日本のすかいらーくホールディングスは17日、2020年までにプラスチック製ストローを全廃する
方針を発表しました。廃止が世界の潮流になりつつある中、素早い対応で思い切った決断でした。
タイでもプラスチック・ゴミなどの環境問題については、比較的 速い対応をしているように思います。
タイでは6月に、南部でプラスチック袋80枚余りを飲み込んで死んだゴンドウ クジラが発見されたり、

東部海岸ではプラスチックの破片や輪ゴムなどが腹部に詰まっていたアオウミガメが保護され、
世界へ大きなニュースとして取り上げられてから、意識が急速に高まったように感じますネ。
世界でプラスティック製ストローの使用禁止が謳われる中、タイで先陣を切ったのがセントラル
グループ。今月から傘下のスーパーマーケット「セントラルフードホール」と「トップス」で、
プラスチック製からコーンスターチ製のストローに変更して、対応すると発表しています。

<コーンスターチ製のストロー>
新たな環境問題として注目されるプラスチック・ゴミ。経済協力開発機構によると、世界のプラス
チック・ゴミ発生量は1980年の6倍に増えており、海洋汚染によってコンドウ クジラやアオウミ
ガメなど海洋生物の撲滅、更に化学物質が魚介類を通して人体に入る影響も懸念されています。
プラスチック・ゴミのうち、ストローが占める割合はそれほど大きくはありませんが、消費者にも
わかりやすい例として象徴的に取り上げられており、こうした動きが企業の背中を押しています。
海の近郊、都会に関係なく、世界中の誰もが影響を受けるとして、各国で活発に議論されています。

すかいらーくHDが20年までに全店となる約3,200店で廃止するとしていますが、手始めに
12月までにファミリーレストラン「ガスト」の全店となる約1,370店で廃止を決めています。
海外では米コーヒーチェーン大手のスターバックスも使い捨てプラスチック製ストローを20年までに
全世界で廃止するとし、また米マクドナルドは25年までに英国とアイルランドで紙製に切り替えると。
先進国各国は、今後予想される国内外の規制強化に向けて先手を打った形です。これにいち早く
セントラルグループが乗ってきました。他のタイ大手デパートは驚きの声を上げたと聞きます。

<セントラル傘下のトップスでは紙袋を提供>
また、セントラル傘下のスーパーでは今月から12月の毎月3日は、ビニール袋の提供を中止しています。
買物客には自分で買物袋を用意するよう呼びかけ、袋の準備がなかった場合は紙袋を提供していますネ。
セントラルという大手グループが動いたことにより、他の企業も準じた動きになるでしょうネ。
今後はより「脱・プラスチック」の流れが、タイ全土に加速していくことが予測されます。
プラスティックの速い対応につられて、街のゴミ環境問題も急速に進むかも知れません ・・・


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