ワチラロンコン国王陛下の新年のお言葉は ・・・

新年にあたりワチラロンコン国王陛下の国民への新春祝辞の挨拶が 今年もありました。
国王陛下の祝辞は、タイのほとんどのテレビ局で大みそかの夜に放映されます。

昨年の王室は、69年ぶりの国王戴冠式、そして政治では８年ぶりの総選挙によって
実現した５年ぶりの民政移管があり、今年は 新時代の幕開けとなりそうなタイです。

　

ワチラロンコン国王陛下から国民へのメッセージを要約すると、“国民が幸せになり、優しい
心を持つことを望む。そして過ちから学ぶことで自己啓発に努めるよう” 求められました。

また、”何をする場合でも失敗はつきものであるが、失敗の原因を突き止めて失敗を繰り
返さないようにすれば、賢い社会を作り上げることが可能になる“ と述べられました。

テーマは「失敗から学め！」となるんでしょうネ。タイの国民に、失敗から学ぼうという呼びかけは、
素晴らしいと思います。　どうしても失敗や過ちを繰り返す国民には、励みとなるメッセージです。

　
　＜年賀には王室として新年を祝する、仏暦2563年。と …＞

そう言えば、ワチラロンコン国王（67）は昨年５月、スティダー陸軍大将（42）と正式に結婚され、
スティダー大将が王妃になったことも公にしています。スティダー王妃は、タイ国際航空の元客室
乗務員で、2016年12月に陸軍大将に任命されていました。　もう一つ、こんなこともありました。

長く側に尽くさせていた女性に公的側室という称号を授けました。しかし、数カ月後には その
称号をはく奪し、地位も名誉、更に与えられていた金銭も無くさせ、王宮から追放しています。

　　
　＜ワチラロンコン国王とスティダー王妃＞

その後、女性の消息は、まったく不明です。実際には第二夫人となるのかな。　100年以上
前には、公に第二夫人という存在はあったようです。　ですが、現代社会のタイは、法律で
一夫一妻制とされていますから、公的側室という苦しい呼び方をしているんでしょう。

深いことは分かりませんが、８月12日のシリキット王太后生誕日には、王太后をワチラロンコン
国王と新妻となったスティダー王妃、国王の妹のシリントン王女、ジュラポン王女らが囲み、誕生日を
お祝いする様子の写真を公開しています。最近では王太后の写真を公開するのは珍しいことです。

　
　＜87歳になられたシリキット王太后＞

このようないくつかの出来事を鑑みると、今年のワチラロンコン国王陛下のお言葉は意味深な
呼びかけです。王室は勿論、ワチラロンコン国王陛下が、女王陛下と仲睦まじい生活をされて

いる光景の写真は、国民に安心感を与えられるでしょうからネ。あえて、このような写真を公開した
のかも知れません。　いずれにしても、今年もタイ国が素晴らしい年になることを願ってやみません。 　　


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