タイのイメージが悪くなる事件は 勘弁して！

　
　タイ人の15日間日本滞在なら、ノービザになって５年が過ぎようとしています。　
今年は100万人のタイ人が日本へ訪問するようになりました。　大変なスピードです。

また日本の法務省によると今年６月現在、在留外国人数の総数は263万7,251人で過去最多とか。
正式な滞在手続きを取得し日本に定住するタイ人も５万1,003人と年々増え、外国人で10番目。

　　

中国が最も多く74万1,656人で全体の28％を占め、続いて韓国の45万2,701人、ベトナムの
29万1,494人、フィリピンの26万6,803人、ブラジルの19万1,362人、ネパールの８万5,321人、
台湾の５万8,456人、米国の５万6,834人、インドネシアの５万1,881人、そしてタイでした。

これも凄い数になりましたネ。今年末はもっと増えているでしょう。因みに、日本人の
配偶者と日本に在留しているタイ人は 7,233人。永住者は１万9,899人となっています。

これだけ多くなると、日本で事件を起こして強制送還されるタイ人も多くなりますが、どうもタイの
イメージが悪くなるような事件が多くて困りますネ。先月だけでも こんな事件が３件もありました。

　

東京･豊島区のJR大塚駅前の個室マッサージ店で従業員のタイ人の女性４人に売春をさせて
いた疑いで、経営者の日本人男性と従業員のタイ人女性ら７人が逮捕されています。中国人
男性に客引きをさせ、経営者は今年の夏頃から1,400万円の稼ぎを得ていたとのことです。

群馬県太田市の「健康整体院」でも売春の疑いで、日本人経営者の男性とタイ人の女性３人が
逮捕されています。女性たちは短期滞在の資格で日本を訪れ、同院で売春を行なっていたと
いいます。　その内の１人は滞在期限が切れたオーバーステイになっていました。

　

三重県･伊賀市では、タイ人の女性３人が銀行法違反の疑いで逮捕されましたが、２人は売春防止法
違反と難民認定法違反の疑いもあるようです。一人の29歳のタイ人女性は、16年５月までの在留

期間を過ぎても出国せずに不法に滞在。もう一人の47歳のタイ人女性は、不法滞在で借金のある
タイ人女性からパスポートを取り上げ、完済までスナックで不法就労させた疑いもあるようです。

都心の新宿では多くの者が逮捕されています。23～25歳のタイ人女性４人が売春容疑で、また
経営者の日本人男性ら３人と共に、タイ人女性４人も入管難民法違反の疑いで逮捕されています。

　

この店では、オープンした昨年10月からは、40人ほどのタイ人女性が在籍。経営者は１億円程を
稼いでいたとみられています。8,000円を店に支払い、その内5,000円が女性に入る仕組みでした。

事件の背景に「タイ人がノービザで気軽に日本を訪れることが出来るようになったから」と、
言われても仕方ありませんネ。多くのタイ人の訪日に伴い不法滞在･就労も増加していますので。

　

法務省によると、2017年度は退去強制手続を執ったタイ人は2.096人、不法就労事実が認められた
タイ人は1,855人、強制送還されたタイ人は1,224人となっています。タイは３番目に多いようです。

多くなれば、日本もノービザをストップしざるを得なくなるかも知れません。「タイは遊べる
国」というイメージが、まだまだ残っていますので、このような事件が目立つのも困ったもんです！ 　　



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