石清水八幡宮(京都府八幡市)で、江戸前期に茶人小堀遠州が手掛け、山腹のがけ面にせり出した「懸造り」と呼ばれる構造の茶室跡が見つかり、八幡市教育委員会が4日、発表した。
懸造りは清水寺(京都市)本堂の舞台に代表される建築様式。地面から床までの高さは最高で約6・5メートルあったとみられ、同市教委は「これほどの高さがある茶室が確認されたのは初めてではないか」としている。
茶室は、松花堂弁当の名前の由来となった同八幡宮の僧、松花堂昭乗が暮らした宿坊「滝本坊」の一角。1630年ごろ完成し、「閑雲軒」として名高かったが1773年に焼失した。
閑雲軒は、親交があった昭乗から相談を受けた遠州が設計したとされる。立体的な間取り図の「起こし絵図」や茶会記が残され、広島県内のリゾート施設に復元されている。現地説明会は6日午前10時から。
(http://www.47news.jpより転載)
石清水八幡宮には独身時代に友人と、十数年前には家族4人で初詣に行ったことがあります。
現説にはきっと大勢の方がつめかけるでしょうね。
いろいろ教えていただいてありがとうございます。
きっと取り上げられると思っていました。
当地の信濃毎日新聞では一面の真ん中に掲載されていました。
空中茶室といえば茅野市出身の藤森照信先生がよく作っていますが、
昔も今も浮世離れした感覚を取り入れるのが一つの方法なのでしょう。
手元の資料に少々詳しくありましたのでご紹介します。
別冊太陽「小堀遠州 綺麗さびのこころ」92ページから、
中村昌生先生の解説が掲載されています。
「起こし絵図」や茶会記を見たいですね。
記事によると広島に復元されているようで
実見してみたいです。
ご教示ありがとうございます。
別冊太陽「小堀遠州 綺麗さびのこころ」・・・
確か持っているはずですが・・・見当たりません・・・。
考古学っていろいろな知識が必要・・・とあらためて実感(笑)。
慶雲3年(706年) 役行者が修験道の行場として開山され エィッ! と 印を結んで断崖絶壁に投げ入れたというお堂。
人は 遙か彼方を見渡せるような場所に やっぱり居たくなるのでしょうね。。。
コメントありがとうございます。
わたしは山寺の五大堂を思い浮かべました。
わざわざこのような所に茶室を建てよう!と思うのは
宗教的な思い入れもあるでしょうけど
空中に浮かんだ気分でお茶を飲みたい!
という遊び心もあるのでしょうね。