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大麻での受刑者が釈放され始めているけど大丈夫かな?

2022年06月10日 | タイの海外安全情報

 昨日 タイ国では、大麻の一部(テトラヒドロカンナビノール = THC )の割合が、重量の

0.2%を超える抽出物を除き、麻薬処罰法の「第5種麻薬」から除外する事が、保健省令から

 

発効され、大麻の栽培が合法となりました。大麻に含まれる有害成分THCは、幻覚作用や

記憶への影響、学習能力の低下等をもたらしますが、0.2%を超えると麻薬指定となります。

 

最近までメディア報道では、“栽培は合法でも娯楽目的での大麻の吸引は、依然として違法と

なり、違反すれば逮捕されることになる“ と伝えられていました。が、昨日の報道などでは、

 

“家の中で大麻を吸っている者が逮捕されることはないが、公の場で吸ったり、大麻喫煙が

周りの人々に迷惑になる場合は、罪に問われることになる” との忠告に変わってきましたネ。

 

政府は2019年から大麻の合法化を段階的に進め、昨日 保健省令から発令されましたが、

生産・販売・医療目的での利用、乱用防止など大麻関連法の整備が、まだ完了しておらず、

野党や一部の有識者と医療関係者から、“グレーゾーンが残る”、と指摘されています。 

 

いずれにしても、自家用の大麻の栽培は許可を取得しなくとも、タイ食品薬品委員会の

ウェブサイト、または専用アプリでの登録制となりました。解禁初日の9日には、アプリ・

サイトに10万人以上がアクセスした為、殺到してシステムが一時ダウンしたようです。

 

大麻が違法薬物リストから外され、家庭で栽培することが可能となりますが、ただし、

商業目的で栽培する場合、目的別に、食品法、化粧品法などに基づく認可が必要です。

 

吸引については、どこまでが公、公共の場か不明ですが、タイ警察は警察で「公共の場での

大麻吸引を公衆衛生法違反で禁止する」姿勢を取っています。違反した場合は、最大2万

5,000バーツ(約97,000円)の罰金、三カ月以内の禁錮が科されるとしています。

 

懸念されるのは、大麻の合法化に伴い、大麻関連で服役していた受刑者4,200人以上が

釈放されることです。既に釈放が始まっていますが、大麻関連事件に関する進行中の

 

捜査と逮捕状も取りやめ、取り下げになるといいます。政府は大麻の合法化により、

大麻を使った医療、化粧品、食品などによる経済効果を期待していますが、それ以上に

受刑者を中心に大麻中毒が氾濫し、社会問題化するのではないかと心配しています。  



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2 コメント

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麻薬防止対策 (新井)
2022-06-10 15:56:36
タイ語でヤーバーというと、大麻も含むのでしょうか?
そして、夫々の効用は似たようなものなのでしょうか?
であれば、麻薬の流通を鈍らせることができる。
甘いかな?私の考え。
返信する
新井さんへ (nagaichi)
2022-06-12 15:42:53
大麻はヤーバーではありませんが、タイの麻薬問題は永遠のテーマで、
国境が陸続きである限り、解決は難しんでしょうね。
返信する

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