イングランド・プレミアリーグで大方の予想を覆して、創立132年目で奇跡の初優勝を成し遂げた
レスターシティFC。 昨日 オーナーの母国であるタイ・バンコク市内で凱旋パレードを行ないました。
今回の優勝で、オーナーであるウィチャイ・スリワッタナーブラパー氏がタイ人で、スワンナプーム
国際空港などで、必ず目にする免税店、キング・パワー社の最高経営責任者 (CEO) であることは、
日本でも知られるようになりました。 タイ人富豪のひとりですネ。

レスターの選手らは18日朝にファンと交流するために、英国からタイに凱旋帰国し、空港で
大歓迎を受けました。 初優勝に貢献した岡崎慎司選手 (30) も 嬉しそうでしたネ。
ユーロ2016で各国代表に選ばれている主力メンバーは来れませんでしたが、同じアジア人というより
日本人ということもあるのか、岡崎慎司選手は主役扱いだそうですヨ。 これは我々も嬉しいですねぇ~
岡崎選手は、「これから色々なご褒美があるか わからないけど、歓迎されるのは、凄く嬉しい。
みんなと、喜びを分かち合いたいと思う」 と語っていましたネ。 岡崎選手一行はタイに約1週間
滞在し、リゾート地のプーケット島で、今シーズンの疲れを癒やす予定だそうです。

<昨年の資産額は26億ドルでタイで六番目、世界長者番付714位のウィチャイ氏>
昨日は、凱旋パレードの後、オーナーの意向で王宮を表敬訪問しましたが、肺の炎症などの
症状で入院中のプミポン国王には会えませんでしたが、早期の完治を願う署名を行ないました。
プレミア・リーグとその一つ下のチャンピオンシップ・リーグを行ったり来たりのチームで、
昨年は14位、何とかプレミア・リーグに残留できたチームでしたから、オーナーのウィチャイ氏
自身、レスターが優勝するなんて予想もしておらず、驚きと戸惑いが隠せないようです。
ここでタイらしい話が浮かび上がっています ・・・ 噂ではなく本当に思っているといいます。

なぜ弱小チームが、今年はこれほどの大躍進をなり得たか? サッカー評論家は様々な分析を
していますが、タイ人の分析は 「僧侶による祈祷にある」 というのです。 タイらしいですよネ。
ウィチャイ氏がよくお参りやタンブン (功徳を積むこと) をするバンコクのワット・トライミットの
僧侶にレスターの勝利を毎日祈願してもらっていたというのです。 ワット・トライミットは、別名
黄金仏寺院 といわれ、市内や寺院観光には 必ず 入っているお寺ですから日本人にも有名です。

今期の初めにも、ウィチャイ氏が僧侶に依頼し、選手たちやチームのシンボル・マークに
お祈りをしてもらっています。 だからレスターが奇跡の初優勝を成し得たのだと ・・・
「この僧侶による祈祷がなければ、優勝はなかった」 と、私のタイ人の友人も本当に真顔で
言っています。 確かに日頃から、タイ人の祈願力というのは噂には聞いていますが、ここまで
信じているとは、私のように神や仏の祈祷を余り信じない者には驚きです (苦笑)。

当の僧侶たちは、「私たちは 祈願はしたけれど、優勝したのは選手の実力だ」 と
謙虚なコメントをしているのが救われます。 皆さんは信じます?


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