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王女が首相になるかも知れない! 政治動向 10

2019年02月09日 | タイの出来ごと、あれこれ
 
 いやぁ~ 驚きました! こんな奇策 誰が予想したでしょう? これは超ウルトラCですヨ。

報道されているように、タクシン派政党の一つであるタイラクサチャート党(タイ国家維持党)は、
現在のタイ国王陛下であるワチラロンコン国王の姉にあたり、前プミポン国王の長女の
ウボンラット王女(67)を首相候補として届け出ました。これにはタイの国民もビックリです。

 

ウボンラット王女が、タクシン氏と妹のインラック前首相が親しくしていることは昨年7月、
ロシアで開催されたW杯の準決勝、イギリス対クロアチア戦を観戦している画像が流れたり
して知られています。この時も国中を驚かせましたが、当ブログでも このことは触れました。

これは一大事と映りましたが、まさか王族が政治に関わるなんて思いもよりません。
王女に政治的な思惑はなく、偶然 兄妹二人と一緒になったんだろうと思っていました。
でも もし この時から 話し合いをしていたならば、タクシン一族は恐ろしいですネ。

 

そう言えば王女は昨年、テレビ番組のメーン・キャスターなどを務めたり、自身が主催した
コンサートでBNK48の「恋するフォーチュン・クッキー」を歌いながら踊り、国民から喝采を
浴びたりと、庶民的なアピールや社会的な発言も目立っていました。身近さもPRしていました。

 

気になることはウボンラット王女自身、“今年は大きな徳を積む行ないをする” とSNSに書き
込んでいたことです。首相候補の話は、かなり前から練られた計画だったのかも知れません。

プラユット首相は昨日、軍政派のバランプラチャーラット党(国民国家の力党)の首相候補に
なることを正式に受諾しました。 各党とも3名の首相候補を届け出ることができますが、
王女が首相指名したことを受けて、プラユット首相のみを同党の首相候補としたようです。

 

しかし、首相も真っ青ですネ。首相も王女も国会議員ではなく、お二人とも出馬もしません。
新憲法では国会議員でなくても、国会議員が多数をもって指名すれば民間人が首相になれると

規定しています。政党を持たなくても自身が議員でなくても、国会議員の支持者を増やせば、
総選挙後に首相就任が可能です。自身の為の規定だったのに、他党に利用されてしまいました。

 
 <タイ貢献党一派も強いし ・・・>

タクシン派の最大規模を誇るのはタイ貢献党ですが、王女を首相候補にしたタイ国家維持党は、
同党の支部的な役割です。今回 変更された選挙制度により小選挙区に立候補者を送れば送るほど、
比例代表での議席獲得が有利になるため、党を分割して候補者を増やしたと言われています。

軍政派政党の国民国家の力党が有利で、首相にしたいナンバーワンとしてプラユット首相が
あげられていましたが、これで分からなくなりました。タクシン派が勝利したら、タイ国が
大きく揺れることは間違いないでしょう。またクーデター? 長くなるので明日に続きます。   



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3 コメント

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タクシンの野望 (日泉)
2019-02-09 10:18:46
★タイ総選挙、国王が王女擁立反対 政治関与「不適切」
タイのワチラロンコン国王は8日夜(日本時間深夜)、姉のウボンラット王女(67)による政治への関与は「不適切」とする声明を出した。王女が政党の要請に応じ、次期首相候補になることに反対する立場を鮮明にした。民政復帰に向けた3月24日の総選挙を前に、王室の中立性を重視する姿勢を示した。・・・・国王は声明で「王女は前国王と王妃の長女であり、現国王の姉だ。たとえ彼女が王族としての地位を法律上退いていたとしても、彼女は王室の一員としての地位を保っている」と指摘。「どんな形であれ政治に関わることは慣習、伝統、文化に反する。非常に不適切な行為だ」と結論付けた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41110450Z00C19A2000000/

アメージングタイランドというキャッチフレーズがありますが、タイ国は政治もアメージングであることを世界に知らしめてしまいましたね。
タクシンに洗脳されたウボンラット王女の政治関与に対し、弟である現国王が反対の表明をしましたが、現国王もタクシンに洗脳されているという評判が多いですから、額面通りに受け取っていいモノかどうか?難しいですね。
しかし、王室を担ぎ出したタクシンの執念は見事(?)と言っていいでしょう。
タクシンが首相だった時代、タクシンはプミポン前国王を蔑ろにし、タクシンは「タイの王様は俺だ」というのが本音でした。
今回の総選挙でタクシン派が400議席以上を獲得し、ウボンラット首相が実現すると、タクシンの傀儡政権が誕生します。
そうなると、指名手配中のタクシンには恩赦が適用され、タクシンは11年ぶりにタイの地を踏めることになります。
果たして「タクシン共和国」誕生をタイ国民は歓迎するのでしょうか?タイ国民の究極の民度が試される時期が来たようです。
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王女の政界進出 取り止め (TBS)
2019-02-09 20:18:12
ウボンラット王女の政界進出が中止になったようです。
首相候補と言う重大なことを王女は独断で決めたんでしょうか?
もしそうだとしたら、いくら、タクシンに誑かされたといっても、王女の浅墓さが世界中に知れ渡ってしまいましたね。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190209-00000043-jnn-int
返信する
日泉さんへ、TBSさんへ (nagaichi)
2019-02-12 18:45:55
情報とご意見をありがとうございました。
素早く一件落着して良かったですね。
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