏れた選手は地区予選もしくは最終予選
からの挑戦をしなくてはなりません。よって、力のある選手が参戦しますので簡単ではありません。
甲田プロは、ステップアップ ツアーの試合を控え、地区予選、最終予選、本戦すべて自宅から通える
「日本女子オープン」に狙いを絞っていたそうです。そして激戦の中、予選を通過させました。
保育園や家族に子供を預けて仕事に行く、多くのママさんと同じスタイルで、ツアーに参戦している
なんて、凄いと思いますネ。ましてやラウンド数も少ない中、予選会から勝ち上がってきたんですから。
女子ツアーは低年齢化が進み、黄金世代をはじめとした20歳前後の選手の活躍と躍進が目立ちます。
30歳前後になるとベテラン扱いされる時代になってしまいました。そんな中で、女子ゴルファー
日本一を決める「日本女子オープン」に、35歳のママさんゴルファーが予選を勝ち上がって
出場するなんて、その姿は、多くの女子プロたちに大きな希望と勇気を与えるでしょう。
トップ・アマチュアや海外からの選手も出場する同オープン。プロでも100名しか出られない
試合ですし、ママになって出場しているなんて格好いいですネ。 応援したくなりますねぇ~
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